パルティアと一緒に歩いている女の人?
「ルミア!ルミア!重大ニュースですわ!聞いてくださいませ!!」
ルミアが特別講習の日に、紅茶を飲んでいると(長めの休憩時間、ノーリズ学院は休み)、ライラが勢いよく飛び込んできた。ルミアの個別部屋で。
「ライラ!どうしたの?」
「ルミア!私、リクト王子が女の人とあるいてたのを見たのです!」
「へー、」
今、第二の社交であるフィルラス学院の中をあるニュースが駆け抜けていた。
ライラがその例の噂、リクト王子が女の人と歩いていたというものを私に教えてくれる。
「へー、だけとは反応が薄いですわね。」
ライラが意外そうに私を見る。もしかして、は〜、あの噂を信じているのか?あり得ないのだが。
「まあね。別に興味ないから。」
「まあ!」
とても、驚いたようにライラが見てくる。
「そうですの?私、てっきり、リクト王子とルミアが付き合っているものかと。」
え?
「ない、ない、ない。ありえない!」
私は強く否定した。同性趣味ではないというのもあるが、これを本当に信じられてしまうとパルティアが女と公表した際に誤解が広まると困ると言うものでもある。
「本当ですの?」
「まじです。神に誓います。」
この世界で神に誓うと言うのは前世よりも深い意味を持つ。世界の出来方についての説は適当だが。
「それは…ほんとうなんですわね。というか、それで誘おうと思ったのも間違ってはないですが単純に気になりますわ。ついていきませんこと?せっかくなので。」
「いいですけど…」
面白がるようなことはないですよ?
その言葉は胸にしまった。でも、女の人、というのが誰なのか。それは気になっているので別にいい。行こっと!
「ルミア!あそこですわ。」
ライラは、立ち止まって奥の方を指し示した。そこには、パルティアと…
ぶっ!
ルミアは思わず飲んでいたジュースを噴き出しそうになった。
「ゲホゲホ!ゴホッ!」
「ルミア、大丈夫ですの!?」
「大丈夫!ゲホッ!ゴホッ!」
「それにしてもあの方、綺麗な方ですわね。まさか、リクト王子が年上好みだったなんて、知りませんでしたわ。人とは見かけに寄らないものですのね。」
ライラは仕切りに感心?しているがそこにいたのは…私の専属メイド、アンノだった。
「どうして、アンノがここに?」
私は小さな声で呟いた。
読んでくださりありがとうございます。




