人間が管理者、反対派の妖怪
人間ではない足音が4体ゾロゾロとやってくる―。
金棒を引きずる、鉄の音が響く
金棒を振り回しているのか
時より「ガシャン!!」と言う金属の潰れる音がする。
金次【水無月燈!!!!いるなら出てこいよォ!!】
金次は響き渡るぐらい、大きな声を腹から出した。
隠れていた、燈はその声にぴくっと反応した
4人は、双子が乗ってきたリムジンの後ろに隠れて
鬼たちの様子を見ている
双子は駐車場にの隅に植えられてる、木に隠れて
鬼の動きを観察していた
小さな声で燈は、朝顔に話しかける
「ねぇ、これ、名指しされてるよね、私… なんか、腹たってきた。」
と、右の手を出すと、自分の胸元を掴む
「だめよ、あれは、挑発、何してくるか分からないから今は様子を見ましょう」
朝顔は真剣な顔をして、燈を宥める。
燈は我慢できないと言う顔をして
手にハリセンを出した
車の影に隠れていたのに、鬼の前に出ていた
金次「お前が、水無月燈か!いい度胸じゃねぇか」
朱雀と朝顔も燈の行動に驚いて、前に出ようとしたが、渉に止められた
燈「……………………見えない…………」
ブツブツと何か文句を言う燈
金次「ああん?何言ってんだ!?恐怖で声も小さくなったのか!?」
燈【漆黒だと見えにくいって言ってんだよ!!】
と、燈は、自分の視界を気にした
大きな声で、啖呵をきったつもりだが、その場にいた渉以外は目が点になった。
燈は、空へハリセンを投げつけると
神々しい、神気のハリセンは、空に放たれ
漆黒の空が、通常の空へ変わった
白蘭「!!エリアを破壊した!?」
燈は、ハードボイルドな顔をしながら、ドヤった。
燈「ふふふ、これで、あなた達のエリアは終了!さ、少しは、戦いやすくなったでしょ?」
ニヤリと笑う燈が、逞しく思えた渉は、燈の隣に立った。
渉「無茶しすぎ」
燈「ごめん?」
朱雀と朝顔も、順番に立つ
朱雀「なんで語尾にハテナ何だよ!」
朝顔「こんな事が一瞬で出来るなんて……さすが、、三葉様の神気……」
空「!!能力者こんなにいんのォー?超面白いじゃん」
空音はワクワクして飛び跳ねる
凛「空音、手加減してあげなさいよ?人間何だからね?生身よ?」
空「わーってるってぇ、生身は、弱い、知ってるぅー」
燈「ちょっと、そこのオレンジ鬼!うるさい、あと語尾上がりすぎ、なんかウザイ!」
燈が、空音に指さして文句をいった
その時だった、空音の簪の剣が燈の頬をかする
渉が危険を察知し「伏せろ!!」と言うと
車の爆発で、爆風と破片が4人のすぐ後ろにまで
迫っていた―。
4人は、しゃがんだ体制を起こし、服に着いた汚れを落とす
空音の簪は使うと、すぐに再生されるらしい
空「避けるなんてすごぉいじゃない?この人間、結構遊んでくれそう?」
空音は、嬉しくて、ニヤつきが止まらない
舌で唇を舐めると、4人を順番に見つめる
燈達は修行をした成果もあり
戦う耐性が出来ていた
前みたいに、震え上がる心臓の鼓動や、冷や汗もかかない。
敵を真っ直ぐに見つめている―。
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木の影に隠れていた双子は、燈達と鬼たち両方の様子を伺いながら、ヒソヒソと話をしていた。
黒輝「……簪かんざし爆弾かよ、あの武器……リムジン破壊されたぞ…」
白花「リムジンぐらいどうって事ないけど、どうなるのかしらね、燈達、鬼族強いわね」
黒輝「妖力で作ったエリアを、神気でエリア破壊させたんだ、勝てるだろ。 なんっつー力だよ本当に……聞いた事ねぇよ、妖力の力を神気で破壊なんてな」
白花「燈は、バカだから力だけは無限ってことかしら、で、 どうする?私達ずっとここで見ている?」
黒輝「まだだな、とりあえず様子見だ―。」
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凛音の目と耳はすこぶるいいので、当然、木の影に隠れていた双子を見つけていた
凛音「とりあえず様子見だとか言ってても、見つかってるけどね?半妖の双子ちゃん?」
金次「何!?半妖の双子って事は椿んとこの子が、なんでコイツらといる!!」
見つかるとは思ってなかった、ブラキとビャッカは諦めたのか、ゆっくりと姿を見せる
黒輝「俺たちの事を、何故知ってるのかは知らないが、俺たちは、元々人間だからな」
金次「ハッん!半妖が偉そうな口を叩くんじゃねぇよ」
金次は、金棒で車のボンネットを破壊する
朝顔「ちょっと、色々物を壊すのやめてくれる?それ、壊れたままになるんでしょ?」
白蘭は、朝顔の問いかけに反応した
白蘭「先程、エリアを解除されましたので、そのままになりますね。」
空音「何でこんな雑談してんのォ、とっとと、殺ろうよォーー」
空音は何故かいじけ出した、小石を蹴って、口がへの字に曲がっていた
金次「まぁまて、空音、確かにここで戦うと狭そうで、無理だな。」
燈は、内心思っていた……
敵、なんだよね?何なの?この雑談の雰囲気は
まぁ、私達が問いかけた問題に、真剣に答えてはくれてるみたいだけど、そもそも、エリアを破壊したって、、ん、あーー、ハリセンか、じゃあ、こっちのエリアにすれば、こっちが有利になるって事?
燈は色々と考え、答えを出した。
そして再び手にハリセンを出すと、それを上から下へ振り下ろす。
すると、ハリセンからエネルギーの玉が生まれた。
燈はその玉を、ハリセンで空へ打ち上げる。
玉は空高く飛んでいき――割れた。
次の瞬間、煌びやかな金色の折り紙のようなものが、空から舞い降りる。
そして――エリアが出来上がっていた。
燈「えっと、…… 何か出来た♩」
燈は嬉しくてガッツポーズをした
ビャッカは、笑いを堪えようとしていて、我慢しすぎたのか、お腹を抑えて、小刻みに身体が震えていた
もう片方の手で、自分の表情を隠す。
白蘭「…………この女は何者何です!?先程からエリアを破壊し、自分でエリアを作る!」
燈「水無月燈!高校三年生!!」
燈は、仁王立ちのドヤ顔で、真剣に答えていた
朝顔「そういう意味の何者!じゃないわよ!」
朝顔は、恥ずかしくて顔を赤くしながら、燈にツッコミを入れる
渉「さすが、俺の彼女!」
何故か、威張るように言う渉
朱雀「…………戦闘前にこんなにグダグダなのって、トラ神だけだよな?」
朱雀は、このノリに戸惑っていた……
朝顔「いつもの事でしょ?」
燈は、真剣な顔をして、金次を見た。
燈「1つ聞きたいことがあるの」
金次「何だ」
燈「何故、人間界に戦いに?」
金次「何故だ?佐丸と、座敷わらし様を殺したお前を殺りに来たんだよ」
金次は、目を細め、眉間に皺を寄せた
燈「はぁ??」
言っている意味が分からず、燈の空いた口は
閉じない
燈「私は、殺してない………」
金次「嘘つけ!狐の里を焼き払ったのもどうせお前なんだろ!」
燈「……何を根拠にそんな事言ってんの」
燈の目はだんたと、神気の力が解けて
オッドアイになる、赤と、青色のオッドアイに
その目を見た鬼達の勢いが止まる
さっきまで、感情を持っていた鬼達の表情は
【無】になったのだ
燈「え!?何これ…… 一体どういゆ事!?」
燈が身につけている、四季座の鍵
四と言う数字のエンブレムが、オッドアイに共鳴して
エンブレムが不気味に光る―
渉「もしかして……鍵の、、 【力】?」
朝顔「燈が鬼を黙らせたって事!?」
白い靄が、燈達の足元を隠した―。
駐車場の小石を踏む足音がする
ガジャリ、ガジャリ、
その音に気づいた双子は直ぐに、木の後ろに隠れた。
ゆっくり近づいてくるのは
【核】だ。
『まさか、人間が妖の国の管理者に―。』
燈は核の方を向いた
燈「なりたくてなってる訳では無いです。」
『正直な人間だ、四季座の妖怪は、ほとんど、認めていないらしい、、』
燈「…………別に認めてもらわなくても……」
『これから、認めていない側が、こうして人間界へ、現れることになる。』
その言葉に4人の身体がビクッと反応した。
『覚悟していないと、誰かが命を落とすことになる』
燈は命の言葉の重みをしっかりと、手に握りしめた。
燈「………私はどうしたら?」
『四季座の門を封印しろ』
燈「門を…………封印!?」
『四季座にある、東、西、南、北この4つの門を封印して、人間界へと繋がる扉を無くすことだ、それが出来るのは人間の力が必要だって事を、前の管理者は知っていたのかもしれぬ』
燈「………… えっとぉ……それってつまりまた、 新たな問題発生? 」
燈は、もうスローライフは一生戻ってこないと
諦めた
双子は、その言葉を聞いて、木の後ろから出てきた
黒輝「四季座の入口、塞ぐの協力してやるよ、その入口があったせいで、俺らは半妖になったんだ」
白花「もう私達みたいな半妖を作らないためにも、封印しなさい、燈」
燈は、偉そうに言うビャッカの方を見て
少しため息をついた
『半妖……お前たちは、元は人間か!?』
黒輝「はい、そうです」
白花「……産みの親が、四季座に迷い込んだせいよ、、人間は四季座では生きられない、、」
黒輝「妖怪に育てられたんです。」
『なるほど、妖怪に育てられたから、半妖になったと……』
核は真剣な顔つきをして、考えた。
『半妖じゃなく、人間になりたいか?』
「「はい!」」
その問いかけに、双子はハッキリ大きく返事をする
『……まずは、門の封印からだ』
双子達はその言葉に、安堵して
人間になれる未来を、頭の中で思い描いていた。
燈「核様、あの鬼達は?全く動かなくなってるんだけど……」
『その鍵が光ってる間は、動かない』
燈「!鍵の光が消えるには?」
『目を1分閉じればよい』
燈「!!」
燈は閉じようとしたが、朝顔に止められた
朝顔「ストップ!また鬼が襲ってきたらどうするのよ?今の私達じゃ無理よ?」
燈「あーそっか。 オッドアイを起動するには?」
『……全部聞くのか……?』
核は少し呆れた顔をして、燈を見た
燈「だって、聞いた方が早いと思って」
朱雀は盛大にずっこけた
朱雀「と、とりあえず、 あの鬼達四季座に戻せないか?」
白花「任せて」
ビャッカは、鬼達の下に陣を書いて、術を唱えると
鬼達は消えて、その場から居なくなった
燈「最初からそれ、出来るなら使ってよー」
白花「あの術は、大人しい物体しか無理なのよ」




