屁理屈学
【Lv.1】 ダブルスタンダードに対する反論
同じ仮説を評価する際に、都合のよい事象と都合の悪い事象で、異なる説明原理や判定基準を適用していることを指摘する。
二つの説明を使い分ける独立した基準がなく、仮説に都合よく説明原理を切り替えている場合に、ダブルスタンダードとして批判する。
例:「同じ列車の遅延によって遅刻したAさんとBさんですが、Aさんが遅刻したのは、仕事への責任感がないからで、Bさんが遅刻したのは、たまたま運が悪かっただけです。」
【Lv.2】 反証可能性に対する反論
仮説が反証不能なこと、または仮説を否定するために、何を観測・計算・検証すればよいのかが定まらないと指摘する。
ただし、単に仮説が未完成であることとは区別する。
例:「地球の中心はオリハルコンでできている。」
【Lv.3】 観測的反例による反論
仮説と矛盾する具体的な観測・実験事実を提示する。
例:「すべてのキノコは美味しく生食できる。」
【Lv.4】 数学的反例による反論
仮説が提示した数学的命題について、前提を満たしながら結論を満たさない具体例を提示する。
未証明であることを批判する類型ではない。
例:「すべての偶数は4の倍数である。」
【Lv.5】 既存理論との不整合
仮説と標準模型・相対論などの間に、具体的な理論上の乖離を指摘する。
既存理論を無条件に正しいとは判断しない。既存理論との不整合を示すことと、仮説が誤っていると証明することは別である。
例:「身の周りの質量保存則などの反証可能な命題はLv.3またはLv.4で挙げられるし、見えない妖精さんなどの反証困難な命題はLv.2に分類されるから、純粋にLv.5に属す命題は滅多にお目にかかれない。」




