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公衆厠所  作者: おがわかなた
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31/32

公衆厠所 第31公園

[第30公園 続き]


小便器に向かいながら見つけた落書き。


その落書き見て、後ろを振り向いてしまった。




『個室あります』




普通、トイレって個室あるよな?


うーん、なぜ、分かり切っていることを書いているんだ?


この表現を見るのは、居酒屋を思い出してしまうぞ。



[第30公園 完]

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[第30公園]


『えっ、なぜ、突然!!」


ある駅の改札を過ぎた後に、突然、便意を感じ、公園を探し始める。


急いで、スマホのロックを外す。


地図アプリを起動……


その間も、便意は強くなっていく。


早く、起動してくれ……


よし、起動した。


『現在地がここだから、こっちか……』


その間にも、私の便意が強くなっていく。


私の歩く速度は増していく。


早く、速く……


焦る気持ちを抑えながら、急ぐ。


『あった!!』


私は、個室に飛び込む。


『ふぅ~、生き返る~』


全て完了したのだが、少し疲れたので、個室を眺めてみる。


そうすると、扉とは反対側に落書きがあった。


それは、見れば見るほど……、考えれば考えるほど、怖くなるものだった。

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