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ネコのぬいぐるみでも学園支配できるかな?  作者: 水井時零
旧生徒会陥落そして新生徒会誕生 編
46/46

そっかあ

「いらっしゃいまー」


「……」


「あっっーーーー!!!!!」



廊下から声が響いた。 あの声は矢藺菜だ

やれやれ……また騒動がありそうだ


「安美!?喜多安美じゃない! なんでこんな所に!?」


あ、安美? 誰だっけ……?


「アンタにやられた事……ずっと忘れなかったわ……遂に恨みを晴らせるなんてね……ふふ

ふっ」


関節の鳴る音がした……と、同時に部屋のドアが開いた。そして


「ごめんなさいね……鍵閉めますよ〜っと」


部屋の鍵を閉めてしまった


しばらく矢藺菜の声が向こうからしてたが、消えていった


「お久しぶりで〜す♡学園の支配者が一人

、 鶯谷 倭斎隗さっん♪」


その顔には見覚えがあった。あったのだが

……思い出せない


「野犬団の丸犬だったか? 何の用だ……無様に笑いにでも来たのか?」


あ!そうだ!丸犬だ!って丸犬?


「ふっふ〜ん。 そんな事はしませんよ〜っだ

私の も・く・て・き・は それっ」


この時、俺は倭斎隗の枕元でぬいぐるみの振りをしていたのだが


「はいっGET! ぬいぐるみいっただき〜」


突如、持ち上げられ表情のごまかしが出来なかった。が、丸犬は気づいて無いようだ


「……冗談はやめろ。死にたいのか?」

「死にたい?そっちこそ冗談じゃない?動けない癖に〜」


丸犬はとにかく悪い顔をした。良く分からないが、とりあえず悪い顔だ。だが、そこへ

突然、何かが飛んで来た


「ひゃっ!」


飛んで来た何かは頬を掠め、壁に当たって落ちた


「おもちゃだ。ビビったか?」

「ビビってないよっ! しょうがないな〜」


俺は元通りの位置に戻れた


「噂に聞いていた以上だね。 こわいこわい……」


明らかにビビった丸犬が壁に寄りかかっていると、玄関の方から声がした


「丸犬?居るんでしょ!危ないから帰ってきなさ〜い!」


この声は黒犬ことゆのんじゃないか。今日は無駄に豪華だな


「い〜や〜だ〜そっちこそ帰りなよ」


丸犬は玄関の方へ叫んだ


「い〜や〜じゃないの!だったら……強制的に行かせてもらうよ」

「勝手にすれば〜」


し〜ん と数秒間なった。しばらくして廊下を走る音が良く聞こえた


「この部屋ねっ……ん?あれ?開かない!?ちょっと! 鍵開けなさーいっ!開けなさいってば!」

「やっだー」

「やだじゃなくてー!」

「やなのはやなのーー!」


ガチャガチャドアを開けようとする音がしばらく響いて急にまたし〜んとなった。なんなんだ一体


「はぁ……やっと諦めたか。しつこいんだよねえあの人さ」



丸犬は一回くるりと回り、ぺたんと座る


「で、目的は何なんだ」

倭斎隗は腕組みして、人差し指を動かしながら聞いた


「イイこと教えてあげようと思って」

「いいこと?」


ポケットから飴を取り出して、ガリッと噛み砕いた。笑顔だ


「生徒会長はマトモじゃない。てかあの生徒会にマトモな人物は居ない。それだけ」

「それだけ?大体その情報の何処がイイことなんだよ」


丸犬はゆっくりと立ち上がった。

口にはまだ噛み砕いた飴が付いている

。そしてドアを開け、出る間際に


「今にわかるわかる〜じゃね」


と、言って出て行ってしまった

ぽかんと俺達が閉まったドアを眺めていると


「丸犬!今度こそ捕まえたわ!しかもこっちにはなんかよくわかんないけど強そうな女の子居るんだからねって……あ!」


窓から矢藺菜とゆのんが仲良く入ってきた。

何か意気投合したらしい


「い、いない!?」

「な、何してんの!取り敢えず追いかけるよ!」


あっとゆう間に部屋から出て行ってしまった


「そう言えば丸犬って誰なの?」


俺は倭斎隗に聞いた。それを聞くとふっと笑い、こう答えた


「知ってるふりしてただけだ」


そっか。と何故か納得した

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