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この作品には 〔残酷描写〕が含まれています。

転生無双したはずが、気づけば芋菓子屋の隠居でした ~前世エンジニアの俺、氷室・鉄砲・弩で戦国成り上がり! ……からの、静かな余生~

作者:ヒロ1972
最新エピソード掲載日:2026/06/05
前世は工場のエンジニア。
戦国時代の山村に、農家の次男・山科次郎として生まれた男には、断片的な前世の記憶があった。

とはいえ、覚えているのは「断熱」「保温」「標準化」などの半端な知識ばかり。
伝説の武器も、魔法も、神の加護もない。

そんな次郎が最初に手を出したのは、雪を夏まで残すための氷室づくりだった。

ただの子供の思いつきだったはずの氷室は、やがて家を富ませ、領地を動かし、次郎を堺へと導いていく。
そこで出会ったのは、戦国の世を変える武器、鉄砲。
次郎は前世の記憶を頼りに、図面、手順書、規格化を持ち込み、鉄砲と弩の生産を大きく広げていく。

だが、技術は人を豊かにするだけではない。
戦場で自分の作った仕組みが人を殺す光景を見た時、次郎は初めて、自分が何を成し遂げてしまったのかを知る。

これは、転生知識で成り上がった男が、鉄と戦の時代をくぐり抜け、最後に芋菓子と氷菓子の店へたどり着くまでの物語。

雪から始まり、鉄を経て、芋と氷へ戻る。
これは、ある転生技術者の、静かな一生の話である。
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