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3年後の想い  作者: 美濃春香
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番外編・バレンタインデー

ハッピーバレンタイン!

皆さん、チョコはもらえましたか?

本命チョコ、ギリチョコ、友チョコ、感謝チョコ?

色々あって、もらう機会も増えますね(笑)


今日はバレンタインなので、それを踏まえて書きました。

こっ……これは、幼馴染みチョコです!

「わーい。ありがとう。愛花ちゃん!」

今日はバレンタイン。物心ついたときから愛花ちゃんは僕にプレゼントをくれるのだ。

「今年はなに?」

僕はワクワクしながらちかくの椅子に腰かけた。そして、今もらったプレゼントを膝におきリボンをときはじめた。

「開けてからのお楽しみ」

愛花ちゃんは、ニヤリとわらう。

「うん。楽しみ~!」

包装がとかれた。箱を開ける。

すると、中からはコロコロとかわいらしいチョコが出てきた。

「んー?なに?チョコ……だよねぇ?」

カラフルに彩られたそれは、チョコと思いにくかった。

だから、んーと僕は考え込んでしまう。

愛花ちゃんは目の高さを合わせて言う。

「トリュフっていうんだよ。」

「とりゅふ?」「うん。トリュフ。1つ食べてみて。」

「うん。」

僕は手近にあった緑のトリュフを口にいれた。

甘さが口の中でパーと広がって、抹茶の味がした。

「おいしーい!来年もおいしいの作ってね!」

僕は笑顔で愛花ちゃんをみた。

愛花ちゃんは何か言いたげにじっと見つめたが、何も言わずにすっと視線を落とした。

あぁそうか。来年からはいないのか

毎年貰っていたこのチョコも今年が最後かもしれない。

「僕、ずーと待ってるからさ。帰ってきてね。僕、愛花ちゃんがいないとさみしい……」

愛花ちゃんはコクりと頷いた。

「そして、帰ってきたらバレンタインにはチョコちょうだいね!僕、愛花ちゃんが作るお菓子だーいすき!」

少し張り詰めたような愛花ちゃんの表情が柔らかくなる。柔らかな笑顔になった愛花ちゃん。僕は嬉しかった。

「うん。約束。」

少し目元が潤んだ愛花ちゃんはとても可愛かった。



引き続きバレンタインをお楽しみ下さい。

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