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ブラキとビャッカの訪問 渉の試練


ファミレスに来ていた2人に、紅月のスマホから着信があった



紅月「はい、もしもし、はい、え!?分かりました今から帰ります、でも少し待ってて?まだ食べ終わってないから、うん、そう、それじゃあ」



紅月は通話を終えると、カバンの中にスマホを入れる。


紅月「燈ちゃん、食べたら家に戻りましょ?」

燈「?誰から電話だったの?」

紅月「ビャッカちゃん」

燈「げ、、まさか、、、、」

紅月「そう、ビャッカちゃんとブラキ君、今から家に来るって、燈ちゃんに話があるみたいよ?」

燈「…………パフェ追加していいですか?」


燈は、うるっとした瞳で、お願いしてみた


紅月「いいわよ!待たせちゃいましょ!私もチョコパフェ追加〜あとでお父さんのお小遣いから、会計分抜いとこうかしら♩」


燈「!!お姉さん素敵です」


燈は、尊敬の眼差しで、紅月を見つめた



┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈


~朱雀宅~


ブラキとビャッカは、もう既に到着していた

朝顔が、煎茶を入れて2人の前に置く


朱雀は、少し不機嫌そうだがちゃんと座っていた


親父は、社長が来る時に、センサーが働いたのか、もう家にはいなかった。



黒輝「ありがとう」

白花「茶柱が立ってるなんて、入れ方上手ね、葵陽」


朝顔「は、はぁ…それはどうもありがとうございます。」


朝顔は少し困った顔をして答えた、何故ならまだ社長と受け入れてはいないし、歳も歳下だと思っているからだ。



4人の沈黙は続いた、秒針の音が響くので、朝顔は、テレビの電源を付けて、朝顔も煎茶を飲んだ


朱雀は1人だけ牛乳を飲んでいた。



(おいおいおい、この空気感、何なんだよ…、早く帰ってきてくれよ、姉貴、燈…)


と、思っていた朱雀に、ブラキが話しかけた


黒輝「そういえば、渉はどこか行ったのか?」

朱雀「ああ、さっき家から電話があって、帰ったんだよ」

黒輝「俺を殴った渉に会いたかったのにな」

その一言に、朱雀は笑いそうになったが、堪えた。


また会話が続かなくなり、沈黙となった

ビャッカは、まだ時間がかかると思ったのか、紅月の部屋に行って、次の巻の漫画を何冊か持って、リビングに戻る。



朝顔「その漫画好きなんですか?」

白花「好き!このイケメンの子がタイプでね、アイドルとかも好きなの♡」

朝顔「好きなアイドルグループは?」

白花「FINAL5♡」

朝顔「一緒です♡私はシルク推しで」

白花「ナイスよ、葵陽、推し被ってないわ、私ハ二推しよ♡気が合うわね葵陽」


朝顔とビャッカは、何故か気が合っていた

二人でアイドルについて語ると、スマホで連絡先を交換していた


白花「今度のツアーめぐり、連れてってあげるわ♡」

朝顔「副社長ありがとうございます!」

白花「ビャッカでいいわよ、葵陽♡」


(おいおいおい、なんなこいつら、なかよくなってねぇか?)

朱雀は、牛乳を口から少し零した、それを袖で拭きながら、ビャッカと、朝顔を見ていた



朱雀のスマホの通知がなる


ピロン


渉から?


―水無月にはまだ言うなよ、じいちゃんが、危なくて、今から手術になった、俺は、狐の封印に参加できそうにない―


朱雀「はぁ!!!??」


思わず声をだした朱雀に、一同振り向いた


朝顔「何?どうしたの?」

朝顔が朱雀に、心配そうに問いかける


朱雀「いや、こっちの話、何でもねぇ、ちょっと俺も出かけてきていいか?あいつらまだ時間かかるだろ?」


朝顔「え?!!何で」

朱雀「また後で説明するから!」

朝顔「!!分かった」


朱雀の今までにない真剣な表情に、朝顔は、察したのか、行ってらっしゃいと送り出した―



┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈


ここは天狗堂―


烈は、四季座の異様さに気づき

しかめっ面をしながら、書類を見た―


烈「………燈に知らせに行くか…」


書類を机の上に置き、縁側に立つ

羽を広げると空へと飛んだ―



燈と、紅月はファミレスを後にして、朱雀の家に戻る途中、朱雀と鉢合わせた。


燈「ちょ!朱雀!?どこ行くの!!」


朱雀は、燈に気づかず、走り抜けようとした時に

燈に呼び止められた。


朱雀「!!」

燈と偶然会うと思っていなかった朱雀は、足を止める


悩んだ朱雀は咄嗟に

朱雀「トイレだよ!!」


と、答えた


燈は、わけが分からなかった

首を傾げて、呼び止めようとしたが、そこにはもう朱雀は居なかった。


紅月「大丈夫よ燈ちゃん、本当にトイレかもしれないし、うちのトイレが断水してる可能性もあるわよ?」


と、紅月に言われて、とりあえず納得したので

朱雀の家に戻ることにした




┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈


朱雀は、スマホを開き、渉にメッセージをした


ー今病院の前にいる!ー


ーお前も来たのか?ー


ーで、どこにいる?ー


ー5階の手術室の前だよー


ー了解ー



朱雀は、院内にあるコンビニで、ジュースと、甘い飴を購入して、手術室の前に急いだ。



朱雀「渉」


病院なので、静かに歩く、朱雀

渉は、下を向いていて、呼ばれた事に気づくのがワンテンポ遅かった。


朱雀「お前一人か!?親父さん達は?」

渉「親父とお袋は、親父は神社の仕事に戻って、お袋は、弟が帰ってくるから家で待機中、結構、時間かかってんだ。」


朱雀「とりあえずほら、これ買ってきたから飲め」

渉「サンキュー、、、」


渉は袋を受け取ると、手に持って、その袋を見つめた


椅子に座る2人



渉「………水無月達は?」

朱雀「さっき燈と、姉貴とすれ違った」

渉「え?まだ帰ってきてなかったのか?」

朱雀「そーなんだよ、双子と異様な雰囲気のままだったから、俺もここに来たって訳だ!」


朱雀は、さっき自分の分もついでに買った飲み物を、開けた、炭酸でプシュっと音がした。


渉「そう言うことか、俺を心配して来たかと思ったけどな」

朱雀「それもある!いや、それが1番先の理由だ」

渉「、ありがとう」


渉は、素直にお礼を言う

礼を言われた朱雀は、満足そうな顔で笑った―



┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈



燈と紅月は、玄関の前の門をくぐろうとした時

羽をしまう音が聞こえたので、2人は後ろを振り返る


そこに立っていたのは【烈】だ―


烈「燈!!」

燈「烈?どうしたの?」


険しい顔で立っていた烈に、燈は問いかけた

紅月は、烈と初対面だが、黙って見ていた。


烈「……椿が死んだ」

燈「!!」


燈の顔が曇る


燈「どう、、、言うこと??」

烈「俺も分からないが、狐の里が崩壊している」

燈「………」


燈の右手は、ぎゅっと拳を握る。


紅月「…… 燈ちゃん、この方は?」

燈「………… 天狗の頭領、烈」


紅月と烈は、とりあえず、挨拶を交わす


(天狗のお頭とも、知り合ってるなんて、さすが、四季座の管理者ね……)


紅月は、燈を見ながら、関心していた。


紅月「とりあえず中に入って話しましょ??」



┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈



ーー朱雀宅ーーー


烈は中に入ると、ブラキとビャッカと目が合った

朝顔は、何故!?と言う顔をして、燈を見たが、燈は、とりあえず相槌を打つと、朝顔に向日葵のピアスから、神気を使い、テレパシーで朝顔に伝えた


ー烈が居ることは一旦置いといていい?ー


ー置いといてもいいって、良くないって言っても置いとくでしょ?ー


ーうん、置いとく。で、さ、渉と朱雀がいないんだけど、どうしたの?ー


ーちょっとあの二人の事は、私も置いとくー


ー置いとく置いとくって、さっきから何?!ー


ーとりあえず、置いとくのよ、で、何で烈が居るのよ?ー


ー…………ープチッ


「………置いとく!!」


朝顔と、燈は何故かお互い、ムッとした


その行動を見て烈はため息を着いて朝顔に、説明した


烈「朝顔、俺がここに来たのは、この2人に用があるからだ―」


朝顔「え?」


黒輝は、烈の顔をじっと見た、白花は知らん顔して漫画をペラペラめくる


黒輝「天狗の頭領が、俺らに何の用だ」


烈「お前ら、自分の育ての母親が死んだんだ、その気配ぐらい分かるだろ?」


烈は、少しきつい言い方をした―


黒輝「知ってるよ」


白花「だって私達直接は殺してないもの」


烈は、驚いた顔をして、血相を変える


烈「自分の母親を殺した犯人を知ってるのか」


黒輝「知っているよ?なぁ、ビャッカ」


ビャッカは、ブラキの問いかけに反応した

漫画を置いて烈の顔を見る―。


白花「ええ、そうよ、私達は、あの母親が憎い」


燈「自分の母親が憎い!?」

燈は、眉間に皺をよせた。


白花「今は人間の姿、でもね、鏡に映ると半妖なの、分かる!?」

黒輝「この姿のせいで、どれだけ俺たちが苦しんできたか、普通の人間には分からない」


烈「だからって母親を殺していいわけがないだろ!!!!」


烈は、双子を見ながら、大きな声をだし、怒鳴った


その怒鳴り声を聞いても、動じない、双子の目はとても冷たく、人間とは言い難い


黒輝「知ってるよ、俺たちが赤ん坊の頃、世話してくれたおっさんだろ?あんた」


白花「全部覚えてるもの、赤ん坊の頃の記憶、あんな所にいたせいでね!!」


紅月「2人とも落ち着いて、とりあえずみんなで、こうゆう時こそ、甘いもの食べない?ほら、お茶菓子もあるから、一旦座って?」


紅月に誘導されると、みんな客間に移動した


朝顔のスマホに一通の通知が入っていた


ーー渉のじいちゃん、亡くなった、俺は渉の家の手伝いする、葬儀が決まったら、また連絡するから、その時に燈に伝えてくれー


朱雀からのメッセージだった


朝顔は、一瞬止まって、了解とだけ打って送信をした。


朝顔は、何も知らない燈の背中を見た


朝顔の脳内は、どうやって伝えよう、こういう状況でと


色んな言葉が飛び交った―。


┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈



渉は、病院のトイレで、一人でぼーっとしていた


渉の祖父は、渉が高校生になってから、毎日手作り弁当を作っていた


おじいちゃん子だ。


渉の頭の中は、半分はおじいちゃんとの思い出と、悲しみがある


だけど、今自分が置かれている状況が、半分ある



俺…何やってんだ

水無月の所にも戻らないで

朱雀を1人にして

こんなことして、水無月の事守れるのか?


今までの戦いで俺は強くなったんだよな?

修行だってやってきた。


俺は、ダメなのか?


考える事がどんどんマイナスの方にしか行かない渉の耳元に聞こえたのは、


亡くなったはずの祖父の声



―――核様に会いに行け渉、、、、――――



渉は、勢いよく立ち上がったと、同時に、鳥肌も経っていた


亡くなったはずの祖父の声が聞こえるからだ


辺りを見渡すが誰もいない



「核様!?」



――神社に行けば分かる、、、、後は任せた――



「!!じいちゃん!!」



渉は、祖父を呼んだが、その言葉以降声はしない。



トイレのドアをバンと勢いよく開けると

朱雀の所へ行った


「朱雀!行くぞ!」

「はぁ?行くってどこへ?」

「神社だよ!」



病院には家族も来ていたが、渉は、悲しむ暇もなく

朱雀と病気を後にして、神社へ向かった―




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