決戦 前編
執筆を中断していた時期があったため、この話から違和感を感じることがあり得ます。
予めご了承お願いします。
私は時間差で放たれた
残り一つの黒赤の光球を
断罪の魔刃の
攻撃範囲内ギリギリまで引きつけてから
断罪の魔刃を一閃した
そして、斬撃を受けた
黒赤の光球は霧散し
消滅する
しかし、私の中の嫌な予感は
先ほど一閃した黒赤の光球のように
散り消えることはなかった
ニョグエガのいる方向を見る
「やはりか!!」
嫌な予感が告げていたのは
力を溜め終えたニョグエガが
私を敗北させるための
大技を放とうとしていることだった
恐らくは
時間差を含めて放った
七つの黒赤の光球を
捌き終えた隙を見計らっての
大技なのだろう
しかし、その当ては
見事に外れた
私がニョグエガの放つ大技に
気づいてしまったのだから
【ちぃっ! 気づかれたか。
まぁいい。
この技にて地に伏せさせてやろう!!】
ニョグエガは
力を溜め終えようとしている途中に
私に気づかれたことを
悟りながら
力の溜めを中断せず続ける
それは、己の放つ一撃が
私の守備を
上回っていることの
自負のように思えた
「ほう、面白い。ならば、貴様のその自負、打ち砕いてやろう!」
私はそう叫ぶと
悪退の聖盾を掲げ
その力を解放するための
真言を詠う
「悪退の聖盾よ!
汝が秘めしその力
その全てを解放せよ!」
【貴様の守備など
無意味と知るがいい!!】
悪退の聖盾の力を解放のために
詠った真言と
力を溜め終えたニョグエガの
自負に満ちた叫びが
重なった――




