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公衆厠所  作者: おがわかなた
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30/32

公衆厠所 第30公園

[第29公園 続き]


公園の綺麗なトイレに書かれていた落書きに心和むのだった。



『またのご来店お待ちしております』




こんないいトイレなら、また使いたい。


場所をチェックして来ますよ。


その時はまたよろしくお願いします。


[第29公演 完]

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[第30公園]


急に雨が降ってきた。


いつもは折り畳み傘を持っているのだが、今日は忘れてきてしまった。


『雨宿りできる場所はないかな?』


近くに、公園のトイレがあった。


『あそこでいいや』


私は、トイレに駆け込む。


雨が降り始めてから、間もないが、全身がびしょ濡れである。


『参ったな』


ハンカチで水滴をぬぐうものの、とてもぬぐい切れるものではない。


『雨が止むまでまとう』


私は、空を見上げるが、まだやみそうにもない。


トイレはきれいなトイレ。


臭いははい。


ちょうどよい広さのトイレ。


こんなところにいい落書きがあるんだ、と思いっていると、少し尿意がしてきた。


『ついでにしていこうか』


小便器でようをたしていると、落書きが目に入った。


その落書きをみて、私は後ろを振り返ってしまった。

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