だけどあなたなんか全然好みじゃないし
Attention! この話には水城の士官先生のところの北村一秋さん、深沢義龍さん、赤峰さんが登場します。
特に北村一秋さんについては、淡が勝手にキャラ崩壊させています。すみません水城の士官先生お腹を切ってお詫び申し上げますorz
十六日目。
朝起きたら軍人さんがベッドの下に転がっていました。
どうしよう。
「千早、逃げろ」
「は?」
「不審者がいる」
「は?」
「だから危ないんだって」
「は?」
そろそろとベッドから起き上がると、見事にロープでぐるぐる巻きになっている軍人さんがいました。しかもなんか変な縛り方で。
「おーう。起きたか少女ー?」
「少女?!」
ドアの向こうで大笑いする白衣を着たお兄さん。誰?
軍人さんを見たけど、黙って首を振るだけだった。
「誰ですか、あなた」
「えー? 義龍から聞いてない?」
「……? 知りませんけど」
義龍さんの知り合いか何かだろうか。お兄さんはにやりと笑う。
「そうなんだー。ちょっと悲しいかな。私は北村一秋。とりあえず少女。こいつを借りるぞ」
ロープを引っ張って軍人さんの上体を起こす。
軍人さんを軽々と……って、どんだけ筋肉あるのあの人?
北村さんは軍人さんを見下ろして言った。
「くっかっかっかっか。君、夜這いはよくないね。ということで、亀甲縛りにしてみました~」
「こんな屈辱的な縛り方、見たことないんだけどなァ」
自分の体を眺めながら言う軍人さんに。北村さんはいやな笑いを浮かべた。なんというか、腹黒そうな。
「それはね、日本の文化だよ。こんなプレイ、どこの国にもないだろう? ん? ナチ党くん?」
「何のプレイなのか見当もつかないよ。とりあえず離してくれないかなァ? 動けないんだけど」
「駄目だ。君には私の実験台になってもらう。どうだい少女、君の寝込みを襲おうとした彼にちょっとだけお仕置きを……」
「殺っちゃってください☆」
私の了承で、北村さんは軍人さんをずるずると引っ張って行った。
しばらくして、軍人さんの抵抗する音と北村さんの高笑いが聞こえてきました。
「少女よ、モルモットを持ってきたぞ!」
「君ねェ……」
ハイな北村さんとローな軍人さん……のような、誰か。明らかに何か違うけど。
とりあえず縛られてはない。と思う。
「何したんだい、俺の体に」
「おにゃのこ化だぜ☆」
「えぇええええ?!」
「というかナチ君、君軍人じゃないのか?」
「何か文句でも?」
「いや、その割には貧弱というかなんというか……。何で一科学者に捕まるのかなーと。軍人なんだろ、君」
北村さんもっと言ってやってください。
「しょうがないね。俺は軍医で後方部隊だしー」
「私と同じかー」
にやり。
「は? 君も軍人なのか?」
「まあ、一応な。というかその恰好で睨まれても怖くもなんともないんだけどな」
「は?」
「軍人さーん。あなた今女性ですよ……」
「へー……」
と言いながら、軍人さんは自分の胸を鷲掴んだ。むにゅ。
ぼぼぼぼボリュームが違いすぎる。
「上だけあるのかも」
とか言って、下をのぞく。やめてください。
「女になってる」
さっきと変って顔が輝いてますよ。
「初体験♪」
「順応するんだ、おまえ……」
北村さんが、呆れと称賛が入り混じった表情で言う。
その後、北村さんは何を思ったのかにやりと笑って、
「はーいこっち向いてー」
「ん?」
カシャ。
「証拠~」
「……消してくれるかな。いや、俺に一枚差し出してから捨てろ」
「だが断る」
「よし、そこに直れ」
キレかかってる軍人さん。私のベッドの下からごそごそと何かを取り出した。
「もしもの時に使えるかと思って」
言いながら、銃らしき何かを取り出して構えた。拳銃よりはるかに大きい。
……ってなんでそんなもの私のベッドの下に?!
「そんなもの撃ったら捕まるよ、君。ここはどうやら現代日本らしいし」
「撃たないでくださいね。家を壊さないでくださいね」
「うん、ごめん☆」
「……北村さん、軍人さんをどうにかできないんですか?」
北村さんは首をかしげて、
「なんで?」
と言った。
「私が悲しくなるからです」
軍人さんは外国の人だから……ほら、それなりに大きいわけで。それなりにというか爆発的に大きいわけで。
「あー……サイズの問題か」
「ちょっと黙りましょうか」
「よし、小さくしよう。君、ちょっと来て」
「俺このくらいが好きだから」
自分で言っちゃったよこの人。
大きい人にはわからないんだ、小さい子の気持ちが……。
「胸こっちに持ってこい」
「その言い方やめてくれません?!」
「はっはっはっは! 誰か知らんが危ないぞー!」
どかーん、とばかりに北村さんに突っ込んできた影。
「誰だ?! ……って義龍か」
背中をさすりながら起き上った北村さんと、
「お前なあ、お前がいなくなってからなぜか知らんが赤峰が暴走してな……」
……深沢さん。お久しぶりです。
「義龍~……」
赤峰さん、顔真っ赤です。
「あかね、私をいきなり投げるのはやめてくれ」
「お、もう一人発見。モルモットになってくれ」
深沢さんに近づく北村さん。
「暴走してる。あれは危険だ。あかね、確保!」
「了解」
「これは変態軍人くんの解毒薬だ。好きなときに使ってもらって構わない。あとは護身用にこれを……」
そう言って差し出してきたのは、普通のシャーペン。
「なんですかこれ?」
北村さんはにやりと笑って。
「痴漢撃退用(魔)改造シャーペン。ボタンを押したら100アンペアの電流が流れます☆」
「アンペアなんですか?」
「ボルトじゃ死なないんだよ」
死なないんだよ? いやいやあなた、痴漢撃退って殺すことなんですか? 殺害目的ですか?
「身の危険が迫ったら遠慮なく使ってくれ」
「一生使わないような気がします」
「とりあえず一回練習にそいつにやってみてくれ」
言いながら軍人さんを指さす。
軍人さんは赤峰さんに話しかけてて、それを深沢さんが睨んでる。そこ一帯だけ雰囲気が黒いです。
「いやいやいやいや」
「一回やっといた方がいいって。しかもあの変態くん」
「?」
「女の子って最高♪」
「……とか言ってるけど」
「北村さんが、やっちゃってください」
「なんで私が」
差し出したシャーペンを押し返す。
「私がやったってばれたら後が怖いんで」
「えー? …………分かったよ。おーい、そこの変態」
「はい?」
振り返っちゃったよ軍人さん。自分で認めちゃったよ。
深沢さんと赤峰さんの視線が怖いです。
「この少女がね」
「なんだい?」
警戒心ゼロで近寄ってくる軍人さん。
「か か っ た な」
バチバチ、と音がして、軍人さんは音もなくその場に倒れた。
「うわー」
「容赦ないですね」
「今のうちに飲ませろ」
「はーい」
軍人さんの薄く開いた口に液体を流し込み、口を新聞で押さえる。
「少女、窒息するぞ」
「そうですか」
暫くすると、北村さんと深沢さん、赤峰さんは帰っていった。
薄れていく三人を見ていると、本当に幸せそうで。
「また来れたら来るな~」
「また会おう、少女」
「義龍、このあとちょっとだけ付き合って」
見てるこっちまで、ほんわかしてきた。
……まあ、軍人さんはまだ気絶してるんだけど。
びこーず作者VS登場人物あとがきこーなー(つд⊂)
作者:どうもお久しぶりです作者です。
ザシャ:俺性転換させられたね。
作者:気に入った? 女の子の体は。
ザシャ:触りまくってたら敏感になったZE☆ とかいうオチは無しの方向なんだろ。でも結構気に入ったよ。
作者:当たり前でしょ。気に入ったのね。それは……よかった……。……うん。
ザシャ:千早がすっごい落ち込んでたけど、アレなんなの?
作者:そりゃ落ち込むわ。ザシャ(♀)スペックは↓
ザシャ(♀) 21歳
168センチ、金髪ロングに碧眼。
手足がすらっとして長い。
上からB:98 W:54 H:93
千早:うわぁぁあああん゜(゜´Д`゜)゜
作者:大丈夫千早、あなたは標準だから。
千早:男のくせに……っ。
ザシャ:今男だからいいじゃない。
千早:どれだけ私がショックだったか、わからないでしょう……っ。
作者:はいはい、そこまで。お二人共、今日のゲストを忘れてますよ。
ザシャ:ゲスト……? って、なんで君、そこにいるの?
北村:それは作者に呼ばれたからだ。
作者:はい、北村さんです。ちょっと若い。二十代ですか?
北村:ああ、そうなるな。
作者:北村さん、亀甲縛りは誰かに試したことが?
北村:あの軍人以外にか? …………禁止事項だ(ニヤリ
作者:あああああああ! 危険人物だ!
義龍:赤峰、確保!!
赤峰:了解。
作者:ってあなたたちどこから!?
赤峰:北村、お前はチートの範囲を超えている。
北村:[ボソッと]赤峰、惚れ薬と自白剤とバイアグラやるから……。
赤峰:うっ……!
北村:交渉成立だ。じゃあ私たちは帰るな~。
義龍:待て、って赤峰!? お前目が据わってるぞ。
赤峰:義龍、これあげるから、さっさと飲め。
義龍:何だそれは、いや、やめろ、赤峰?! ぎゃぁぁあああああ!!!
作者:ご愁傷様です。さて本題に戻ろうか。
ザシャ:次回はあの人が登場します。
千早:本当は来て欲しくないんだけどね……。
作者:次回も頑張ります。
ザシャ:フラグは?
作者:Σ(゜Д゜;)ギクッ…… |彡サッ
ザシャ:待て作者!
千早:(なんだかよく分からないけど)次回もよろしくお願いします。




