四季座―狐の里
烈と朱雀が、燈達の前に合流した。
燈「烈久しぶりー元気?」
烈「久しいな、燈、元気だ、皆も元気そうだな」
渉は少しむっとしていた。
烈「葵陽、だったか、もう電撃はやめてくれよ?」
朝顔「変なこと言わなかったらやめてあげる」
烈「渉は、相変わらず俺の事が嫌いだな?」
烈はむっとしてる、渉の前に覗き込んだ
渉「はい、嫌いです。」
燈「ちょっと、渉、そんな事言わないでさ、烈助けてくれるんだから、少しは愛想良く」
渉「できるかよ!目の前で、俺の彼女にキスした相手に」
朱雀「おま!まだ、引きずってたのか!?長えぞそれは」
渉は、朱雀の言葉に少しダメージを食らった
烈「嫌われるのは慣れてるからな、それはいいとして、ほら、天狗の羽だ、人数分ある、これを付けてるうちは、人間ではなくて、天狗になる。」
燈「てことは、空飛べる!?」
烈「はは、やっぱりそこに食いついてきたか、飛べるぞ。」
燈「やったあ!朱雀が羨ましかったんだー」
朱雀「だろうなとは思ったよ…」
朝顔「じゃあ飛んで狐の里まで行けるって事ね。」
燈「よし!じゃあ皆でビュンと、飛んで、ビュンと封印して、報酬もらって帰りましょーー」
渉「そんなに簡単に行くとは、思えないけど…」
燈「ちょ、渉それ、フラグ!フラグたてないで!」
烈「ははは、相変わらず面白ぇな!」
3人は、服に、羽を装着すると、天狗の羽を背中から生やした
燈「ちょーかっちょいーー!烈ありがとう!あ、そうだ、烈、いちいち呼びに行くの面倒臭いから、ここに、番号登録してくれない?」
燈は、スマホを取り出し、烈の番号をGETした。
朱雀「これで俺も呼びに行く手間が省けるな」
渉「はぁーーーーーー」
渉は最大に長いため息をついた、朝顔は、渉の背中を叩いて、ドンマイと口パクで言う
渉は、もう【慣れた】と顔に出ている
烈「朱雀には話したが、気をつけろよ、少しでも人間とばれると、何をされるか分からん、人間嫌いだが、人間を育てたと言う噂がある」
燈「あーあの、ブラキとビャッカの事ね?」
烈「何!?人間を育てたのは、噂ではないのか?」
燈「らしいよ?だって依頼を受けたの、その子供達だもん、自分の母親を、用は済んだからって、封印しろって言ってきたのよ?」
烈「なんと卑劣な人間だ……そのブラキとビャッカは何者だ?」
燈「さぁ?よく知らない」
烈「、、、、依頼をうけたのだよな??」
燈「受けたよ?」
烈「………金……に目が眩んだか?」
燈は口笛を吹くと
燈「さぁーーLETSGO♩」
と言い、先頭を行こうとするが
飛ぼうとした瞬間、上手く飛べずに、地面に顔面からダイブした
渉は即助けに行って、燈の身体を支えながら、空を飛ぶ
燈「ありがとう」
少し鼻血が出ている燈の顔を、渉は、自分のハンカチで、燈の顔を綺麗にした
渉「これで抑えて、集中しないと飛べないぞ」
燈「はーい!」
朱雀「そうそう、何でも集中。」
うんうん、と朱雀は頷くと、電信棒にあたり、地面へ落下した
朝顔「お約束ね、朱雀」
朱雀「うるせーーーー」
烈「何でも集中が大事だぞ朱雀」
朱雀「……はい。」
緊張感の無い、5人は、今から狐の里に向かって、狐を封印するらしい。
こんな調子で大丈夫なのか??
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ーー四季座ーー狐の里ー
朱雀「すげー本当に狐がいっぱいいる」
朱雀はキョロキョロ辺りを見渡す
朝顔「なんで、狐の尻尾の本数が違うの?」
烈「狐はな、尻尾の本数によって、位が違うと聞いたことがある」
朱雀「へぇーで、親玉さんは、何本なんだ?」
燈「九尾の狐、九本」
烈は、とりあえず話の間に入り、その話を終わらせる
烈「ここにいる間は、服に羽をつけとけ、で、背中にある羽は閉まっておけば、大丈夫だ。」
渉「羽根を閉まうってどうやって?」
烈 「意識を背中に集中させると、羽がスッと小さくなる」
燈達は背中の羽をスっと閉まう
燈は、何かを思い出したかのように、スマホでを持って、タッチペンを取り出すと、花を描き始めた
朝顔がその様子を覗き込み
朝顔「何してんの?」と、問いかけると
燈「やばい、忘れてたの、前椿と会った時、花の苗を買ってこいって言われてたの」
燈は、スラスラ花の絵を描くと、燈の能力を使い、スマホの中の絵をタッチすると、スマホから花が出てきた。
燈「スコップとかも描くからさ、ちょっとみんなで花植えてーほら、そこの狐達も一緒に」
狐も、恐る恐る近づいて、花を持つと、小川に沿って花を植え始めた
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「椿様!!」
1匹の狐が椿の元へやって来た
この狐は、3本尻尾がある。
「どうした」
「椿様、四季座の管理者の方と、数名の天狗が、狐の里へ来ていて、花を植えてます!」
椿の耳はピンと、立った。
椿の狐の耳は嬉しい時に立つ、悲しい時は、その耳がヘタる、耳によって、感情が分かるため、表情を変えない時もある。
「あの約束を覚えていたとはな」
椿は、部屋から出て、小川の方へと向かったーー
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渉「よし!だいたい植え終わったな」
朝顔「綺麗な小川になったわね、やるじゃん燈」
燈「えへへ、そうでしょ?」
烈「でも何故花を買ってこいと?」
燈「……」
燈は、座敷わらしの事を思い出して少し切なそうな顔をする。
燈「綿菓子がね、管理者だった時、この狐の里に、花を植えてたんだって、椿が言ってたの」
渉「管理者の仕事を務めたって訳だな」
渉は、優しく微笑むと、燈の頭を撫でた、燈は、安心したように、ニッコリと微笑む。
その笑顔を見た朱雀は、チクッと心が痛かった
俺、まだ燈のこと好きなのか?
「燈」
名前を呼ばれて、振り向くと、九尾の狐の女が立っていた、その女の周りには、赤い目をした狐が浮遊している
「椿、ほら、小川綺麗にしておいたよ?」
燈は、四季座の管理者の顔になっていた
作業をし終えた、満足そうな表情で、笑った
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燈達一行は、椿の屋敷に招かれた。
桜餅と、お茶を人数分、狐が用意する
燈は、珍しく、座布団の上で正座をした
烈は、燈がちゃんとしてるところを、初めてみたので、少し驚いたが、烈の背中もピンとなって、正座をする、朝顔、渉、朱雀も正座をして、椿を待っていた
しばらくすると、椿がその部屋へやって来た
さっきいた、赤い目をした狐2匹の姿はいない
椿「待たせたな、切磋と琢磨が昼寝の時間でな、寝かせてきた」
燈「切磋琢磨??」
椿「さっきいただろう、私の傍でいつも浮遊してる、狐の霊魂だ」
朝顔「狐の霊魂に、名前をつけているんですか!?」
朝顔はびっくりして、少し正座が崩れてしまった。
椿「霊魂に名前を付けるのは、珍しい事なのは、分かっておる、でもそなた達の方が珍しいだろ、祓い屋の癖に天狗のふりをした、人間」
椿は、笑いを堪えていた。
朝顔と、渉と、朱雀は、バレていた恥ずかしさから、顔が真っ赤になった
朝顔「ちょっと烈、バレてるじゃないの!」
烈「ああ、でも俺のせいではない」
烈も笑いを堪えている
椿「茶番はとりあえずこのぐらいにして、自己紹介しておくか、我は九尾の狐、この狐の里の頭領、椿だ。」
椿は、深くお辞儀をする
朝顔「朝顔葵陽です」
朱雀「沓名朱雀…」
渉「神木、、渉です」
椿は、名前を一通り覚えたのか、小さく頷く
椿「で、烈、何故お前がついておるのか?」
烈「ま、用心棒ってわけだな、久しぶりなのに、その態度はどうかと思うぞ?」
椿は烈を睨むと、尻尾9本の動きが荒くなる
燈「え!?2人知り合い?」
椿「ああ、四季座の頭領会議でな、こいつは、昔から好かん」
朝顔「頭領会議!?」
初めて聞くワードに朝顔の脳が混乱する
椿「大妖怪の頭領、6人私を含めてな、座敷わらし様と、毎月皆で集まって、会議と言う名の、飲み会をおばば食堂でしていたんだ、ただ、最近はなかった。だから会うのは久しぶりだな?烈」
烈「そうだな、座敷わらし様と、佐丸が離縁してからなかったからな」
燈「あーなるほど、つまり、ドロドロね」
渉「訳わかんねぇよ」
燈の言葉に、理解不明なのか、渉が速攻でツッコミを入れた
燈「………椿、悪いんだけどね、こんな和気あいあいとしに来てる訳じゃないのよね、」
燈が真剣な顔をして、椿を見た
椿「……だいたい察しは着く」
燈「なら話は早いよね?」
椿「ブラキとビャッカ…………だな?」
燈「そう言うこと、だから恨むのは無しにしてね?」
燈「で、ここ、すごーく狭いから、広いとこに移動しない?」
椿「外に行くか、、」
椿は昔の事を思い出していた、ブラキとビャッカが、小川で子狐と遊んでいた時の記憶を
その子供の無邪気な、ブラキとビャッカの笑顔
その裏に隠されていた、私への想い
それを考えると
胸が締め付けられそうなぐらい
切なくて、涙が出そうだったが
泣くのを堪えた
燈「ねぇ、そういえば、椿のことよく知らないって言ってたよね?烈?隠してた?作者が戸惑ってるよ?」
烈「ははは、それは良かった。」
燈「知ってたならさ、最初から言って?その方が、チョチョイのちょい!でしょ?」
烈「それはつまらんだろ?」
燈「つまるつまらないの問題!?」




