エピローグ 蒼き鷹は空へ
STREAMER INVITATIONAL終了から数日後。
BLUE HAWK本部の会議室には競技部門、ストリーマー部門、VTuber部門の全メンバーが集まっていた。
Rei、TIGA、KING、ANGEL、SAGE、NOVA、EDGE、Shin、月城アリサ、Kuro、そしてLuna。
チーム発足から数か月。
最初は数人しかいなかったBLUE HAWKも今では大所帯になっていた。
会議室の空気は明るい。
それも当然だった。
STREAMER INVITATIONALは大成功。
Luna加入も大きな話題となり、ストリーマー部門もVTuber部門も順調に成長している。
「改めてお疲れ様」
誠司が口を開く。
自然と拍手が起こった。
「STREAMER INVITATIONALは成功だった。運営評価も高いし、チームの知名度も想像以上に広がった」
その言葉にKuroが笑う。
「俺も少し有名になりましたしね」
「調子に乗るな」
Shinが即座に返す。
会議室に笑いが広がった。
アリサも以前より表情が柔らかくなっているし、LunaもすっかりBLUE HAWKの一員として馴染んでいた。
だが。
誠司はそこで空気を変えた。
「ただ」
その一言で部屋が静かになる。
競技部門の選手たちの目が変わる。
ここからは本題だった。
誠司は全員を見渡す。
「俺たちの目標は最初から変わっていない」
誰も言葉を発しない。
だが全員分かっていた。
「世界一だ」
短い言葉。
それだけで十分だった。
日本一ではない。
リーグ優勝だけでもない。
世界一。
そのために集まり、そのために戦っている。
世界王者監督ミンジュンも静かに頷く。
「まずは日本です」
その言葉に全員の視線が集まる。
「日本を制せないチームは世界を制せません」
誰も反論しなかった。
当然だった。
そして大型モニターが映し出される。
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STRIKE FRONTIER PRO LEAGUE
開幕まで30日
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空気が変わる。
ついに来る。
配信活動もイベントもチーム拡大も全てはこの日のためだった。
日本最高峰の舞台。
STRIKE FRONTIER PRO LEAGUE。
そこには王者・龍門がいる。
BLACK WOLFがいる。
雷神がいる。
白虎がいる。
長年日本を支えてきた強豪たちが待っている。
そして彼らはBLUE HAWKを歓迎していない。
侵略者。
成金チーム。
寄せ集め軍団。
好き放題言われている。
だが。
だからこそ面白い。
TIGAが不敵に笑う。
「やっとだな」
KINGも笑う。
「待ちくたびれた」
NOVAは真剣な表情でモニターを見つめ、EDGEも静かに拳を握る。
そして。
Reiは何も言わなかった。
ただモニターを見つめるその目だけで十分だった。
誰よりも高い場所を見ている。
誰よりも勝利を求めている。
誠司はそんな選手たちを見て静かに頷く。
「日本リーグを獲る」
全員の視線が集まる。
「そして世界へ行く」
力強く頷くメンバーたち。
迷いはなかった。
こうしてBLUE HAWKの知名度を広げた激動の日々は終わりを迎える。
次に始まるのは本物の戦い。
勝敗が全てを決める世界。
STRIKE FRONTIER PRO LEAGUE。
侵略者と呼ばれる蒼き鷹が。
ついに日本プロシーンへ飛び立つ。
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第2章 蒼き鷹の飛躍 完




