まれさ を 提案な 突 唐 しても
「おい!持ち物検査だってよ。どうする?」
周りはざわついてた。なあんとも不可思議だ。
だって普段から正しく生きてれば怖がる事等もないのに皆が怖がっている。
つまりはだ。みーんな、正しくない訳だよ。
ま、俺達も正しくないけどさ!
「ま、俺が睨めばスルーしてくから大丈夫…あ、そうだ!」
正しくない俺達が出来ることなんてどうせ反抗でしかないなんて呆れてたその時、
「鐘道!ちょっと回収されてくれ!!」
ええ!?馬鹿な!そんな事したら俺の正体が……
「あの生徒会、なんだか怪しすぎる。ぬいぐるみなら簡単に探れるはず。」
「探れても抜け出せないよ!」
「いや、抜け出せる!お前なら出来るさ!」
こうして生徒会侵入作戦は幕を開けた。
所変わって此処は教室
隣のクラスから阿鼻叫喚が聞こえる。
どうやらみんな違反していたらしい。
と、そこへ俺が居る教室の扉が開いた。
「もうすぐ生徒会長が検査に来る。言っとくが逃げも隠れも無駄たからな。」
弱い者を見下す様な笑顔をしている。
その男の名は玲本 維人 、いつの間に生徒会に入ったようだ。
周囲はざわつき、友達どうし見つめ合っている者、机に寝る者など様々だった。
そんなこんなで隣のクラスの持ち物検査は終わり、遂に内の番になった。
なぜか先生は居ない。何処へ行ってしまったのだろうか。
「これより持ち物検査を開始する!バックの中身を全て出すように!」
「はーい」
みんなはバックの中身を机に出した。
けど、全部は出さない。どうやら取られたくない物があるらしい。
だが、その願い虚しく次々に取り上げられていく所有物。
阿鼻叫喚の教室と化した。
そんなこんなで俺達の机に来る
「おい、何も出してないじゃないか!」
「そりゃ何にもないからね。勝手に調べてどうぞ」
煽るとバックが開けられた。そして、俺が見つけられる。
女子生徒の様だ。顔は普通。
「……生徒会長、かわいいぬいぐるみが」
「はぁ!?そんな訳があるか!この男は学園に住む悪魔だぞ!悪魔がぬいぐるみなんて持ってる訳……」
続けざまに生徒会長が覗いた。すると、信じられないと言った顔をして、倭斎隗に聞いた
「何のためにぬいぐるみを?」
倭斎隗は答える
「それは呪いのぬいぐるみらしくて俺がとりあえず預かっていたんだよ。」
「ふざけるな。こんな可愛らしい呪いがあるか。」
「あるさ。たまに目とか口だって動くぜ。」
馬鹿らしいとため息を付いて生徒会長は俺を持ち上げた。
「とにかくこれは没収するから。ま、しばらくしたら返してやるよ。」
生徒会長は後ろに居た女子生徒に向かって俺を投げた
倭斎隗は手を振っていたが、それには誰も気が付かなかった。




