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ゲームは下手だけど、世界一のチームを作りたい!!  作者: 龍崎
第3章 STRIKE FRONTIER PRO LEAGUE編

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第14話 七人目のカード

第3節。


BLUE HAWK VS 雷神。


開幕から無敗同士の激突。


優勝候補同士の直接対決ということもあり、会場は試合前から異様な熱気に包まれていた。


配信視聴者数も過去最高を更新。


誰もがこの試合を待っていた。


「それでは第3節第一試合!」


「BLUE HAWK対雷神です!!」


朝倉の声が響く。


大型モニターへスターティングメンバーが映し出される。


BLUE HAWK。


TIGA。


Rei。


KING。


ANGEL。


SAGE。


会場から歓声が上がる。


「開幕戦と同じメンバーですね」


村瀬が頷く。


「雷神相手ですからね」


「まずは正面からぶつかるつもりでしょう」


一方の雷神も主力を並べてきた。


互いに手の内を知る強豪同士。


だからこそ純粋な実力勝負になる。


試合開始。


第1マップ。


序盤から激しい攻防が続く。


雷神も強い。


今までの相手とは明らかに違った。


だが。


「Reiだぁぁぁ!!」


朝倉が叫ぶ。


Kaiが後衛へ飛び込む。


サポート撃破。


さらにDPSへ圧力。


その隙にKINGが射線を通す。


TIGAが前線を押し上げる。


完璧な連携。


第1マップ。


BLUE HAWK勝利。


会場が沸く。


『やっぱ強い』


『雷神相手に取った』


『Rei止まらん』


『レベル高すぎる』


しかし。


雷神も優勝候補だった。


第2マップ。


修正してきた。


徹底してReiを見る。


集団戦になるたびに複数人で圧力を掛ける。


Kaiへ自由を与えない。


「雷神が対応しています!」


朝倉が叫ぶ。


「これは良い対策ですね」


村瀬も頷く。


Reiが暴れる前に止める。


極めてシンプル。


だが効果的だった。


KINGも奮闘する。


TIGAも前へ出る。


それでも。


雷神の完成度が上回った。


「雷神だぁぁぁ!!」


会場がどよめく。


第2マップ。


雷神勝利。


スコアは1-1。


初めてBLUE HAWKが苦戦する展開だった。


コメント欄も盛り上がる。


『来たな』


『やっぱ雷神強い』


『面白くなってきた』


『どうするBLUE HAWK』


その頃。


控室。


ミンジュンは静かに立ち上がった。


誰も慌てていない。


むしろ予想通りだった。


「NOVA」


名前を呼ばれる。


NOVAが顔を上げた。


「準備してください」


控室が少しだけざわつく。


ついに来た。


BLUE HAWK最大の武器。


選手交代だった。


大型モニターへ表示される。


OUT Rei


IN NOVA


会場がどよめく。


『え!?』


『Rei下げる!?』


『マジか』


『思い切ったな』


『ここでNOVAか』


実況席も驚いていた。


「交代です!!」


朝倉が声を上げる。


「雷神対策でしょうか!」


村瀬も興味深そうに頷いた。


「Rei選手対策がかなり機能していましたからね」


「戦い方そのものを変えるつもりでしょう」


その言葉通りだった。


Reiは強い。


だから相手はReiを見る。


だったら。


Reiを外す。


それだけで試合の前提が崩れる。


雷神ベンチも表情を引き締める。


これは余裕ではない。


挑発でもない。


勝つための選択だ。


ステージ裏。


Reiは静かにモニターを見ていた。


KINGが笑う。


「休憩か?」


「そんなところだ」


Reiは短く答える。


悔しそうな様子もない。


むしろ落ち着いていた。


彼も理解している。


BLUE HAWKは一人のチームではない。


七人で戦うチームだ。


そして。


第3マップ。


NOVAが席へ座る。


会場から大きな歓声が上がる。


若き万能選手。


ついに出番だった。


ミンジュンは腕を組む。


雷神。


そして会場全体へ向けて。


新しいカードを切る。


そんな表情だった。


スコアは1-1。


優勝候補同士の激突は。


ここからさらに激しさを増していく。

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