はじまりさえ唄えない
1990年。まだケータイもスマホも普及していなかった時代。長崎市に住む青年、二十歳になったばかりの杉内直己は心をかけて打ちこめる何かを探していたが、小さな家出がきっかけでストリートミュージシャンになる決意をする。
ストリート演奏の途中、どこか不思議な雰囲気を持つ香坂麗美と出会い、彼の家出は長期化する。
麗美と暮らしつつ、次第に夜の街へ溶け込みながら唄い続ける彼に、やがて様々な声がかかるようになる。様々な酔っ払い。そして、レコーディングスタジオの社長。
初ライブで出会った音楽事務所のプロデューサーにデビューへの道を示されて思い悩む直己だったが、麗美との幾度目かの別れを胸に、やがて故郷を離れて福岡へと旅立つ決心をする。
そして第二部。同じストリートミュージシャンの日向那由多と交際を始め、活動拠点を博多に移した直己。そこで博多初ライブに挑むのだが、終演後に呼び出された楽屋には、麗美の姿があった。
彼女の結婚相手というのは、博多で懇意にしてくれた、岡崎興業の社長補佐・岡崎のことだったのだ。やがて二人の関係を問いただされ、麗美が重い口を開いた。半年前まで直己と暮らしていたことを吶々と語り出す麗美。激昂する岡崎に、麗美はお互い許嫁としての運命を受け入れるしかないと弱弱しく告げるだけだった。
わだかまりを捨てて東京で一緒になった二人だったが、一方、直己と那由多の新生活は順風満帆という訳でもなかった。
第三部。ファーストミニアルバムを仕上げた那由多の身辺は、やにわに慌ただしくなる。
岡崎興業からもらったクラブ演奏の仕事をこなしつつ路上演奏を続ける直己と、CD販売に精を出す彼女との生活はどこかしらすれ違いが多くなる。が、そんなことには構わず、八月十一日には那由多のレコ発が迫る。
ストリート演奏の途中、どこか不思議な雰囲気を持つ香坂麗美と出会い、彼の家出は長期化する。
麗美と暮らしつつ、次第に夜の街へ溶け込みながら唄い続ける彼に、やがて様々な声がかかるようになる。様々な酔っ払い。そして、レコーディングスタジオの社長。
初ライブで出会った音楽事務所のプロデューサーにデビューへの道を示されて思い悩む直己だったが、麗美との幾度目かの別れを胸に、やがて故郷を離れて福岡へと旅立つ決心をする。
そして第二部。同じストリートミュージシャンの日向那由多と交際を始め、活動拠点を博多に移した直己。そこで博多初ライブに挑むのだが、終演後に呼び出された楽屋には、麗美の姿があった。
彼女の結婚相手というのは、博多で懇意にしてくれた、岡崎興業の社長補佐・岡崎のことだったのだ。やがて二人の関係を問いただされ、麗美が重い口を開いた。半年前まで直己と暮らしていたことを吶々と語り出す麗美。激昂する岡崎に、麗美はお互い許嫁としての運命を受け入れるしかないと弱弱しく告げるだけだった。
わだかまりを捨てて東京で一緒になった二人だったが、一方、直己と那由多の新生活は順風満帆という訳でもなかった。
第三部。ファーストミニアルバムを仕上げた那由多の身辺は、やにわに慌ただしくなる。
岡崎興業からもらったクラブ演奏の仕事をこなしつつ路上演奏を続ける直己と、CD販売に精を出す彼女との生活はどこかしらすれ違いが多くなる。が、そんなことには構わず、八月十一日には那由多のレコ発が迫る。
20・(土)8月17日
2019/04/10 08:04
21・(月)8月19日
2019/04/11 06:44
22・(月・火)8月19日~20日
2019/04/11 06:54
23・(水・木)8月21日~22日
2019/04/12 03:51
24(木)8月22日
2019/04/12 04:01
25・(金)8月23日
2019/04/13 01:42
(改)
26・(日・月)8月25日~26日
2019/04/13 11:43
27(月)8月26日
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28・(金)8月30日
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29.(日)9月1日
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30・(月)9月2日
2019/04/15 04:08
31・(月)9月2日
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32・(火)9月3日
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33.(水)9月4日
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34・(水・木)9月4日~5日
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35・(木)9月4日
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36・(日)9月8日
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37・(日)9月8日
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38・(月)9月9日
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39・(木)9月12日
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40・(木)9月12日
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41・(金)9月13日
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42・(金)9月13日
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43・(日)9月15日
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46・(火)9月17日
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47・(木・金)9月19日~20日
2019/04/22 06:02
48・(金)9月20日
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49・(日)9月22日
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50・(日)9月22日
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53・(火)9月24日
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54・(水)9月25日
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55・(水・木)9月25日~26日
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58・(金)9月27日
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67・(火)10月1日
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68・(土)10月5日
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69・(日)10月6日
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71・(月)10月7日
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72・(火)10月8日
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74・(木)10月10日
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76・(木)10月10日
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77・(土)10月12日
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78・(土・日)10月12~13日
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79・(月)10月14日
2019/04/30 05:55
80・(火)10月15日
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81・(火)10月15日
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82・(水)10月16日
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83・(水)10月16日
2019/05/02 09:46
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84・(木)10月17日
2019/05/02 09:58
85・(木)10月17日
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86・(金)10月18日
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87・(土)10月19日
2019/05/03 02:08
88・(日)10月20日
2019/05/03 16:31
89・(日)10月20日
2019/05/03 16:38
90・(日)10月20日
2019/05/03 16:48
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終章・今日が終わる 2000年
終章・(月)2000年 1月10日
2019/05/04 07:22
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