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相談事

 ルミアは、この髪飾りどうしよう?と思ったが、取り敢えず服のポケットみたいなところに入れて歩き出した。


 あの、よく分からないおじいさんの言葉を確認するためだ。


 実母メフィルは、お茶会に行ったりと忙しく、家を抜けていることも多い。


 しかし、しかしだ。執務を押し付けられている実父マルヴィルはいつも執務室にいる。ようは、話聞き役である。


 と、いうことでルミアは執務室へと足を運んだ。

 

「おお〜ルミア。父様に会いたくて来たか?」


「いいえ。」


いつものようにテキトーに返事して中に入る。

慣れたもんだ。ここではお菓子が出るので割と楽しい。別に実父マルヴィルだけなら来ない。


後ろで聞こえる実父マルヴィルの嘆きを無視して、クッキーにマシュマロが入ったようなリルエルとかいうお菓子を食べてから本題へと入った。


「父様、フィルラス学院は午前授業。ノーリズ学院は午後授業とは本当ですか?」


「あ!ああ!そうだったな。」


思い出したように実父マルヴィルが話し出す。


まじ?


悩んだ必要無かったじゃん。


「父様、私が悩んだ意味は…?」


「ごめーん」


 おじさんが可愛く言っても、何も感じません。


 むしろの腹の立つルミアである。


 もしこれがアンノであれば速攻許しているだろう。日頃の行い、いや、かわいさは大事である。


 とまあ、そんなことはともかく、実母メフィルに許可を得よう。ルミアがもう用はなくなったとばかりに執務室を出ようとすると、実父マルヴィルの声が聞こえた。どうせ、執務がしたくないんだろう、と思いつつも振り返るルミア。


「ルミア、なんでこのこと、知ったんだ?」


「おじいさんに聞きました。」


「どんな?」


「白髪で綺麗な青緑の目の」


 軽く、そして簡潔に答えていたのだが、直後時が止まった。(ように錯覚した。)


「青、緑、だと。」


珍しく慌てた声だ。レアだな。


そう、考えるルミアにマルヴィルが詰め寄る。


「失礼なこといったか?」


ん…。言ったな。そもそも、名前勘違いしてたし。


「言いました。」


「怒ってたか?」


「いえ、笑ってました。」


笑っていた、だと…。またまた固まる実父マルヴィル。そこで、思い出す。


あっ!


 ポケットから例のものを取り出した。


「そういえば、こんなの貰いました。お守りって言ってたんですけど、本当ですかね。」


かなり疑わしげな目で花飾りを見る、ルミア。


「もちろんだ!」


 千切れんばかりに首を振る実父マルヴィル。必死だ。


「大事に扱うんだぞ。」


 その言葉に、頷きながらも焦ったような実父マルヴィルを見て、すごい不思議そうに目を細めるルミア。


ルミアの疑問がまた一つ増えた。

 読んでくださりありがとうございました。

 もう少しで学院編!ぜひ、これからも読んでいってください!

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