TIPS「妖精さんのご報告」
『はろぉ~~ん、ご機嫌いかがぁ~?』
『キヒ! キヒヒ! 長旅ゴクロー! ゴクロー!』
『もう船旅はメンゴよぉー。狭いし暗いしあっついしぃー』
『羽があってもトベナイ! 不便スギ! ウハハハ! ゴクロー!』
『調子はどんなんですかぁ?』
『ヒヒ! みんなオレサマにオソレ慄いてオルゾ!』
『ふふふ、嘘よぉー。嗤ってるだけじゃなぁい』
『ウハハ! ミナ、ヨルムンガンドの上でのたうち廻ってるゾ! 嗤わずにおられヨウカ! アハハハハ!』
『もう~、ちゃんと監督しなきゃあ駄目よぉー』
『ナニもしなくても、アイツらちゃんとしてる! 勝手に働いてゴクローなこった!』
『あ、そうそう~。例の真っ黒黒助さんだけどねぇ。――――もうすぐよ』
『――そうか』
『場所は不明。でも米国、中国、欧州でも影が形成されている。実体化まで1ヶ月くらいかしら?』
『君達にとっても私にとっても脅威であることに変わりはない。いずれ力を削いでおかねばなるまい』
『そうね。新参者にはそれ相応の躾をしないとね。……それじゃ、彼によろしく』
『あぁ。世話が焼ける小僧だからなウラベは』
『ふふふ、でもお気に召してるんでしょ? 子飼いにするなら邪魔しないけど?』
『フ――、やめておく。彼には彼なりにロンドを踊って貰う。それだけで十分だ』
『分かったわ。それじゃ私は切るわ。……そっちもちゃんと元の調子に戻すのよ』
『……ヒヒ! リョーカイ、了解、大妖怪! ウハハハ……!』




