更にその先の先の先の先の先…………『ここから先は。』
ぶっちゃけ蛇足回です!
蛇足回であれ!
きれいに終わりたければ読まんでいい!
俺は認めんぞ!!
……。
===
ヒトメの視点。
===
――ッ!!?
「きゃぁ!?」
「いた!?」
な、なにがあった!?
ここどこ!?
どこだか知らない場所だ。
真っ黒な世界だ。
唐突に訳の分からない場所に放り出されて尻もちをついてしまう。
ただイチちゃんと一緒にバイキングに行こうとしたら一瞬にして、訳の分からない。
――訳が分からない。
ここどこ!?ほんとにどこ!?
「な、なんだ?」
「昔、タイムスリップした時と似た感じがする……。」
一瞬で訳の分からない場所に移動させられた!?
何かに巻き込まれた!?
「イ、イチちゃん……ここどこ?」
「ア、アタシも聞きたいん……だけども…………。」
ええ……。
な、なに??
バイキング行こうと思ったら異世界にでも来ちゃった?
でもそれにしてはなんていうか、地面?は近代的な赤いカーペットっぽい。
「何があったんだ……。」
「唐突にお呼び建てしてすいません!」
その声に思わず振り返る。
カーペットをひたひたと歩く音。
かわいらしい女の子の声だ。
暗闇の中から現れたのは身長が低い少女だ。
長い黒髪に少し茶色よりの黒目。
黄色と青の半そでのパーカー、赤いツバに緑色の大きな帽子。
そしてどこかで見たことのあるような、赤と青の不思議な配色の仮面をつけていた。
年齢は近そう。
なんだか、不思議な感じの少女だ。
思わずイチちゃんを守るように前へ出る。
「な、なにあなた!?
ここはどこ!?私達に何をしようっての!?」
「ご、ごかいしないでください!
ぼ、暴力反対です!
えっとぉ……やることが終わったら元の場所に、いえ……正確には元の時代に戻します。
そうしないと私らも困るので……。」
元の時代??
「アタシ達はタイムスリップしてきたの?」
イチちゃんが少女に向かって聞く。
「え、ええ……まぁちょっと……。
こ、ここはアナタ方にとって未来です。
あなた達がいないと解決しない問題が出たので友達の能力を使ってここに呼んだんです。」
呼んだ?帰してくれるっていうし……。
抵抗してしまって、私達の時代に帰れないのはまずいか?
「あなた達は何?私に何してほしいの?」
「ああ、ごめんなさい。
にへへ……。
自己紹介がまだでしたね。」
少女は仮面を取ってにんまりと笑う。
誰かに似てる気がする笑い方だ。
「私達は、『リベラ・エンテレケイア』と名乗るちょっとした団体です。
私は『アール』とでも名乗っておきましょうか。
あまり過去の人間に、特に画面の向こう側に私の名前が経由して伝わるのはよくないので!」
「リベラ・エンテレケイア?」
団体?
それに画面の向こう側……?
その言葉を聞いて、イチちゃんはハッとした顔をしている。
「あなた……もしかして別世界の人間?」
「はい!
私達は武山冒険社が1st、ショーワ活劇隊が2nd。
そうやって遺伝子、意思を引き継いだ第9世代の団体『9s Generation リベラ・エンテレケイア』。
ここはあなた方からしたら数百年後の世界です。
2ndであり、『諸悪の根源』であるあなた方にやってもらわなければならないことがありお呼びしました。」
「しょ、諸悪の根源!?」
どゆこと?
「あなた方はしでかしたことについて、きっちり責任を持ってもらわないとダメなんです!」
「待って待って!どういうことなのかわかるように説明してほしいのだけど。」
アールと名乗る少女はなんだか鬼気迫る顔だ。
小さくて可愛いけども。
「それに関しては俺が説明します。」
その青年の声に私とイチちゃん、そしてアールちゃんが振り返る。
「あれ?コウくん?帰ってたの?」
「コウ?」
闇の中から現れたその人物に思わず、目が開く。
私よりも年上っぽい青年だ。
その男は高身長で白髪。
炎のような服を着ていて、オレンジと青の不思議な目。
随分歪な一本角の鬼人で、サイムとニチにとてもよく似た顔立ちだった。
「はじめまして、信谷無花果さん、そして高達……いや武山ひとめさん。」
礼儀正しくその青年は頭を下げる。
い、いやまさか……ここが未来だとしたらこの人は……!
「俺の名前は『武山 才高』っていいます。
あなたが知るサイムとニチから直系の系譜に当たるものです。」
「「え!?えええ……!?」」
サイムとニチの子孫?子供??
とにかく、え!?
いやでもそれっぽい感じだなぁ~!
ニチっぽい髪の毛のぐしゃぐしゃ加減だし。
サイムっぽい体つきだぁ……。
「まぁ立ち話もなんですし、座ってください。」
指パッチンでイスとテーブルが出現した!?
な、なんだこれ?創造したのか??
===
椅子に座り彼らと話し始める。
「えっと、諸悪の根源ってどういうことなのか?教えてくれないかしら?」
「我々の世界は今、危機に瀕しているんです。
あなた方がしでかしてしまった行いで、取り返しのつかないことになりつつあります。」
サイコウは少し罰が悪そうに語る。
しでかしたこと……。
「エイドスドアルームを落したこと?」
「違います。もう少し前です。」
私とイチちゃんは顔を見合わす。
「まず危機に関して軽く教えましょう。
危機はたった1人の少女によって、引き起こされています。
少女は何をしでかすかわからない『最悪』の少女。
あなた方によって埋め込まれた種が芽吹いてしまった、マゼンタ色の瞳をした少女です。」
種??
なんだろう、その言葉に引っかかりを覚える。
「その少女は第Ⅷ大罪『憎悪』。
あなた方が第0大罪以外の初代大罪を全員倒した結果、産まれた憎しみの連鎖の終着点。
あなた方が倒した大罪の憎悪を受け継ぐ人物、独りで大量虐殺を行うことができる最後の大罪。」
「あ……。」
第Ⅹ大罪『潔癖』であるハイドさんが言っていた。
”――ワタクシが今から種を芽吹かせるからです。”
まさかこんな未来で、それが成ったの!?
私達の行動で最後の大罪が、未来を脅かしているってこと!?
「責任を取ってもらいますよ、ヒトメさん、イチジクさん。
あなた方が悪を倒した結果を。
あなた方自身の手で。
あの少女は我らの手には負えません。
協力は惜しみません。
お願いします!」
…………。
なんていうか、思わぬところから異常なことが起こった感じだ。
ただもう返答は決まっていた。
面白そうだし、未来も堪能しがてら倒しますか。
「お願いします!」
「まぁそれで帰してくれるなら……。」
「うん……。」
イチちゃんと顔を見合わす。
「ありがとうございます。」
――その時だ。
――カラン、コロン……。
私達が承諾したと同時に耳元にふと妙な音がよぎる。
「ああ、来たようだ。」
「こっちだよ~!上ちゃま~!」
上ちゃま??
そうアールちゃんがつぶやくとそのカランコロンという音は大きく速くなっていく。
下駄の音?
そう認識した時、今まで積んできた戦闘の経験から、とっさに立ち上がり金魚モードを発動し防御姿勢を取る。
「高達流闘術!!壱匹目!!」
私ではない可愛い声は確かに力強く呟く。
この感じはまずい!!
防御じゃだめだ!
「「デメキンッ!!」」
私の前に現れたのは紫の和装の少女。
大きな2本のしっぽのように髪をくくっていて、その瞳は……。
爛々と輝く金魚の目のようになっていた。
2つのデメキンに弾かれて、お互いにのけぞり金魚モードが解ける。
とんでもない威力だ。
今、エネルギーとかの循環を寿命に割り振ってるからフルパワーではないけど、それでもこの威力は正直ビビった。
ぶん殴った手が震えてるもん……。
「お互いやめろ!」
サイコウくんが間に割って入る。
「ふぅ―――……あなたは誰?」
「…………うちのこと?
それなら察しがついているんじゃない?
ご先祖様?」
せ、先祖って…………まさか!まさか!!
「あ、ああ、あなたは……私の子孫!!?」
「ヒーちゃんの子孫!!?」
イチちゃんと2人でじっくり見てみる。
泣きほくろとかあるし、ちょっと華奢だけども……。
ほっぺを引っ張ってみる、イチちゃんと交互に自分のも……。
耳の形も似てるかも……。
「あの……初対面でそれ、やめてくれません?」
「い、いや……。」
うわ、胸の小ささ遺伝してる……。
「やばい、すごくよく似てる。」
イチちゃんが言うなら間違いないだろう。
「改めて、名乗ります。
うちは武山 金魚。
あなたの直系の子孫です。」
「う、うぉおお……。
まさかこの歳で孫の孫?当たりの自分の子供を見ることになるとは……。」
「まぁさきほどは突然襲ってスイマセン。
ちょっとこちらでもごたごたがあって、あなたの強さを確かめなければならなかったので……。
全部終わったら、あなた方を元の時代に帰さないと。
うち消えちゃいますから。」
そりゃあ……そうか……。
――遠い未来で、この子が産まれてくるのか……。
「うん!かわいい!」
思わずギュッとしてしまう。
イチちゃんもほっぺをすりすりしてる。
「は、はずかしいです!」
「ヒーちゃんと同じにおいする!」
「ちょっちょっと!離れてください!」
「いつもは高飛車な上ちゃまが、赤面だねぇ~。」
「あんたは黙って!」
アールちゃんがニヤニヤしてる。
私の子孫可愛いところあるじゃない。
アールちゃんはやれやれと言った様子で、ゆっくり立ち上がる。
スマホ?を取り出して誰かに話しかける。
「本当なら、あまり介入したくなかったけど、こっちも切羽詰まってるので!
物語的にも、最終話、あるいはエピローグで終わらせておくべきなんだけども。
ここしか介入のタイミングはなかったんで。
私の父さんがこう言う時のために用意したパブリックドメインであるこの話数でしか。
なのでそろそろ読者さんには悪いけども終わりの時っぽいです!」
ん??父さん??
それに別の世界って……この子は……。
私へくるりとアールちゃんは振り返り笑う。
「にへへ……私の父は、この世界で言うところの創造主『アルゴニック』ってふざけた名前で名乗ってる、どこのご家庭にでもいる普通のおっさんです!」(※おっさん言うな。)
「え、ええ……!!?」
そう言うのアリ!?
創造主の娘さん???
そういえば、アルにアール……な、なるほどね。
(※まだ産まれてないのに勝手に名乗るな。)
(※↑うるさい~!勝手にいろいろ言ってくるな~!)
アールちゃんはとっさにスマホのようなものをタタタと何か打ち込む。
「……あ、ごめんなさい!
うるさいの(親)が介入してきそうだったんで、介入しかえしておきました。
こうやって父さんの中学時代にも関与したんよねぇ〜!」
どいうことかわからないけど、親子関係面倒くさそうだな。
「あ、一応いっておくけど。
過去の父さんへ。
面倒なことを言えば、母さんに言いつけます。」
(※黙ります。)
「これで良し!」
な、なにが良しなんだ……??
「何はともあれ2人共、一緒に来て!
未来はだいぶ変わっていってる!
あなた方が歩き続けた未来がどうなっているのか。
見て!」
イチちゃんと顔を見合わせて、歩いていく。
アールちゃんがスマホのようなものを取り出して語り掛ける。
「ほんまにわるいけど、読者のみんなはここまで!
私達が、彼女たちの物語に干渉できたのはここまでだもん!
ここから先を見たいのなら、課金とかじゃなくて、ずっと生きて!
父さんも母さんも、読者のみんなも生きて!!
必死に生きて!あと父さんはお小遣い増やしてね~!」
「アール、いくぞ!
読者に話しかけてもこっちはこっちで解決しねぇとな。
ついでだし、アイスでも買い食いしておくか……。」
「わーい!コウくんのおごりね~!」
「え……。」
「うちはバニラね。
ほら、ご先祖様たちも!来てください!
食べそびれたアイスでも食べながら、この世界を一緒に歩いて、見て、守りましょう!
均衡の願望器達の2人!」
真っ暗な中、光り輝く出口へ向かう。
隣にいるのは、世界一信頼している大切な友達。
とても強く賢く、愛している親友だ。
2人で笑い合う。
――未来の世界か……。
――どうなってるんだろう?
「行こう!イチちゃん!」
「行こう!ヒーちゃん!」
――私達は歩いていく。
――帰ったら改めてケーキバイキングもしっかりやろう!たくさんの土産話を抱えて。
――――最悪を止めてさらにその先へ、未来へ。
――――……私達は諦めない、すべてを乗り越えて未来も全部つかみ取る!
――安心してね、遠い未来のみんな。
私達は笑いながら入り口にいる彼らに言う。
「「ここから先は、絶対に負けやしないから。」」
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---Project_ConnectEgo
#Answer・Id/[twelve] <Friend of Chaos Heart&Seven Family>-
無双無敵少女は超超超絶な青春を諦めないッ!!
…
=終わり=
…
【アクセスポイントを検知しました。】
【接続開始】
【接続中】
【接続が完了しました。】
【-Id12-】
【栄華の始動】
【-Id13-】
【友愛の証明】
【-エンテレケイアへの、12、13の終了変数処理が完了しました。-】
【完了までの、残り処理変数90/100】
【世界崩壊までの現在のカウントダウン】
【残り平均値約150年です。】
…
【メッセージがあります。】
「さぁ行こう。
邪魔者は、ぶん殴る!これが、我が家の家訓。
終わったら、みんなでお菓子でも食べましょ。」
「どこにだって、どの時代にだって、必ず親愛なる仲間がいる。
だから、いつまでも歩いていってくれ!ご先祖様達!」
「「きっと、いつまでもどこまでも、その日常を歩いていけるから!」」
【メッセージを終了します。】
…
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Project_ConnectEgo
#Answer・Id/side Darks[SINs] <The big sinners are at the bar.>-
罪人の物語
-二代目、13の大罪達-
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Project_ConnectEgo
#Answer・Id/27[twenty seven] <Boys&Girls vs Freedom wars>-
若き開国者たちの教室英雄譚。
-蟻垣 剣路-
これにて終わりです!!
次回は小説をさらにゆる―――く書いたりゲーム作りつつ、これから私はもっといい給料のいい仕事に着いたりしていきます!
にしてもあの小娘ぇ~~!
かってに一話ぶんどりやがって~~!
……下手にお小遣い下げるとあの人悲しむかもしれんのよなぁ……。
む、むじぃ……。
それでは次回!また会いましょう!
ばっはっはーい!




