無力の王
「あなたの心はこじ開けられて全開していて、踏み込む者から与えられる痛みで狂わないように、痛覚を鈍くしておられた。我はそれに気づかずに……痛覚だけを正常に戻すような真似をしてしまいました」
心を閉ざした幼い王に、美しい巫女が伝えた死者の愛情。
救いになることを願って告げられたそれは、沈殿していた心の毒を舞い上げ周囲にふりまいていく。
【作者的ポイント↓】
(昔、読んでもらった友人に主人公の殺意を否定されながら泣かれたのが弟殺しの【三話】)
(圧倒的☆仕返し回が【七話】)
(「このエピソードの必要性を感じない」と知り合いに云われたのが【六話】)
心を閉ざした幼い王に、美しい巫女が伝えた死者の愛情。
救いになることを願って告げられたそれは、沈殿していた心の毒を舞い上げ周囲にふりまいていく。
【作者的ポイント↓】
(昔、読んでもらった友人に主人公の殺意を否定されながら泣かれたのが弟殺しの【三話】)
(圧倒的☆仕返し回が【七話】)
(「このエピソードの必要性を感じない」と知り合いに云われたのが【六話】)
1《血溜まりに片足を浸した王子は》
2019/01/15 06:28
2《一位巫女は泣き出しそうな顔で首を横にふった》
2019/01/15 06:55
3《黒い瞳をぬらす涙は動かない》
2019/01/16 01:03
(改)
4《幼い王子の肩を抱いてその母は》
2019/01/16 01:21
5《息子は少しはにかんで母へ》
2019/01/16 06:48
6《私は何もしていない、と女は語った》
2019/01/16 07:49
7《その者を王は『無力の王』と呼ばせた》
2019/01/17 02:20
8《心の痛覚》
2019/01/17 08:09
9《そこにある、天罰》
2019/01/20 17:05