エジュデル『術獣』の家出。
銭湯の帰り道、4人は、ぽかぽかした気持ちで帰り道を歩いていた。
燈は心も軽やかになっていた、さっきまでは、沈んでいた心も、お風呂に入ったら、切り替えれたみたいだ。
単純な主人公だーー。
ま、考えても、しょうがない、くよくよ悩んでるなんて、らしくない!今を楽しもう!何とかなる!
そう、燈は、何とかなる精神で今まで人生を切り抜けてきたのだ。
朱雀「何か燈の周りに花飛んでね?」
燈「飛ばしてんの♩」
朝顔「ちょ、蝶々まで飛んで来たけど!?」
渉「何か楽しそうだなー」
朝顔「楽しそうですますな!」
4人がほんわか?な会話をしていると、すごい勢いで泣きながら飛んでくる1匹の青いドラゴンがいる。
そのドラゴンのサイズは、オーブンレンジぐらいの大きさだ。
『すーーーーざーーくーーーーーーー』
朱雀「!!はあ?エジュデル?どうした、泣いて」
このドラゴンは、朱雀家の術獣『ガンドラ』である。
朱雀家は、代々祓い屋で、朝顔は、そこで同居して修行している、朝顔も、祓い屋で働く準備をしているからだ
燈「え!可愛いこの子、ナールの青いバージョン??」
朝顔「この子はエジュデル、朱雀のお父さんの術獣。」
渉「へぇー青いってことは、青龍か?」
泣いているドラゴンは、渉を見て、泣きながら答える
『うぅ、もう、修造なんかと、組みたくない、、、この男がいい、、もう、やだーーだーー』
朱雀「何で渉何だよ、じゃなくて!何があったんだ?」
『あの、、さ、、修行してたんだけど、、山に放置されるのは、、いつもの事なんだけど、、酒、買ってこいとか、修行ない日は、抽選並んどけとか、、扱いが酷すぎて、、う、うう、うう、』
朱雀「あの、親父、術獣に何させてんだ、よ!」
朱雀は呆れた顔で、頭を抱えた。
ため息を着く。
『僕、家出してもいい?朱雀、、』
朱雀「は?!家出!?」
『うん、、離れれば、きっとさ、、分かってくれると思って、、うう、、』
涙が止まらない術獣、エジュデルは、渉の顔をじっと見る
渉「!・・・俺の家に来るか??」
朱雀「は?何言ってんだ!?」
燈「え!渉ずるい!私の家でもいーよ?」
燈と、渉は、おいでと、両手を広げて、エジュデルを待っていた。
その光景を不思議そうに見る、朝顔は、首を傾げ見ている
朱雀は速攻親父に電話をかけた
朱雀「うん、だから、エジュデルが、ああ、はぁ??その依頼どうしろって、は?何言ってんだ、親父、おい!!勝手に切るなよ!!」
電話は数秒で終わり、朱雀はスマホをポケットに閉まってから、電話の内容を報告する
朱雀「…エジュデル、家出は許可出たが、依頼が入ってるから俺達と依頼を片付けろって。」
『また仕事させる気だ、、…鬼!鬼だ!人間なのに、鬼畜だ!!』
泣きながら、渉の胸に飛び込んだエジュデル
燈は、チェーーっと言う顔をする
朝顔「ねぇ、依頼を任されたって…初めてよね」
朱雀「ああ、初めてだ。」
渉「何の依頼なんだ?」
渉は、エジュデルを抱っこすると、頭を撫で出した
朱雀「四季座の狐の里に行って、九尾の狐を封印しろって」
燈「!!え!!」
燈は、四季座九尾の狐に反応した
燈「……」
朱雀「知ってるのか?」
燈「言ってなかったんだけどさ、こないだ務露首に連れてかれて、挨拶した…綿菓子と親しい狐だって」
燈は、驚いてはいたが、もはや諦めている表情をする
朝顔「何か複雑だけど、依頼ならしょうがないはね、お金が貰えるって事だし」
燈「!!報酬」
燈はニヤリと笑う
燈「ね!渉、私達も協力しよ!ね?」
渉「……バイト入ってないから、金欠なんだろ?」
渉は、じとっとした目で、燈を見た
燈 (ぎくっ) 「え、えっと、さあ、四季座の管理人のお仕事しなくっちゃっ♩」
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
ーー燈の家ーー
四葉が三葉の自室の隣に、部屋を移動させて帰宅した。
三葉「四葉、どうしたのだ」
四葉「ああ、兄者、同居人が増えたから帰ってきた」
燈が帰宅して、三葉の部屋に入ってきた。
燈「あれ?チキン、おかえりー」
四葉「ただいま…」
燈「何拗ねてんの?」
四葉「渉がさ、あのドラゴン可愛がりすぎ。」
燈「あはは、それで拗ねてんの?可愛いチキン」
三葉「こら、燈、からかうな」
四葉「今日は兄者の部屋で寝る」
布団を敷いて、四葉は、ふて寝をしようと横になる
燈「あ!じゃあ今日は私もここで寝る、トンカツ、布団敷いてー」
四葉「え!?燈もここで寝るの!?」
燈「たまにはいーじゃん」
三葉「いや、たまにと言うか、初めてだが、まぁ、親子水入らず、眠るとするか」
「「え、、親子なの??」」
燈と、四葉がハモる
燈「親子と言うよりさ、四葉は弟、三葉は、パパだよね、、あ、」
四葉「普通に名前呼べるなら、もう呼んでよね」
三葉「はは、長かったな、トンカツとチキンも卒業だな、、」
燈は少し恥ずかしくなったけど、すぐ笑顔に切り替えた
燈「ねぇ、思い出、いっぱい作ろう?卒業式で、決めるから、神気返すか返さないか」
三葉と四葉は、お互いの顔を見てから、燈を見て、優しく微笑むと、川の字に布団を敷いて、横になった
燈「あ、そうそう、四季座の初仕事とゆうか、朱雀達の依頼、手伝ってくるよ、明日。」
四葉「寝ようとしてる時にする話じゃないんだけど…何その情報…」
三葉「危険ではないのか??」
燈「わかんないけど、危険になったら、助けに来てくれるでしょ?」
四葉「当たり前」
三葉「助けない理由はないな」
燈「なら、安心して行ってくる、綿菓子のさ、知り合いを封印しないといけないんだって」
四葉「重い!」
四葉は、燈のおでこをデコピンした
燈「いったあ!何すんの、チキン!」
四葉「呼び方戻ってるし!」
枕もついでに、燈に投げつけた
三葉は微笑ましく、姉弟喧嘩を見ているようで、微笑んでいたら、枕が思いっきり顔面に飛んできた
燈「枕投げ開始ー!トンカツ!神気で飛ぶ枕作って!」
四葉「何で飛ぶのさ!普通の枕でいいじゃん!」
燈「普通の枕投げは、つまんないでしょ?」
燈は、ニヤリと笑うと、戦闘準備のポーズをした
三葉は、やれやれと言うが、神気でポンポン、羽の生えた枕を出した
燈「何個捕まえたか勝負!!」
四葉「よし!僕が勝つ」
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
ーー渉の家ーー
「寝るところ、俺の隣でいいか?」
タオルで枕を作る、渉は、布団にその枕を置いた
『ありがとう渉』
エジュデルは、その枕に頭を乗せると、羽を閉まって、寝転がる、渉は、その横に添い寝した
『渉、狐、強そうだけど大丈夫?』
エジュデルは、狐の気を感じ取っていた
「分かるのか?」
『僕は、気を感じるのが得意なんだ、だから離れてても分かる』
「…強いか…だから封印なのか…」
『渉は察しがいいね、分析脳??』
渉は、スタンドの電気を豆電球に変える
「分析脳っと言うか、そうだな、色んな連想はするかな。」
『へぇー、僕そういう人間と話すの初めてだ』
「俺だってドラゴンと寝るのは初めてだぞ?」
『渉、安心して、狐は火なんだ、危なくなったら僕が渉を守るから。』
「無理はするなよ?俺は妖刀を使えるし、強いんだぜ?」
『え!やっぱり!渉から感じた妖力はそれなんだ!』
エジュデルは、キラキラ目を輝かせた
渉は、スタンドの電気を切った
「ほら、もう休もうぜ、明日朝早いんだからな」
『うん、おやすみ!渉』
「おやすみ、エジュデル」
渉は、初めて会ったドラゴンに懐かれているが、居心地がいいなと思った。
2人はすぐに眠りについた
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
ー沓名家ーー
朱雀のお父さんがキッチンでお酒を飲みまくっていた。顔は真っ赤で、べろんべろんだ
朱雀「ったく、飲みまくってやがったのかよ、」
父「おーー朱雀ーーおかえりー我が息子ーー」
と言いながら、酒臭い息を近づけて、朱雀を抱きしめる父
朱雀「うわっ酒臭え、離れろ!!」
父「葵陽ちゅわーーん」
離れた瞬間、朝顔にも抱きつこうとする、父を朱雀は必死に止めていた
紅月「おかえり2人とも、ちょっと上で話しましょうか?依頼のことで、ちょっと、お父さん、やめなさいって、もう寝て!ほら!」
父親の耳を引っ張ると、寝室まで誘導する、紅月
父「いてえ!!やめろーー、俺の娘は、凶暴だーーいてえーー」
朱雀は、うるせえ親父だなと、呆れた顔で見ていた
朝顔は、師匠の顔色が気になって、真剣な顔になっていた。
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
かごめ かごめ
かごのなかの とりは
いついつでやる
よあけのばんに
つるとかめがすべった
うしろのしょうめん だあれ…………
月夜の晩に、鋭い目をした男が
1000年の木の前で、この歌の歌詞を、朗読して
1000年の木に近寄る。
「少し、、 あなたは…… 私には、都合が悪い―。」
ー何をするーー
木、ガジュナルは務露首に問いかける。
務「くくく」
務露首は、不穏に笑うーー
務「主よ、生みの親の力を、我が主へ」
務露首は、木の妖力を自分の手の中に吸い込むと
その手を、寝ている燈をイメージしながら、その力を注ぎ込む。
1000年の木は、葉っぱが枯れる
喋られなくなり、ただの木となったーー
寝ていた燈は、突然起きて、スマホで時間をみる
深夜2時22分
「………」
何、この不思議な感覚……
目を閉じて見えるのは、みぞおち付近に、妖力の赤い炎、でも熱くはない
「………」
三葉「どうした、燈、急に起きて……トイレか?」
三葉はゆっくり身体を起こし、欠伸をすると、燈の顔を見て驚いた
三葉「!!燈、目が」
燈「はぁ?目??何?」
四葉がうるさいなーと、目を擦りながら起きると、燈の顔を見て、びっくりする
四葉「厨二病が進化した!?」
燈「は?何言ってんの?トンカツ、ちょっと鏡出して」
三葉は、鏡を燈に渡す、恐る恐る、燈は鏡を見た。
燈の目は、片目だけ、人間らしさが消えている、瞳も赤く、務露首と同じ目になっていた
燈「オッドアイ♡」
四葉「いやいやいや、喜ぶ?そこ」
燈「え?カッコイイじゃん、何が起きてるかは分かんないけど、何か強くなった感じはするよ?」
燈は、二の腕の筋肉を見せると、プクっと前から同じ、何ら変わらない、筋肉を見せる
三葉「…そこは、変わらないだろう?」
と、溜息をつき、頭を抱えた
四葉「はぁーーー厨二病が進化したよ…僕らにだけ見えてればいいけど、他の人間に、その目見えたら厄介だよ」
燈「あ、それもそうか、トンカツ何とかして?」
三葉は、燈の両目を、手で触れる、すると神気を手から出すと、青いオーラが目を包み込む。
三葉「これで、他の人間には見えまい」
燈「あーー良かった」
燈は、安堵する
燈「何これどうなってんの?神気返さなきゃって思ったら、妖力強化って、」
燈は、安堵したが、謎が増えたので、眉をしかめる
燈は、はっ!と思いついて、スマホを取りだし、アプリを起動した
燈「Hey!チャピ毛!急にオッドアイになったんだけどこれどうなってると思う?」
『燈様、それは、誰かが仕組んでいるーーと考えた方が良さそうです、不穏な闇が、燈様に、力を貸しています。』
三葉と、四葉の顔色が焦りへと変わる
当の本人は、何も変わらない
燈「へーそーなんだー、で、その犯人、分かってる?分かってんなら教えて?」
『……それは出来かねます』
燈「何でよ!!」
『シャッドアウトされていて、何も見えません』
燈「えーーーー、トンカツ、これ、役たたずなんだけど?」
『そう、おっしゃらないでください、そんな事言われたら悲しくて、不穏を検知出来なくなります』
四葉「はぁー、燈、アプリを虐めるなよ…」
燈「虐めてないよ?」
三葉「はぁー」
『燈様、深夜3時です、少しでも寝てください、今日四季座に行くの遅刻しますよ?』
燈「分かったよーー、寝るよ、はい、寝ようみんな」
四葉「寝てたのに、こんな事で起こされるなんて…」
三葉「寝る前に、1句読むか!」
燈「え!?何で?」
〜深夜2時 目の色変化 忙しない~




