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百人一首の本当の意味を考えてみる  作者: clarify
7首目 安倍仲麿(あべのなかまろ)
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41/95

7-4

「秘書晁監(ひしょちょうこう)の日本国に還るを送る」


積水不可極(せきすいきわむべからず)

安知滄海東(いずくんぞそうかいひがしをしらん)


君は一体、どこへ行こうとしているのか……

私の知らない遠い遠い東の海へ……


九州何処遠(くしゅういずれのところがとおき)

万里若乗空(ばんりそらにじょうずるがごとし)


君は世界でいちばん遠いのはどこだと思う?

そう、それは空を駆けて万里を進まないといけないくらいの場所


向国惟看日(くににむかいただひをみる)

帰帆但信風(きはんただかぜにまかす)

鰲身映天黒(ごうしんてんにえいじてくろく)

魚眼射波紅(ぎょがんなみをいてくれないなり)


幾日も幾日もただ風任せで船に乗るうち

どんな恐ろしいことが起こるかもしれない……


郷樹扶桑外(きょうじゅふそうのそと)

主人孤島中(しゅじんことうのうち)


それでも行くと言うのか、はるか遠く扶桑の神木が建つと言うあの国、君の主の待つという島へ……


別離方異域(べつりまさにいいき)

音信若為通(おんしんいかんかつうぜん)


そんなはるか彼方へと君に旅立たれては、もう手紙すらも渡すことが難しくなるではないか!

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