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オリジナルオンライン−唯一無二のその力で−  作者: 井上狼牙
第二章 交錯する各々の意志
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第49話 枯れた明星

「おいリュウ!起きろ!いつまで寝てるんだ!もう夜が明けるぞ!」


「夜明けってまだ起きる時間じゃねぇだろ……」


 昨日と同じように喧しく喚くキシンに起こされる。

 固い地面の上で寝ていたせいか、頭が重い。

 明らかに寝不足だ。


「まぁ8割がたお前のせいだけどな……」


 少し遠くで跳ねながらこちらに手を振るキシンを睨みつけながら呟く。


 上を見上げなくても見える空は、まだ闇の色が濃く残っている。

 登り始めた太陽がその頭を少しだけ出しているが、それでも時間的には夜だと考えて間違いないだろう。

 昨晩、俺がキシンと見張りを交代してから3時間程しか経っていないのではなかろうか。


「そんな眠そうな顔をしてないで、こっちに来てみろよ。ここまで登って来た目的を忘れたのか?」


「目的……」


 重い頭を振って考える。


 迷い続けて最終的にここまで登って来た目的。

 それは即ち――。


「高いところからなんかを探すため……だよな。見つかったのか」


「ああ、とりあえず行くべき場所ははっきりしたぞ」


 その言葉に、岩の淵にいるキシンの隣に立って山岳エリアを見下ろす。

 高いところとは言え、ここより大きな岩などこのエリアにいくらでもある。

 だから、大して見通しが良くないのは分かっていた。

 それでも――。


「こりゃあ……あそこに向かう以外選択肢が思いつかねぇわな」


 仄かな日光に照らされて姿を現した光景。

 今いる岩の2倍の大きさはあるだろう異様な物体。


 他とは一線を画した巨大な岩が、天を衝き堂々と屹立していた。


「ははっ…距離感が分かんねぇな。どれだけでかいんだ、あれ。」


「あそこに何かあるのは間違いない。行くぞ!リュウ!」


 叫び、走り出すキシン。

 結局一度も使わなかったと思しき石炭岩をアイテムウィンドウに放り込んでから俺もそれに続く。


 カルカに帰還するまでには、まだ少し時間が掛かりそうだ。






「俺はてっきり中にすっぽりダンジョンの一つでも収まってるもんかと思ってたんだが……」


 太陽が移動して方角が分からなくなる前に移動しようと全力疾走した結果、俺たちはさして時間を掛けずに件の大岩まで到達することができた。

 元々モンスターとの遭遇が少ないエリアだ。

 目的地が分かっていれば、移動するのは容易かった。


「まさかこうなってるとはなぁ」


 だが、全力疾走の果てにこれが待っているとは予想もしていなかった。


 俺の目の前にあるのは、大岩そのものの入り口であるかのように設置されている門。

 そして、その門の内側に揺らぐ青く光る膜だ。


「ボスゲート……こんなところで見つかるとはな」


 ゲートを見上げて短く嘆息。

 このゲームにおいてボスに関しては分かっていないことが多いが、今までは一つのエリアに一つボスゲートがあったのだ。

 この場所にボスゲートがあることも想像して然るべきだった。


「仕方ない。他の手掛かりを探すか……おい、行くぞキシ――お前、何やってる?」

 

「ん?」


 首を横に向けた俺が見たのは、今にもボスゲートに触れようとしているキシンの姿。

 その姿には一切の躊躇が感じられない。


「何って…ボスに挑戦する以外にあるのか?」


「いや、お前、マジかよ……」


 初見のボスに二人きりで、しかも一人は矢も何も持っていないこの状態で挑むつもりか?

 そんな俺の考えを察したのか、キシンがふっふーん、と得意げな顔をしながらアイテムウィンドウを操作する。

 キシンの手に現れたのは、簡素なこげ茶色の矢筒と、そこから顔を出す十数本の矢。


「この矢……」


「ふっふっふ。夜のうちにトレントの枝を削って作っておいたんだ。数も少ないし究極の粗悪品だけど、そこはこいつで調整していくよ」


 矢筒を背負うと、右手で空中に素早く黄緑色の円を描く。

 そこから発生した風が、二人の髪を静かに揺らした。


「いや、いくら何でも……たった二人だけで初見のボスと戦う上に、死んだら何処かも分からないあの滝からやり直しなんだぞ?それに――」


「リュウ」


 ――お前の兄さんのことを忘れた訳じゃないだろ?


 その言葉は、静かなキシンの呟きに阻まれる。

 知らない内に動揺していた俺は、微笑むキシンを見て口を閉ざすことになった。


「君が兄さんの遺した言葉を見てどう思ったのかは分からないし、きっと君にしか分からないようなこともあったんだと思う。でも、それは僕には関係ないことだ。兄さんが消えたことも、この先のエリアにその原因があろうとも、僕には関係ない。僕は自分の目的を達成することを第一にすると決めたんだ」


「…その目的ってのは?」


「兄さんの遺志を継ぐこと。兄さんが消えたからとか、そんなことは関係ない。僕自身がそうしたいと思ったからそうするんだ。この世界の意味を、僕たちがこの世界に閉じ込められた意味を知りたい。その答えがこの先にあるのかもしれないなら、僕は退けないよ」


「結局兄さんじゃねぇか……」


「何か言ったか?」


「何でもねぇよ」


 キシンの迷いのないツンデレに思わず苦笑する。

 とは言え、その言葉に感じ入るところがあったのも事実だ。

 やると決めたことから逃げていては、命より大事な物を失うだけだ。


「分かったよ。ここでお前に死なれたらここまでの俺の苦労が水の泡だ。俺だって、何かが起きるまでのんびり待ちに徹するつもりはないしな」


「そうか。君も来ると言うんなら止めはしない。何かがあっても君の責任だからな」


「分かってる。……そう簡単に負けるつもりもねぇしな」


「僕は断然、勝つ気だぞ」


 一瞬、お互いに視線を交換し、前に向き直る。


 俺とキシンの手がゲートの膜に触れたのは、ほぼ同時だった。








 ボスエリアに入ると同時に視点が切り替わる。


 OOでの数少ないゲーム的要素、ボス戦前のムービーが始まったのだ。

 ムービーと言っても視点を変更してエリアを飛び回るだけの簡単な物だが、大戦が始まる前の精神集中時間、そして初見のボスの観察時間としては非常に役に立つ時間だ。


 視点は、ドーム型のボスエリアの頂点から始まった。

 外側から見えたあの大きな岩の中丸ごとがボスエリアとなっているのだろう。

 天辺から下向きに始まった視点が、このエリアの大きさを如実に伝えて来る。

 そして、ドームの中心を貫くように一本の木が生えていた。

 いや、貫くという表現は正確ではない。

 巨大なドームを埋め尽くすように、一本の巨大な枯れ木が鎮座している。

 葉は生えておらず、巨大な幹と枝だけがその姿を残していた。

 それは、盛期を終えた巨樹。

 これから朽ちて、消えゆくだけの一本の大樹だった。


 視界はドームの壁際に螺旋状に設置された通路を滑るように飛び、下降を開始する。

 静かな回転。

 ドームの巨大さゆえに、長い時間をかけて螺旋通路を下り切った視点の先に、武装した二人のプレイヤー、俺とキシンが姿を現す。


 そこで視点が戻った。

 静かなドームの中、巨大な枯れ木を前に、立ち尽くす俺とキシン。


 その視線の先で、大樹が目を見開いた。


 眼球がある訳ではない。

 落ち窪んだ眼窩には何もない、

 それでも、僅かに感じる視線にはこちらを威圧する何かがあった。


 次いで、大樹の根本付近に巨大な亀裂が現れる。


 声は発せられなかった。

 ただ大樹が仰け反り、大きく口を開き、全身を震わせただけ。

 次の瞬間、ドームの壁という壁、地面という地面から尖った枝が生え、空間を埋め尽くした。

 俺たちが居る場所を除いて。


「はっ……!」


 これはあくまでムービーだ。

 ボス戦を盛り上げるだけの過剰な演出に過ぎない。


 そうと分かっていても、口の端に笑みが零れた。


「上等だ……!」


 巨大なトレントのボス、ウィザー・ルキフェルとの戦いは、こうして始まった。







 

「うおおおおっ! でっけーっ!」


 ドームの中の唯一の行動可能エリア、螺旋通路を疾走しながらキシンが感動の声を上げる。


「うるせぇ! あれを倒さなきゃいけないんだぞ! ちょっとは集中しとけ!」


 壁に接する形で設置してある螺旋通路は、ドームの天辺付近、即ち巨大トレントの頭頂部まで延々と続いている。

 とは言えエリアに一本の通路しかないのかと聞かれればそうではなく、縦に一定の間隔を空けて道幅2m程の階層が出来上がっている。

 つまり、階層構造をしたドームの一つ一つの階層を螺旋状の通路が繋いでいて、中央の吹き抜け部分に巨大なトレントが鎮座しているということになるのだ。

 それはつまり――。


「きたきたきたぁ!」


 トレントが一本の枝を腕のように振りかぶり、大きく振るう。

 直径30cm程もある丸太がムチのようにしなり、咄嗟にジャンプした俺たちの下を盛大に薙ぎ払った。


「うひょー、危ないな!」


 そう、巨大なトレントに対して、俺たちに与えられた行動範囲は極僅か。

 それはつまり、このドームの中全てがトレントの攻撃範囲と言うことになる。


「……嫌な感じはしないな。まだ奴らの接触はない……か?」


 バジリスクの時に嫌と言うほど感じた粘つくような殺気は感じられない。

 曖昧な感覚に頼ってばかりも居られないが、少なくとも今すぐの殺し合いはないのだと安堵する。


「こいつはただのボス。なら怖がることはないな。こっちのHPが0になる前にぶっ潰す。それだけだ!」


 叫び、突き込まれてきた枝を躱す。

 奴が声を発さないことと、この静かなエリアのおかげで枝の動きが良く分かる。

 しかも敵の場所は分かり切っていて動かないのだから、躱すことはそう難しくない。


 勿論、敵の操る枝が両腕代わりの2本だけであるならば、だが。


「おいおいおい」


 ユラッ、とトレントの周囲が揺らめいたかと思うと、トレントの腕と似たような見た目の枝がいくつも姿を現す。

 その数、およそ30本。


 恐らく、多人数で挑戦した時にはこれらの枝一本一本が各プレイヤーを狙い、実にいやらしい働きをするのだろう。

 だが、今ここにいるプレイヤーは二人だけ。

 どこに攻撃が行くのかは分かりきっているが当然、一人ひとりが担当する枝の数は相当な量に上る。


 その幾本もの枝が、次々と突き込まれてきた。


「ちっ! この! 猛攻の! 中じゃ! ……っ! 攻撃するのも簡単じゃねぇな!」


 直径30cmの枝30本が、身長170cm程の俺の身体に同時に降り注いでくることは有り得ない。

 だが、間を空けながら調整しつつ的確に枝を突き込まれては、こちらも回避に徹せざるを得ない。

 走り、跳び、身を捻り、時折下の階層に飛び降りて枝を躱し続ける。

 この環境だからこそできる[身体異常]をフル活用した芸当だ。

 躱すついでに枝を殴ってもみるが、返ってくる感触はあまり芳しくない。

 枝の末端部が堅いのか、単純に防御力の高いモンスターなのか。

 少なくとも、回避しながらの俺一人の攻撃では限界があっただろう。


「だからこその、時間稼ぎだけどな」


 そう呟いた瞬間、視界を赤い流星が切り裂いた。


 俺の居るところよりも数段高い階層から放たれた一矢が、複数の赤い魔法陣を通過することによって炎を纏い、威力を増して飛翔する。

 出会い頭に俺に放った数発とはまるで違う、全霊を込めた一撃がトレントの左目へと吸い込まれ、その眼窩で爆発した。


「ふふふ。見たかリュウ。矢さえあれば僕はこれほどの力を発揮することができるんだぞ!」


 こちらに向けて言ったわけではないのだろう、[聴覚異常]によって聞き取れた呟きが煩わしい。

 だが枝による攻撃を中断し、大口を開けて震えるトレントを見れば、そんな苛立ちも収まる。

 キシンのあのスキルの詳細は分からないが、それなりの時間をかけて威力を増幅しただけあって、かなりのダメージを与えることができたようだ。

 だが、キシンの矢数はそう多くない。

 あいつの矢が尽きてからが、本当のボス戦になるだろう。






「お、らぁ!」


 三本の突きを躱して地面に降り立ち、目の前の胴体に一撃加えると同時に飛び退いて、降ってくる枝を躱す。

 螺旋通路を上っていくことで次々と振るわれる枝を躱し続け、前方を塞いだ枝をぶち破って通過。

 触腕へのダメージに怯んだタイミングで再び上方から流星が放たれ、トレントにダメージを蓄積していく。


 ボス戦開始から十数分が経過している。

 その間に放たれたキシンの矢は11本。

 恐らく、そろそろ矢がなくなる頃合いだろう。


「よっと」


 枝を躱し、再び地面に降り立つ。

 キシンがダメージを与え続けていればトレントの攻撃もキシンに向いてしまい、魔法陣を作ることができなくなってしまう。

 それを防ぐためには逐一ダメージを与え、トレントのヘイトを稼がないといけない。

 とは言え、螺旋通路を上っていけば必然的にトレントにダメージを与える機会も減る。

 となれば、至近距離で鞭の猛攻を浴びる危険性があると言えども、こうして地表から攻撃することは悪い手ではないだろう。


「お?」


 そんな思考と共に殴りながら回避を続け、12本目の矢がトレントへと直撃したところで、トレントの動きに変化が生じた。

 爆炎と共に仰け反るのは先ほどまでと何も変わらない。

 だが、トレントの周囲の枝と、悲鳴の声を形作る口元の亀裂だけが明らかに異なっていた。

 ユラユラと枝が奇妙な動きをし、亀裂が限界まで開かれ――。


 ――全身から赤いオーラを立ち昇らせるとともに、トレントが全ての枝を地面に突き刺した。


「やべっ!」


 その行動と、次に訪れるだろう事象を予測し、全力で飛び退く。

 俺の足が螺旋通路の上に乗るのと――。


 ――30本の枝全てが地面から突き出るのは同時だった。


 地面から突き出す枝の被害は通路にまでは及んでいない。

 恐らくこの攻撃は、地面で楽な戦いをするプレイヤーに向けて送られた餞別だろう。

 そう簡単に攻略はさせてくれないわけだ。


「キシン! 地面には降りんなよ! 降りた瞬間串刺しで滝送りだ!」


 あいつが地面に降りることはないだろうが、念のために呼びかけておく。

 遠くでキシンが頷いたのを確認すると、改めてトレントに向き直った。


 枝は地面に穴を残すことなく消え、再びユラユラとトレントの周囲で揺れている。

 恐らく土系統のスキルで攻撃してきたんだろう。

 となれば、地面の近くに居ては予想外の攻撃に対処できなくなるかもしれない。


 そう判断して、螺旋通路を駆け上がる。

 追撃に少し速度が増した突きをいくつも放ってくるが、大した変化のないその攻撃が今更当たるはずもない。

 背後に突き刺さっていく枝を尻目にどんどんと上の階層を目指し――。


 ――ふと違和感を感じた。


 背後の枝が、戻らないのだ。

 今までは突きを放ち、外れたら再び引き戻して突きを放ち、の繰り返しだったのが、今回は外れた突きが戻っていくことがない。。


 いや、あれが突きではなく、壁に枝を突き刺す行為だとしたら?

 そして俺はさっき言ったはずだ。

 土系統のスキルを使ったんだと。

 ならば注意すべきなのは地面だけでなく――。


 ――そこまで考えるのと、真横の壁から幾つもの枝が飛び出してくるのは同時だった。


「く、そっ!」


 回避もままならず、ただ反射的に腕で顔を覆うことしかできない。

 次の瞬間には、螺旋通路の上から軽々と吹き飛ばされていた。


「マズイマズイマズイ!」


 ダメージはそれ程大きくない。

 だが、下に待ち構えるのは地面だ。

 既に壁から飛び出してきた以外の枝は地面に突き刺さっている。

 このままでは下に落ちた瞬間串刺しだ。


 いや。


 いや、待てよ。


 枝が突き出してくるのは地面だけだ。

 とは言え、当然地面に着地してから螺旋通路まで走るだけの余裕はない。


 だが、あるじゃないか。

 枝が突き出してこないと確信できる、恰好の場所が。


 集中だ。

 集中しろ。

 チャンスは…一瞬だけだ!


「[放撃]!」


 足を下にして[放撃]を使いながら着地して衝撃を吸収。

 その次の瞬間、地面から枝が突き出してくる。


 口元の亀裂を大きく開けて仰け反るトレント。

 枝を地面に突き刺したのが同時ではなかったからか、地面から枝が出て来るタイミングにも若干のばらつきがある。

 それを見極め、一瞬でも枝が出て来るのが遅い場所を選択。

 知覚する暇もなく殆ど反射的に足を運び、目的の場所まで瞬時に移動し――。


 ――地面が、突き出した20数本の枝で埋め尽くされた。


「リュウ……?」


 キシンの呟きが、静かなボスエリアに反響する。

 事の一部始終を見ていただろう彼女の言葉への返事はない。


 どうせ返事をしても、ここからあの高層まで声を届けることはできないだろうから。


「ふぅー、助かったー」


 暗闇の中、思わずため息を零す。

 咄嗟に思いついたこととは言え、よくもまぁこんな雑な作戦を実行できたものだ。


「舌もない歯もない。声も出せないとなれば、ホントに飾りだけの口だわな」


 そう、今俺が居るのはトレントの口の中。

 あの枝の猛攻を避けるには、どうにかしてこの空洞に入り込むしかなかったのだ。


「……ん?これってもしかして……」


 枝を口の中に生やすことはできない。

 口としての役割を果たしていないので磨り潰すことも消化することもできない。

 穴があるとすれば、口を開ければ一応攻撃が届くという事だろうか。

 とは言え――。


「究極の安全地帯、発見……だな。」


 バカでかいトレントは口の広さもバカでかい。

 頑張って枝を口の中に入れたところで、避けるのは容易だろう。


「後は外のキシンが死なないように祈るだけか。とは言え、攻撃しまくればターゲットは俺になるんだから……」


 言いながら足元を見つめる。

 ここを殴り続ければ、トレントはいずれHPを0にするだろう。


「……そんじゃあな。悪いが、無念を抱えて肥料になってくれ。」



 こうして、巨大なトレントのボス、ウィザー・ルキフェルは呆気なく地に沈むことになるのだった。

 

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