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テストと班員

学年が上がったら皆さんは何を思うだろうか?嬉しい…義務教育終われ…とか思ったりしていませんか?



「学年が上がったらテストだよなぁ…あぁ…いやだ!面倒い!」


俺はそう言いながらテストがある場所へと1人寂しく向かっていく。どうせ変なテストをやらされるのだろう。去年なんてトライアスロンだったし。





「いやだけど受けなきゃ…。でも果たしてどういう内容なのだろうか?」


俺はテストを行う場所へ向かう道中1人で呟く。テストは普通固定のものだがこの学校が違うのだ


 自分自身がわからないわけではない、

(違う)【内容】が毎年変わるからだ。 それも1-3学年の間は、ずっと体力テストだが 4,5学年は違う。


ある年は決闘システムで別の年は、探索システムと毎年それも不規則的に変わるのだ。しかも連続で同じものが続く年もあるし、学年別の年もある。




_______おかげさまでこの学院は、先生泣かしの達人の不名誉な称号をもらったのだ。____






と脳内で事実を張り巡らしていると、どうやらテスト会場についたようだ


「失礼します…」


ドアをノックし緊張しながら入ると、そこは剣同士が切りあう音や詠唱が響く空間だった。ん、どうやら今年は決闘システムらしい。


「お…レイン待ってたぞ」


俺の担任であるオールト先生は揮灑な腕をこちら側に振りながら言う。ぶんぶんと音がしている、ってか腕を振るの速すぎるだろ。



噂によればだが、オールド先生はかわいらしい姿からは、想像もつかないが握力が常人の50倍もあるらしい。ちなみに先輩が言っていた。





俺の場合は決闘相手は誰だろうか?


「俺は、どうすれば…」


恐る恐る尋ねる。不安で胸がいっぱいだからか緊張しているみたいに心臓が早く、脈を打つ。




「レインは、こいつと戦ってもらう  来いカル!」


先生は、強そうな男子生徒を呼ぶ、俺は見て思った事をあげよう。まずデカイ…俺の3倍はあるのではないかと思っている。そして鉄剣を振り回していて怖い。この二つだ。

  



「用意…はじめ!」

と不意打ちに合図が出される。いやいやなしでしょうが、酷すぎませんか?



男子生徒は鉄剣を振ってこちらへと向かってくるのを見てやばいと直感的に思った俺は、床の気を使い木の盾を出す。

だがぶつかった瞬間火花を散らしていき…その盾は消えた。


「なんという力だ…」

 

思っていたことを言っていると2連撃目が来る、俺は受け身をとれず吹き飛ばされる。なかなか飛んでしまった…10mは飛んだんじゃないのか?




やばい…スキルを使わなきゃとそう思い使うが…

()使()()()()()()()何故だろう…何かしらのスキルか!?と思った瞬間、そのまま壁へ吹き飛ばされ横転し…




そして…


「レインの負け」


先生は勝敗の判断を下された。なかなか強かった化け物レベルじゃないのか?

  

「つ…強い」


俺は息切れしながら呟く…俺が負けたと言うことは、カルウェインでも負けるだろうレベルの彼はため息をついていた。


「そりゃ…【絶対なる皇帝】の力もあるしな…」


先生は俺をほめている?のか俺を撫でながら言う。っ…撫でないでください先生、わしゃわしゃすれば良いと言う話じゃ…


ちなみに【絶対なる皇帝】とは、実体化する攻撃を持ち主が受けかけた時【空間を一時的に断つ】ことで、相手の攻撃を防ぎそしてなおかつ後方支援もし、攻撃面でも異空間から攻撃をするという世界にも類を見ないスキルの1つだ。俺でももっと強くならなきゃ勝てないだろう。








教室へ戻ると黒板に成績が貼られていた、そこには成績3番目の文字があった…あれで3番目か…


俺が唖然としていると、


「聞けよ?今から班分けをする そのメンバーで明日から遠征へと向かってもらう」


先生は大声で言った。いやいやそんな状況じゃないって。

 

黒板付近に行くと、喜ぶ者もいれば 悲しむ者泣く者もいた。

あたりまえだろうな…と俺は思った。テスト結果を見て先生が選んだのだ、後々の成績にも響くだろう。色々と…


俺は成績が3位だったので安心して胸をなでおろす。おそらくできる限りのことをした、と判断されたのだろう。少し満足のいく結果ではなかったから残念だが…

 





俺の班員は、

俺がリーダーで、サブリーダーが【オールキラー】の二つ名を持つスタッカート=メアさん。

【千年に一度の逸材】の静岡未来君に、【伝説の魔女の末裔】のオバード=マナさん。

というトップ4まで全員揃ったメンバーだった。普通ならおかしいくらいの出来すぎた班だ。

何やら理由があるらしい。


「レイン君たちは、帝国に行ってもらうわ」

と衝撃の事実を先生は、俺たちに告げた

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