表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ゲームは下手だけど、世界一のチームを作りたい!!  作者: 龍崎
第2章 蒼き鷹の飛躍

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

66/138

第19話 大成功

Luna加入発表の衝撃が残る中、STREAMER INVITATIONALはついに開幕した。


初開催のストリーマー大会。それにもかかわらず会場は満員となり、配信視聴者数も開始前から記録を更新し続けている。SKYLINEでも話題の中心は大会とLuna加入の二つだった。


『Luna加入やばい』

『大会どころじゃない』

『今日一番のニュース』

『BLUE HAWKまた話題持っていった』


そんなコメントが飛び交う中、いよいよ試合が始まる。


Team PhoenixはLuna、GEAR、猫宮モカ、KAZU、しらたま。

Team ThunderはKEN、夜桜レイ、Aria、ハル、Noah。Team BlazeはREX、Viper、クロノ、天音みお、月城アリサ。

そしてTeam HawkはShin、Kuro、BOLT、ZEN、東雲レンという顔ぶれだった。


予選から会場は大盛り上がりだった。Kuroと東雲レンが好き放題暴走してShinが頭を抱えれば、Lunaと猫宮モカは言い争いながらも見事な連携を見せる。アリサも人生初の大型大会に緊張しながら奮闘し、その姿に多くの視聴者が声援を送っていた。ストリーマー大会らしい笑いと熱狂が途切れることなく続いていく。


だが試合が進むにつれて空気は変わり始めた。元プロたちが本気を出し始めたのだ。KEN、GEAR、REX、BOLT。現役を退いてなお衰えない実力は圧巻だった。


「うますぎる!」


実況席の朝倉が思わず叫ぶ。


「本当にストリーマー大会ですかこれ!?」


村瀬も笑いながら頷いた。


「元プロたちはやっぱり別格ですね。要所の判断力が違います」


試合のレベルは予想を大きく超えていた。観客もコメント欄も、いつしかお祭り騒ぎだけではなく純粋な勝負そのものに引き込まれていく。


そして予選を突破したのはTeam ThunderとTeam Blazeの二チームだった。


視聴者数は三十五万人を突破。会場の熱気も最高潮に達する。


決勝戦は序盤から激しい展開となった。REXが圧倒的なエイムで試合を動かせば、KENが冷静な判断で流れを引き戻す。夜桜レイが決定機を作り、クロノが戦術で返す。何度も流れが入れ替わり、観客席からは歓声が絶えなかった。


そして迎えた最終ラウンド。


勝負を決めたのはKENだった。


ベテランらしい冷静な判断。


完璧な立ち回り。


仲間を信じた連携。


最後の集団戦を制した瞬間、試合終了の文字が表示される。


Team Thunder優勝。


会場が揺れた。


歓声。


拍手。


悲鳴。


コメント欄も祝福で埋め尽くされる。


『おおおおお!』

『KEN強すぎる!』

『優勝おめでとう!』

『神試合!』

『面白かった!』


優勝したKENはトロフィーを受け取りながら笑った。


「まだやれるな」


その一言だけで会場は再び沸き上がる。夜桜レイは満面の笑みを浮かべ、ハルは既に次の配信ネタを考えていた。NoahとAriaも喜びを爆発させ、Team Thunderの五人は初代王者として大きな拍手を浴びる。


表彰式では朝倉が高らかに宣言した。


「STREAMER INVITATIONAL!」


「初代王者は!」


「Team Thunderです!!」


紙吹雪が舞う。


観客が立ち上がる。


選手たちが笑う。


初開催とは思えないほど完成された大会だった。


大会終了後のSKYLINEは完全なお祭り状態となった。


Luna。


Team Thunder。


KEN。


STREAMER INVITATIONAL。


BLUE HAWK。


関連ワードが次々とトレンド入りし、大会関連動画や切り抜きも爆発的な再生数を記録していく。


『第二回やれ』

『来年も頼む』

『神大会だった』

『初回とは思えない』

『ストリーマー大会の理想形』


STRIKE FRONTIER運営も大会の大成功を認めていた。


競技シーン。


配信界隈。


VTuber界隈。


その全てを巻き込んだ大型イベント。その中心には間違いなくBLUE HAWKがいた。


その夜、BLUE HAWK本部。


誠司は大会結果の資料を静かに眺めていた。視聴者数、スポンサー評価、SNS反響。そのどれもが予想を上回っている。


「大成功ですね」


美月が苦笑すると、誠司は小さく頷いた。


「次は日本リーグだ」


その一言で部屋の空気が変わる。


ストリーマー大会は終わった。


知名度も得た。


ファンも増えた。


準備は整った。


こうしてSTREAMER INVITATIONALは大成功のまま幕を閉じる。そして蒼き鷹は次の戦場へ向かう。


日本最高峰の舞台。


STRIKE FRONTIER PRO LEAGUEへ。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ