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夢の中で見た風景
~遠足の帰り道~
何故か渉は、私の隣に座るし
席順最悪かよ··········
お前ら、付き合ってんのか?
とか、茶化されて
バイト仲間だ!と、言ってくれたお陰で
なんとかまたおさまったけど。
「なぁ、トンカツとチキンって水無月の家に住んでんのか?」
「うん、押し入れに住んでるよ。」
押し入れと言う言葉に、爆笑する渉
「なんで押し入れなんだよ笑」
「邪魔だから、てゆか、私寝るからさ、邪魔すんな」
渉を黙らせた燈は、窓の方に頭を置いて
バス学校に到着するまで2.3時間、夢の中にいた
夢の中で、燈が見た景色は
綺麗な田園地帯だった
6月は田植えが終わる時期だ
少し根も生えて緑が、雨に濡れて
成長するぞ!って季節
バスが学校へ到着した。
「ふわぁーーーよく寝た」
「寝すぎ笑、俺つまんなくて、ずっとゲームしてた笑」
「私の隣に座るとそうなるんだよ」
得意気な顔をして、渉に言う燈
「あ、ねぇ、この後暇?」
ひそっと小声で渉に言うと、スマホを取りだし
画面に文字を打つ燈
【次のヒントの夢を見たから、ご飯食べたら田んぼ集合できる?】
と、書かれた画面を見て
渉は、コクリと頷いた。




