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Because I love you ,   作者: Ψ蒼龍Ψ
13/33

それでも



店の奥のベッドを借りて横になっていると、お店の方からたくさんの声が聞こえてきた。

「ザシャくん酷くない?」

「もうちょっと遊んでって欲しかったのにー」

っていう女の人の声とか、男の人の声とか。

軍人さんは私を無言で見下ろしてるから、その人たちをスルーしてるってことになるけど。









「どうしてこんなところに来た?」

「…………」

軍人さんを探しに来ましたー、なんて言いたくなくて口を噤む。

「どうして酔い潰れるまで飲んだ?」

酔い潰れる予定なんかなかったです。本当に。

「…………」

「ちゃんと答えろ」

そらした目を強制的に合わせられる。

「……別に、理由なんて。ぶらぶら、歩いてた、だけ、です」

まだうまく喋れない。カタコトみたいになってしまう。

「ぶらぶら歩いててこんなところに来るわけない。誰かに誘われたんじゃないのか?」

真剣に言われると困る。

ただ私は軍人さんが何をしてるのか知りたかっただけで。それだけなのに。

「いえ、別に」

「本当だな」

「本当です」

「…………」

軍人さんは不満そうな顔をしたが、ひとつため息をついて、

「わかったよ」

と言った。

そして女性に、

「相馬大丈夫か?」

と聞いた。

その聞きなれない名前にきょとんとしていると、女性は困ったように微笑んだ。

「それがね…………」

そして店を見た。














「わっ、私は……っ、男、だから、」

泣きじゃくってる男性(少年?)。

「だーいじょうぶだって。な、泣きやめよ」

と周りに群がる人。

「だって……っ、(めぐる)、女の子が、いい、って、だから、私、」

還?

ぽかんと固まっていると、軍人さんは微妙な顔をした。

「あいつ相馬って言うんだけど、…………恋人が男なんだって。んで、自分は女じゃないと好いてもらえないから女になりたいって」

だけど周りが反対するから。って言う。

え? えーと、ゲイカップルの痴話喧嘩ですか? 

「ちなみにあいつ、訳分からないこと言ってるんだよ」

相馬、と呼ばれた少年を指差しながら言う。


「ダイニッポンの人間だって」



は?

ダイニッポン?

大日本帝國?

思わず起き上がってしまって、眩暈でまたベッドに倒れこんだ。

軍人さんはそれを見て眉をひそめ、それを見た女性が苦笑する。

「…………?」

訳が分からずに女性を見上げると、彼女は軍人さんを見てふわりと笑った。

「大変ね」

軍人さんは眉を下げて笑った。

「好奇心が強いだけなんじゃないかな」

相馬少年は私たちの方に近づくと、また泣き始めた。

なんなのこの子。

「ダイニッポンって俺たちの時代と同じなんだよね」

ぼそっと言う軍人さん。

なんですって。

「間違えて来ちゃったのかも」

またぼそっと言う。

私に何を求めてるか知りませんけど、とりあえず言うだけ言いますよ。

「私の、家に、来ませんか?」

少年はぽかんと私を見下ろして、そして、

「でも、還が…………!!」

と言った。

パニックになってるのかも。

私は軍人さんを見上げた。

「連れて帰ってください」

「千早はどうするの?」

「ちょっと休んだら帰ります。お二人で仲良く帰ってくださいね」

嫌味っぽく言うと、軍人さんは苦笑いした。

「早く帰ってこないと相馬の身が心配だ」

なんという爆弾発言! 















家に帰ると、軍人さんはリビングのソファで眠った相馬さんを見ながらお酒を飲んでました。

いつ買ったんだ。別にいいけど。……いや、お母さんからもらったのかもしれない。

それがいつになく柔らかい表情だったから、少しだけもやっとした。

もやっとした? って表現がいいのかわからないけど。

とにかく、相馬さんのことは明日聞こう。

私は軍人さんの晩酌を邪魔しないようにそっと足音を忍ばせて自室に戻った。







びこーず作者VS登場人物あとがきこーなー(´;ω;`)


作者:一日ぶりです。


ザシャ:そうだね。というか登場したの一人だけじゃない。


作者:名前は二人分だよ。


ザシャ:そうだけど。


作者:んじゃあ、ここらへんでキャラを一回まとめて―――


ザシャ:まだそれは早いんじゃない? 次回は二人とも登場するんだろ。


作者:その通りでございます申し訳ありません……。


ザシャ:まあまあ。というかこの性転換フラグどうすればいいの?


作者:次は結構ちはたん(笑)しゃべります。


千早:誰がちはたん(笑)ですか! たたっ斬りますよ!!


作者:だってー、ちはたん(九七式)を想像して作ったんだもん。君。


千早:なにそれ主人公の名前の由来がチハ車?! どこまでもふざけてますね作者。


作者:うんごめん。すごい弱っちい女の子を書きたかったんだ。今じゃタフだけど。


千早:タフ…………(;゜Д゜)&(´・_・`)


作者:大丈夫! 次回作では弱い子にするよ!


千早:でも名前千早じゃ…………。


ザシャ:俺を忘れないでよ。


作者:忘れてた。


千早:ぐんじ……ザシャさんはいいですねえ、女性や男性に囲まれて。


ザシャ:今すごくグサっときたんだけど。ねえどうしよう作者。謝るべきかな。


作者:いや、謝るな。そっちのほうがこじれて面白い。


ザシャ:俺たちを弄ばないでよ。


作者:……gdgdですみません。そろそろ次の話のことを。


ザシャ:最初に言っただろ。二人新しいの出てくる。


作者:以上!


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