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虎帝妃の書  作者: 五十鈴 りく


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 ねえ、雪月。


 あなたがこんなものを書き残していたなんてちっとも知らなかったわ。


 一度も口に出してはいなかったけれど、あなたはあの虎が逃げおおせたかもしれないと疑っていたのかしら。

 あの宦官が命を賭けた策だというのに。


 でもそれは、彼を信じていなかったのとは違うのでしょう。

 あなたは彼が生きていてくれたらと願っていたのよね。


 虎と共に死んだのではなく、どうにか息を吹き返してくれたらいいのにと。

 この書をもし彼が読んだなら、あなたの心をきっと喜んだでしょう。

 今の私と同じように。


 ねえ、私も無性にあなたに会いたいの。

 ただの人になった私なら、そう遠くないうちにあなたに逢える。

 その時が楽しみね。



     ―了―


最後までお付き合いいただきありがとうございました(^_^)/


ランドルはいつかエイリッドを落とせるのか(笑)

当人の頑張り次第でしょう。

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― 新着の感想 ―
 完結おめでとうございます\(^o^)/✨! エイリッド様、たくましく、幸せ未来を 自分で!ゴゴゴっと拓いていけそうで良かったよかった〜 ヽ(^o^)丿ヽ(=´▽`=)ノ (世の中何があるか判りません…
完結おめでとうございます! ヒーローとヒロインが引っ付かずに終わるお話は珍しいですね。 しかも、「ランドルはいつかエイリッドを落とせるのか(笑)」なんて、作者が言ってしまっているし。 道のりは険しそ…
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