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ゲームは下手だけど、世界一のチームを作りたい!!  作者: 龍崎
第3章 STRIKE FRONTIER PRO LEAGUE編

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第7話 STRIKE FRONTIER PRO LEAGUE 2027 SPRING

開幕式が終わると、会場中央の巨大モニターが切り替わった。


観客席がざわつく。


選手たちも自然と視線を向ける。


これから半年続くレギュラーシーズン。


その全日程が発表される瞬間だった。


「こちらがSTRIKE FRONTIER PRO LEAGUE 2027 SPRING、レギュラーシーズン対戦表です!」


朝倉の声と同時にモニターへ日程が映し出される。


参加チームは八。


BLUE HAWK。


龍門。


BLACK WOLF。


PHOENIX。


雷神。


白虎。


疾風。


桜花。


全チーム総当たり。


七試合を戦い、上位四チームだけがプレーオフへ進出する。


会場では既に様々な反応が上がっていた。


『第5節やばいな』


『BLUE HAWK対龍門じゃん』


『BLACK WOLF戦もあるぞ』


『開幕から全部見たい』


ファンが真っ先に注目したのは第5節だった。


BLUE HAWK。


龍門。


多くの人が優勝候補として挙げる二チーム。


プレーオフ前に実現する頂上決戦だった。


「やっぱそこですよね」


朝倉が笑う。


「皆さん第5節を見てます」


「当然でしょう」


村瀬も頷いた。


「現時点で最も注目度が高いカードです」


ただ、その言葉に続ける。


「ですが上位争いはそれだけではありません」


モニターには他の試合も映っている。


BLACK WOLF。


雷神。


PHOENIX。


どこもプレーオフを狙える戦力を持つ。


去年までなら龍門一強と言われていた。


だが今年は違う。


BLUE HAWKの参入によってリーグ全体の勢力図が動き始めていた。


一方、ステージ裏では選手たちも対戦表を見ていた。


NOVAは興味深そうに画面を眺める。


「やっぱ龍門戦ですね」


「まあ注目はされるやろな」


KINGが笑う。


だがReiは別の場所を見ていた。


第1節。


BLUE HAWK VS 疾風。


龍門ではない。


BLACK WOLFでもない。


最初の相手だった。


どれだけ大きな目標があっても、最初の一勝を取れなければ意味がない。


それはTIGAも同じだった。


「まずは開幕戦だろ」


短い言葉だった。


だがBLUE HAWKらしかった。


世界一を目指している。


だからこそ足元を見失わない。


その頃、龍門側でも対戦表が話題になっていた。


ACEが笑う。


「随分盛り上がってるな」


誰のことを言っているのかは明白だった。


BLUE HAWK。


リーグ開幕前から話題の中心にいるチーム。


だが龍牙はモニターを見たまま答える。


「関係ない」


注目されようがされまいが、順位は試合で決まる。


それだけだった。


会場では再び歓声が上がる。


モニターに開幕戦のカードが映し出されたからだ。


第1節


BLUE HAWK VS 疾風


朝倉が立ち上がる。


「いよいよ開幕戦です!」


会場が揺れる。


半年に渡るレギュラーシーズン。


プレーオフ。


東アジア王者決定戦。


全てはここから始まる。


Reiは静かに席を立った。


KINGも立つ。


TIGAも立つ。


目指す場所はずっと先にある。


だが、そのために必要なのは目の前の一勝だった。


STRIKE FRONTIER PRO LEAGUE 2027 SPRING。


BLUE HAWKの初陣が始まろうとしていた。

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