天照大御神の人間バージョン、天野テラス
燈は、スマホのアラーム音で目が覚めた。
いつものベッドの上だ…
「なんか変な夢見たな…何?トゥンドロラだっけ、意味わかんなかったけど、チキンに蹴られたような…変な夢見」
燈は欠伸をして、いつものようにルーティンをする
セーラー服に着替える⇒顔を洗う⇒歯を磨く⇒寝癖直す⇒朝ごはん(ご飯2杯)⇒「行ってきます」
なんか目腫れてたな、なんだっけ
うーん、変な夢すぎて、何も思い出せない…
えーっと…
燈は、考えながら歩いている
燈が来るのを待っていたのは、渉だった
渉「水無月…おはよ」
燈「あ!おはよ」
渉「あ!って?」
燈「いや、その、えっと」
渉「……ごめん俺、水無月の気持ち考えてなかったよな?」
燈「うんそうだね」
渉「そこは、そんな事ないってとか言えよ」
燈「だって事実じゃん?」
渉「そうだけどさ」
燈「じゃあいいじゃん、私もごめん、さっきまで喧嘩してたの忘れてた」
渉「はぁ?!」
渉は少し驚いたあと、いつもの水無月だと安堵し、笑った。
燈「朝顔達に、助けてもらう…のが、1番いいよね」
渉「専門家だしな」
燈「うん、巻き込む前から巻き込んでたしね」
渉「今思い出した?」
燈「うん今思い出した、あの時はその、なんかムカついて、殴っちゃった、以後、多分?気をつける。」
渉「気をつけなくていいよ、避けれるようになるから」
燈「!うんありがとう」
燈はニッコリ微笑んで、渉は真っ赤になったが、手を繋いで学校の近くまで二人で歩いた。
「燈!!」
着いて早々、朝顔に抱きしめられた。
朝顔「仲直りしたの?」
燈「はい、無事です」
朝顔「良かったー」
燈「あの、朱雀は?」
朝顔「あーあいつは、へこんでるから、今日は休み」
燈「え!?」
(やばい、朱雀も殴って逃げたんだっけ…)
燈「謝りたいから、朱雀の番号教えて?」
朝顔「OK!送るね」
渉「あいつ、結構精神的に来るタイプなんだな」
渉は、少し勝ち誇ったように、笑った。
朝顔「そうなのよ、昨日大変だったんだから」
燈「なんかごめんね?」
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キーンコーンカーンコーン
始業ベルがなると、先生が教室に入ってきた
「今日は転校生を紹介する」
教室がざわつく
「え?!また転校生?!」
「またってなんだっけ?」
「前もなんか転校して、来てすぐ消えてるじゃん」
「そうだった、次は何?」
「入りなさい」
教室に入ってきたのは、天照大御神の変化した姿
最初は女子高校生のはずだったのに、今は男子高校生の姿、しかもイケメンに、女子達は騒ぎ出す
「天野 テラスだよろしく」
燈は盛大に、机に頭をぶつけた。
「えー、天野君は、帰国子女らしいので、日本の事はよく分からないそうだ、みんな、教えてやれよーて事で1時間目はテストだ」
この後、生徒全員からブーイングを食らった先生だった。
(天野テラスって何?!もうちょっとまともな名前無かったの?てゆかなんで、あのクソババアがあんなイケメンになって来てるのよ!)
燈の心はパニックだった。
ーー天照大御神様の日記ーー
たこ焼きと言うものは、美味だった
女の姿にも飽きたから、イケメンに変化しよう
そして、転校生?とやらをやってみたい
燈達が驚くようなイケメンになるか
我最高位の力を見るがいい
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ーー妖の国ーー四季座ー
「おい雪女!早く殺れ」
頑なに、雪女は断り続け、佐丸の紫オーラは、
中ぐらいまでになっていた。
雪女は、人間界の様子を見ながら待っている
「私は、あの人間の怒りの顔を見ると、ゾクゾクするのよ…その、怒りの顔を凍らせて、砕けちる、最高の快感のシチュエーションを味わいたいの」
「ぶっとんでんな、お前の頭」
佐丸は、雪女に近づいて、唇を奪った。
「佐丸様は一体何人にこうしてきたのかしら」
「んなもんいちいち数えれるか」
「いつか女に殺られるわよ」
「うるさい口だな」
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ーー拠点ーー
座敷わらしは、昔の事を思い出しながら高熱に耐えぬいた、、
少し楽になった座敷わらしは、起き上がると
昔の事を整理していた
佐丸との婚姻生活ーー
浮気を繰り返されたこと
何度も何度も、裏切られ泣かされた事
妖のトップに立って、佐丸と別れるのも
計画的な事
綿菓子は、昔の事を思い出すと、腹の底からイライラが募り、物に当たる
湯呑みを投げつけた【ガシャン】
綿菓子は、肩で呼吸をする
「死んでもあの男だけは、許さない」
昔された記憶は、綿菓子に刻まれる
佐丸本人は全く悪いとは思っていない
ただ、佐丸は、綿菓子が妖のトップになると
態度が変わった、綿菓子に対しては敬語なのだ
もちろん、手も出してこない。
「結局、私愛してるのかしら……」
怒りで震えるけど、ふと、楽しかった事も思い出す
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学校は、いつもより騒がしくてうるさかった、原因はこれ、【天野テラス】
朱雀は、その事を知らずに、燈からのメッセージが嬉しくて、昼から投稿した。
朱雀は違うクラスなので、燈達のクラスにきて、他の人の席を借りた
朱雀「で?誰だ、あいつ」
燈「……言いたくないほどムカつく」
渉「元は最高位の女神様だよ、天照大御神様」
朱雀「はぁ??そんな有名神が何でこんなとこいんだよ、」
燈「知らない、話しかけたくもないし、目も合わせたくない、出来れば私の半径2メートル以内に、近寄って欲しくない」
渉「相当嫌ってるな水無月」
燈「当たり前でしょ!」
朱雀「ははは、燈って本当に面白えよな!」
その言葉に、渉はむっとして、朱雀を睨む
朝顔「でもさ、本当にかっこいい♡ずっと見てれる、目の保養…あー疲れた身体も癒される♡」
朝顔の目はハートになっていた
燈「朝顔、好きになるとか、恋するとか絶対やめなよ?元は、性悪おばさんだからね?」
朝顔「それも気にならないぐらい、もう♡無理かも」
燈は、ご臨終ですといいながら、合掌した。
いつの間にか燈達は、4人でいるのが落ち着く関係までになっていた。
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ーー思兼命の苦労ーー
四季座とは、何でこんなにも嫌な気持ちになる。
あと、佐丸、1人にならぬから近づけぬ
本当に困った。
女たらしな鬼じゃ
天照大御神様に知恵を貸せと言われて来たが
違う空間を作って、佐丸を呼び出した方が早そうだな、準備するか、、、
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三葉は何やら造っていた、燈達が学校に行ってる間、昨日泣いてた燈を見て、親心からなのか。
神気を込めて、真剣に造っていた。
四葉も手伝わされて、嫌そうな顔をしながら、造っていた。
朝から作業して、夕方まで時間がかかったが、何とか試運転まで、出来上がった。
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ー学校の屋上ーー
「何よこんな所に呼び出して」
燈の機嫌は最高に悪かった
「何故一度も寄ってこぬ、こんなにイケメンの姿に変化したのだぞ?」
「(怒)で?私は、性悪おばさんと、仲良くする気はこれっぽっちもない!」
「別に仲良くしてくれとは、言っておらん」
「じゃあ何がいいたいのよ!」
天野テラスは、燈の近くまで言って至近距離で顔を見せる。
「/////ちょ!近い!」(無駄にイケメンにしたせいか、直視できない!)
燈は目を逸らした。
「この顔なら女子は何点をつける?」
「はぁ??」
「この顔の点数を分析してみろ水無月燈、先程から、女子に囲まれてな、満更悪くない気分だ」
(・・・性悪おばさんって、実話そう言う趣味だったのね、ネタにしよう)燈は、すぐさま、メモした。
「絶対に大人しくしててよね、あとその顔なら100点らしいわよ、朝顔が言ってたから」
「ほほう、あの算置の女か、見る目があるな」
「…ねぇ、お願いだから、えっと、天野テラス、テラスでいっか、テラスさ、問題起こさないでね?今起こされると、雪女と戦えないから」
「雪女に勝てるヒントを教えてやろうか」
「え!?本当!?」
燈は、散々天照大御神に、振り回されてきたが、こればかりは、信じた。
「声の玉の修行にも、めげずに励んでるみたいだからな、特別だ、明日の満月の夜、深夜0時に1000年の木の前に、三葉と四葉、スクナを連れていけ」
「え?あの木?何で??」
「満月のタイミングが良かったな、燈」
燈は、性悪おばさん(天野テラス)から、ヒントを貰った。性悪おばさんと呼ぶのを辞めておこうと、心で誓った、多分、誓った。
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ーー妖の国ーー四季座ーー
佐丸は、血で滲んだ、月を見つめていた
妖の国の月は、黄色ではなく、赤色だ
昔は、ちゃんと黄色の月の色の光だった
でも今は赤色だ。
月の色が変わった瞬間を、佐丸は知っている。
そう、あれは、術獸が生まれた時
妖の世界も、歪んーーそれが始まりだ。
そんな事を考えていたら、後ろから気配がした
「俺の背後に立つのは、誰だ?」
「お前が、鬼の佐丸だな…」
佐丸は、後ろを振り向いた。
「貴様、普通の神じゃないな、ここに来て眠らないなんて、何者だ」
「察しがいい鬼じゃな、私は天照大御神の側近、思兼命。」
「最高位の側近が、俺に何の用だ?」
「貴方の協力に来たのです、我々も人間が好きではないのでね」
「ほう、まさに地獄に仏だな」
「人間界を共に滅ぼしましょう、佐丸。」
「おう、気に入ったぜ!じいさん。」
互いに手を取り合い、不穏な笑みを浮かべた。




