プロローグ・別れ
私:小桜愛花
小2で転校する。しかし、小5で戻ってくる。
丸くて大きな瞳が印象の女の子
僕:桐ヶ谷駿
愛花の幼馴染み。サッカーが得意。
8時15分。朝の会が始まる。
いつも通り先生が教卓についた。
「はーい。みなさん、たってください。朝の挨拶をしますよ。」
ガタガタとクラスメイトが立ち上がる。
僕も周りにあわせて立ち上がった。
「おはようございます。」
先生が手本を見せる。
僕たちはマネをして挨拶をする。
「おはよーございまーす。」
クラスメイトと声を合わせ、ペコリと頭を下げた。
「はい。上手にできました。」
先生は笑顔で拍手をする。
これも、いつものことだ。
「じゃあ愛花ちゃん、前に来てね」
先生は一人の少女を前に呼んだ。
僕の机を横切る愛花ちゃんの顔が何だか暗い気がした。
「はーい。皆こっちを見てね。今日は皆にお話があります。この春休みが終わったら、愛花ちゃんは他の学校に通うことになりました。」
それは、転校ってことだよね?愛花ちゃん何で僕に黙ってたの?一番の仲よしだよね?
僕はじっと愛花ちゃんの顔を見た。
シュンとした顔でうつ向いている愛花ちゃんは僕には気づかない。
何か先生が言っている。でも、僕の耳には何も届いていなかった。
今回は、過去にない純愛物語です!
プロローグからいきなり、別れさせてしまいました。
読者の方が体験してるような感じにに細かな部分まで書けたらなと思います。
今回もよろしくお願いします。




