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本編クライマックスです。

裁きと罰の双力が

宿り絡み調和した

断罪の魔刃の刀身


そこから真っ直ぐに

全力にて振り放たれた

調和した力が

ニョグエガの放った

黒赤の巨大な光線を

裂き続ける


その過程を経て

造られた光の通路を

疾風の具足で

調和した力を

追走するように駆け抜ける


やがて、調和した力が

徐々に小さくなっていき

黒赤の巨大な光線の

始点にて

役目を終えたかのように

霧散し消えた


その先にあるのは

放った大技を破られ

驚愕な叫びを上げた

ニョグエガの姿だけ


「うおぉぉぉぉぉぉ!!」


私は躊躇なく

ニョグエガに近づき

調和した力が抜けた

断罪の魔刃を振り上げて

触手の切断にかかる


【っ!? グァァァァァァ……!?】


七つある触手の

半数に近い

三つの触手を断ち切る


哄笑ではなく

痛みによる絶叫を上げる

ニョグエガ


人間の身体に例えるなら

四肢のいずれかを

切り取られた感覚だろう


だが、私は

そんなこと気にはしない


間髪入れずに

残りの触手全て

切断するため


弧を描くように

振り下ろした断罪の魔刃を


「はぁぁぁぁっ!!」


先の勢いを殺さず

一気に振り上げ

残りの触手を断ち裂いた


【……グゥガァァァァァ!?】


全ての触手を

切り落とされた

ニョグエガの絶叫が

闇の大広間に響き渡る


己が手足である

触手を失ってしまえば

ただ激痛による

悲鳴を上げることしか

できないらしい


まぁ、そんなこと

どうでもいい


私はただ

これから滅ぼす

ニョグエガへと

言葉を紡ぐ


「有能者は貴様の贄に

ならなければならないんだったか?」


【……グヌゥゥゥ……

そうだ……

有能者こそ……

我が贄にぃ……

ふさわしいのだぁ……!】

触手を喪失した

激痛に堪えながら

ニョグエガは

なおも傲慢に満ちた

返事をする


「だが、貴様は

有能者である私に

敗しているじゃないか


貴様がやっていることは

単なるエゴでしかない


それも、愚酒の酩酊を

多気に含んだものだ


それは、貴様自身を

大罪者にたらしめていることの

否定を凌駕する

絶対的肯定となっている」


自己主観から見た事実を

私はニョグエガに言う


【楽を得るためにぃ……

有能者を犠牲にすることがぁ……

悪いのかぁ……!!】


ニョグエガの言い分

それは、怠惰なる罪人の

愚かしき思考


「楽を得たいなら

努力すればいいだけだろう?

それをせず

有能者を利用し

奪い去ろうとするのが

身勝手であり利己的な悪と

私は――断言する」


自身が甘い蜜を

吸うために

犠牲を強いるなど

あまりにも愚かしい


怠惰者の永劫の犠牲など

滅びに値することだ


「ニョグエガよ

これ以上、貴様に

話すことはない


貴様の重ね続けた

怠惰の大罪は

滅びを以て償うか


それとも、然るべき獄にて

大罪と相応の罰を

受け続けるか


選ばせてやろう」


【……我はぁぁ……

そんなものぉぉ……

選ばぬぅぅ……】


私が与えた選択肢を

ニョグエガは拒む


「潔く滅べばよいものを……


なら、己が犯した大罪を

罰するところへ

断罪の魔刃の力で

斬り送ってやろう」


私は断罪の魔刃を

再び上段に構えると

ニョグエガを獄へ送る真言を述べ

断罪の魔刃に力を宿らせから

無抵抗な状態のニョグエガへと

振り下ろした


「断罪の魔刃よ!

罪人が堕ち向かう獄へと

ニョグエガを斬り誘え!!」


【……グハァァァ……ッ!?】


断罪の魔刃にて

身体を真っ二つに斬り裂かれ

剣閃から現れた黒い光が

断末魔の悲鳴をあげる

ニョグエガを呑み込んだ


「私はこれで

奴の檻から解き放たれたか……

さて、私がいるべき場所へ

戻るとしよう」


私はそう呟くと

この闇の大広間から

脱出するために

瞳を閉じた――



エピローグは未だ執筆中なので、ここで更新は止まります。

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