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沓名家ーガンドラー『術獣師』

~山奥~


凄まじいスピードで山を駆け抜けていく朱雀の姿と、父の姿


山頂まで駆け抜ける、体力は、人間とは思えない…

山にいる妖達も、この親子が来ると、逃げ出す


朱雀と、父は、走りながら術獸を使って、相手に攻撃を繰り返す。


朱雀の術は、鳳凰を操る、火の術

父は、青龍を操る、水の術


朱雀の方が負けだと分かっていても、修行は続いた。


朱雀「今日こそ、親父を潰す!ナール!やれるな?」


ー無理です、凄まじすぎますー


朱雀「無理とか言ってんじゃねぇっていつも言ってんだろ!!」


ーあの青龍…エジュデルはきっついです!ー


朱雀「あーーーもう!きっついですじゃねぇ!」


その瞬間、すごい勢いのた滝が朱雀を襲う

水を飲みこみ、咳き込む朱雀


「今日も、勝ったな!」


父は、ピースしながら、高笑いする


「クソ親父!!」

「ふん、術獸(ガンドラ)を強くしてない、お前が悪い朱雀、もっと修行に励め!」



「くっそ!!」



┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈



ーー朱雀宅のリビングーー



母は、仕事に出ており留守だ、この家では、母がバリバリ働くキャリアウーマン、朝顔は、4人分のお茶を用意する



紅月「はじめまして、私この子の師匠やってる、朱雀の姉の、沓名紅月(くつなあかつき)、よろしくね?」


燈「水無月燈です、よろしくお願いします」

渉「神木渉です、よろしくお願いします。」


紅月「渉君は知ってるわ、この街で有名よね?神社の跡継ぎ君」


渉「あ、はい、そうです、って有名?!」


朝顔は、ティーポットで紅茶を入れながら参加する


朝顔「え?有名だよ?知らなかったの?渉」

燈「え?!有名なんだ、知らなかった!」

朝顔「あんた!一応彼女でしょうが!知らなかったの?!」

燈「知らなかった(笑)」

朝顔「(笑)、じゃないでしょーー!もう」


本人が1番知らなかったことは、みんなスルーしている。


紅月「葵陽ストーップよ?」

朝顔「あ、はい。」


紅月「色々ある2人って事は、葵陽から聞いてるし、朱雀からも聞いてる…あなた達、もっと強くなりたい?」


燈「いや、別に…」

渉「はい!」


2人同時に、バラバラな答えが出て、紅月が笑った、朝顔はずっこけた。


紅月「欲のない子なのね、燈」

燈「これ以上大変な目に逢いたくないのでね…」


燈は渋い顔をしながら、ハードボイルドに決めていたつもり


渉「強くなるには、どうしたらいいですか?」


そんな彼女を彼氏は無視して、紅月に食い気味に聞く


紅月「そうね、難しい問題よ、個人でいい所を伸ばすには、自分自身も、いい所を知らないと、伸びないから、まだまだ経験不足ってとこかな?」


渉「経験不足…」



燈は、真剣な話をするのが好きではないので、お茶菓子を食べながら、梅昆布茶を飲んでいた、燈が飲みたくて、朝顔に作らせた、梅昆布茶だ。


紅月「そう、それと、あとは、敵に悟られないようにしないって事かしら」


渉は、必死にスマホのメモ帳に書き込んだ


紅月「あはは、渉君は素直ね、うちの弟にも、その素直さ見習って欲しいなー」


朱雀「俺がどうしたって?」


話をしていたら、修行から帰って来た朱雀は、冷蔵庫を開けて、牛乳をまるまる1本一気飲みした。



ーーなんか変な気を感じるーー


朱雀の背中から、ひょいっと顔を出したのは、鳳凰の、ナール、炎で身体を包まれていて、小さなドラゴンの顔をした、鳳凰。


燈「可愛い!!何その子♡」


燈が1番に反応して、ナールに近づいた


朱雀「燈、近づくな危な!?」


朱雀は途中でビックリした、人が触れてもナールは、火を吹かなかったのだ。


紅月「まぁ、珍しい、この家以外の人に懐くなんて」


ーー朱雀、この子からだよ、変な気がするの、変だけど、最高位の気だよ!ーー


朱雀「呼び捨てするなっつたよな??ナール??」


ーーはい、朱雀様、このお方から、最高位の気を感じまするー


燈「いじめないでよ、こんな可愛い子、よしよし」


と、頭を撫でた燈、不思議だ、炎に包まれてるはずなのに、燈は熱く感じなかった。



渉「可愛いな、俺も触りたい!」


渉が近づいた瞬間、火を吹かれて、渉は、燃えたけど火傷はしなかった。


朱雀「ナールは、男の人間は嫌いだからな、すぐ燃やすぞ?」

渉「それを先に言えって!!!!」


朱雀「で、俺の話してなかった?姉貴」

紅月「ええ、渉くんみたいに素直なら可愛いのになって、話しよ」


朱雀「あーはいはい、いつものやつね」

朝顔「ナール、おいで?眠い時間でしょ?」


ーはーい、葵陽ー今日もお布団かけてね?ーー


燈「え!私も眠いから、お昼寝しよ??」


燈と、朝顔、ナールは、リビングから離れた。


渉「すみません、なんか騒がしくて」

紅月「賑やかで、楽しいわ」

朱雀「んなことより、なんでお前が俺の家にいんだよ坊ちゃん」

渉「坊ちゃんって言うのやめろよ、別に来たくて来たんじゃねぇよ!」

紅月「え?そうなの?渉くん、私悲しいな」

渉「え!?え?あ、来たくて来ました」


渉は少し慌てた、紅月のコロコロ変わる、態度に動揺した。


朱雀「姉貴、やめろって、すぐそーろゆーこと言うの、ほんと疲れる」


3人はそのまま、リビングで話し始めた。


渉「さっきのドラゴンみたいなやつってのは?」

朱雀「うちの家系のご先祖さまのペットだよ」

渉「ペット!?」

紅月「そうね、正確には術獸って言うの、妖怪が流行っていた時代に生まれた、術獸よ。」


渉「え、ちょっと待ってください、妖怪が流行った時代?」


渉の頭は混乱した、ついでに、作者の頭も混乱中だ、ナールを出したのも、計画的にはない、、、、「笑」


紅月は、深呼吸をしてから話し始めた。

その頃、ナールを寝かしつけていた、朝顔も、同時に同じ話を燈にしていた。


紅月「妖怪が流行った時代はね、古くって今から大体、1000年以上前、神社の木があるでしょ?あれは1000年も前からあって、そこから妖怪が生まれてるとも言われてるの、ナールはね、月がその木を照らした事によって生まれた、術獸。」



渉「…術獸…その、術獸って言うのは、何匹いるんですか?」


紅月「ふふ、見たい?私の術獸。」


渉「はい!」


朱雀は、面白くないと言わんばかりの顔をしながら、姉の隣に座って、だらけていた。


紅月は、透明で、きらきらひかる、ストローを取り出し、自分の息を吹きかけると、白い毛並みが整った、顔が凛々しい、オコジョが現れた、服も着ていて、首輪もあり、さっきの鳳凰とは違う、紅月にとても懐いてる感じがあった。


ーー紅月、呼んだか?ーー


紅月「うん、呼びました、呼んでそうそう悪いけど、自己紹介してくれる?お客様なの。」


ーーほう、私が見えるのか少年ーー


渉「はい、見えます。」


ーー俺様の名前は、リョクガクだ、覚えておけーー


渉「はい、俺の名前は渉です、よろしくお願いします。」


ーーおう!宜しくな!所で、朱雀、エジュデルは、まだ帰らんのか?ーー


朱雀「まだだよ、どうせ、修行が終わって、ふらふら街で遊んでんだろ?」


紅月「まったく、お父さんたら、あ!そうだ、卵買ってきて貰わなきゃ、連絡しとこ」


渉は、リョクガクを見ていた、触りたいと思っていても、さっき、ナールに火を噴かれたのが、嫌思い出になっていたので、無闇には触れず、戸惑っていたら


紅月「リョクガクは大丈夫よ?抱っこする?」


渉「はい!」

渉は、動物が大好きだ、神社ではニワトリしか飼えないので、他の動物に憧れを持っていた。


渉「可愛いな…」


渉が撫でていると、朝顔が戻ってきていた。


朝顔「ねぇ、渉、燈ナールと寝ちゃったんだけどさ」

と、スマホで撮った燈とナールの写メを見せる朝顔。


渉「!!その写メ送ってくれ!」朱雀「俺も!!」

渉「お前はだめだっ!」

朱雀「写メぐらいいいだろ!」

渉「俺の彼女だって言ってんだろ?」

朱雀「俺の初恋って言ったよな!?」


などと言い争ってると、新聞紙を持った父が現れ、朱雀の頭を新聞紙で叩いた。


「朱雀、ここで喧嘩するなら外でしろ!」

「痛えんだよ!親父!!」


紅月「卵買ってきてってメッセージしたのに!見てないわね??」


紅月は、父に詰め寄る


「見てない、もう俺は疲れたから、寝る!エジュデル!行くぞ」


ーーはぁ〜こっちが疲れたってば…ーー


青色の、ドラゴンの顔のような、龍はすごく眠そうな顔して、朱雀父の後ろを飛んでいた。


渉「あれが、エジュデルですか?!ナールとは違う色ですね」


紅月「そうなの、でもね、ナールとエジュデルは、兄弟なのよ?」


渉「リョクガクは?」


ーー俺様は1匹狼派だ、オコジョだがなーー


渉は、ん?狼?オコジョ?と?を浮かべた


紅月「まぁ、そうゆうこと!大体ね!私卵買いに行かないと、今日は、親子丼なのよね、じゃあ行ってきます」


紅月は、リョクガクと一緒に、凄いスピードで、買い物に出かけた。


朱雀と、朝顔、渉がリビングに残った。


渉「……俺の話聞いてくれるか?2人とも…」


渉は、一息ついてから話し始めた

雪女との戦いが、どれだけ大変な事かを

今までの事も、燈の事も

ざっくり1から話し始めた。



燈が妖怪に命を狙われてる事を


渉は、独りじゃ抱えきれなかったのだ






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