悲惨な目に会いすぎてストレスで禿げそう
「もーーーー!こんなに大勢ギャラリーがいたら、やりにくい」
燈を眠らせた八意思兼命
神気で空間を作り
燈だけを、連れ去って行った。
「ちょっと借りてくわねーー」
とか言いながら
ミコトが消えた瞬間
吹雪は収まった、と、同時に
ポン!と煙が出て、神様の姿から
小さな子豚とニワトリなった
三葉神と四葉神がいた。
「えっと、、」
渉はどう声をかけていいかわからず
どもる。
渉の肩に2匹は乗って
「とりあえず話をしよう」
と、トンカツが言った
「怖かった··········」
小さなニワトリ、四葉は怖がり
渉に擦り寄る。
よしよし、と、渉はニワトリの登坂を撫でた
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燈はゆっくり目を開けた
すると、そこに居たのは
セクシー女神
ほっぺに、左手をグーにして
膝の上に、肘を置いて
灯をじーーっと見つめていた。
「おい、モブ、起きろ」
「誰がモブじゃ!!!!」
燈は勢いよく起きた
すると、コツン、ミコトのおでこと、燈のおでこが、当たった。
「「いったあーーーーーーーーー」」
「ちょっと、おばさん、何誘拐してんのよ」
燈は、おでこを抑えながら、文句を言う
「誘拐!?神聞きの悪い、連れてきたはいいけど、懲らしめるのがめんどくさくなって、どうしようと考えていたのだ」
(なんか、アホみたいなこと堂々と言うなこのおばさん···············)
「懲らしめるって、何で懲らしめられないといけないの?」
「モブなのに、四葉きゅんを弄び、挙句の果てには、カフェでイチャついてたからだ」
フンと、そっぽを向いたミコト
「ミコトちゃん?」
名前を呼ばれ、振り向いた
だって私は、女神の友達がいない
お姉様は、私が慕っているだけで
お姉様以外にミコトって呼ばれるの
何百万年ぶりだろうか
「別に私は、懲らしめられる様なことしてないし、ミコトちゃんが嫌な思いしたなら謝るよ、ごめんね」
いつもは不真面目モード前回な燈
でもスイッチが入ると
急に大人びる、真面目になる
不思議な女の子だ。
「だからさ、水に流すって事でいいんじゃないの??」
にこりと微笑んでミコトを見つめる。
(本当は超めんどくさいので、適当にあしらってるだけってのは、だまっておこう)
「水無月燈···············」
勘違いセクシー女神は満面の笑みを見せて
燈に抱きついた
「そなた、いい人間でわないか。」
(げ!懐かれた、これは想定外)
「あはははは、そうかな??」
「これは、あれか、所謂、人間界で言う、【友達】」
目をキラキラさせて、燈に問いかけるミコト
(なんか、距離感めんどくせーーー)
「う、うん、友達」
引きつった笑顔を見せて、友達と言ったことに
燈は後悔する事になるとは
この時は、思っていなかった。
天候を操れるらしい神様を、敵に回すのは
絶対にしたくないと、考えた燈。
「よろしくね、燈」
「う、うん、よろしく、ミコト」
不思議な関係の【お友達】が出来た。
ミコトは、お姉様に【あのクソ女神】(天照大御神)
報告しないといけないらしく
神の国へと戻っていった。
私は無事に返してもらい
トンカツとチキン、渉くんの元へ
行くことができた。
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「「「燈!!」」」
(あれ?渉くんまで、燈呼びに)
まいっかと、3人の前まで歩く燈
「怖かったーーーーーあの女神怖いよ」
へなへなと、地面につく
「何があったのだ燈」
小さい子豚の三葉神が、燈に問いかける
「距離感怖い、でも、敵に回したらもっと怖い·····」
「燈、やらかしたな?」
小さいニワトリ、四葉神
は、何かを察した。
コクリと頷くと
「友達になっちゃったぁーーーーーー」
うわーんと泣く燈
「ま、まぁ、天候を司る神様っぽいし、味方につければ、怖くないって、な?」
ドンマイと言わんばかりに、爽やかスマイルの渉に少し腹がたつ燈
「なんで、渉くんは、トンカツとチキンも、あの距離感近いおばさんも、見えるのよ」
じとーっとした目で渉を見る燈
「山頂で、水無月に触れた時に見えたんだ」
と、渉が言った
「燈の中にある神気に触れたのだ」
と、三葉が言った。
「めんどくさい事になったよね」
っと、四葉が言った
「色々とね··········またストレス溜まりそう··········」
と、あかりが嘆く。
「俺も封印解くの協力するし、この4人の空間、他の人には見えないんだろ?だったら、なんとかなるからさ!」
楽天家のお気楽イケメン坊ちゃんめ
と燈は内心思っていたが、口に出すのはやめた。
本当にこれからどうなるやら··········
読んでくださりありがとうございます♡




