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決戦 後編

裁きと罰

二つの力を

新たに宿し秘めた

断罪の魔刃を


私は両手で

上段に構えながら

最大限の力で

放つため

ただ静かに待っていた


最後に一枚だけ残り

黒赤の巨大な光線に

晒され続け

崩壊の時を待っている

光の障壁が破られる

その瞬間(とき)を――


早過ぎても遅過ぎても

勝利が獲られない


ヒビが入り

砕け始める瞬間こそ

ただ一つの勝機


小さな異音が

耳に入る


それは亀裂の始まりであり

私が待っていた

反撃のための

ニョグエガに勝つための

合図


私は機を逃すまいと

上段に構えていた

断罪の魔刃を

真言と共に

全力で振り下ろした


「裁きと罰の両力よ

我が眼前にある

悪しき力を

汝らの力にて打ち破れ!!」


断罪の魔刃に宿っていた

調和した力の全てが

刀身から放たれ

真っ直ぐに突き進み

迫り来る黒赤の巨大な光線を

切り裂いて

滅ぼしていく


【な……なにぃ!?

我が力を裂き滅するだと!?

認めぬ……我は決して認めぬぞ!!】


驚愕の叫びを

ニョグエガは上げる

ただ上げるだけだ


それが奴の

対応の遅れであり

敗北の要因だ


私はその隙を逃さない


「疾風の具足よ!

汝が力を

此処に示せ!」


私は真言を述べると

今もなお

黒赤の巨大な光線を

裂き続けている

裁きと罰の調和した力へと

追走していった――


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