ソロプレイヤー
あまり国語力に自信がないのでよく分からない所があると思います。暖かい目で呼んでください。
俺の名前は「山田たくみ」、ごく普通の高校一年生、なのだが、俺は他のみんなには言えない秘密がある。
それは、俺はこの世界の人物ではなく、あちら側の存在なのだ。
この世には一般には公開されていない政府が隠し続けている異世界がある。その世界から召喚されたのがこの俺、山田たくみだ
クラスメイトには理解されていないが仕方ない、そりゃ異世界から来たこの俺とこの世界出身のアイツらとでは分かり合えないのはわかっていた。
だが、勘違いしないで欲しい。別に俺に友達がいないとかではなく周りのヤツに危害を加えられないためだ。
そして俺の敵である秘密結社、ブラックバードはこの世界を支配しようと企んでいる極東組織である。
「今日の授業も退屈だなー、」
手で顔を支え、肘を机につけ外を見る。
「暇だし、ブラックバードがこの教室まで来た時の妄そ...イメトレでもしておくか」
ゆっくりと目を閉じ、イメトレ(妄想)に励む。
その瞬間、扉が力強く開けられる。
バン!
そこには全身黒い服を着た、銃を持った男が3人立っていた。
「騒ぐんじゃねぇー!こいつの命が惜しかったら黙って指示に従え!」
一番扉に近い女子生徒が捕まれ、銃を突きつけられた。
「お前ら黒板の前に一列に並べ!」
クッ、ここで俺が召喚者であることをバレては世界全体が脅かされる。だから自白する訳にはいかない、
「このクラスに召喚者がいることは分かっているんだ!さっさと出てこい!」
クラスメイトたちがザワつく。
「なんだよ召喚者って」
「お父さん、お母さん...」
クッ、ここは自白するしかないか、
俺は両手を上げブラックバードの団員であろう人物の前に出る。
「恐らく、お前らの言う召喚者は俺の事だ。」
「たくみ?なんであいつが?」
「召喚者ってなんだ?」
ブラックバードの団員が言う
「さっさとついてこい、団長がお待ちだ」
「その前に、」
俺はブラックバードの団員が返事をする前に相手の脇腹に一発グーパンを食らわせる。
「グハッ、」
そしてすかさず、もう1人の銃を奪い取り額に突きつける。
後ろからバールを持ち飛びかかってきた最後の1人を手のひらから出した盾で防ぎそのまま盾で頭を狙い、気絶さ、銃を突きつけていた奴もすねを蹴り、転ばせ、手刀で気絶させた。
「た、たくみ?」
クラスのみんながこっちを見て驚いている。
「お、お前、ほんとに、山田 たくみ なのか?」
俺は少し黙り、「あぁ」と言った。
「悪いな、俺のせいでお前らに迷惑かけた。」
そう言うと先程まで団員の一人に掴まれていた女子生徒が俺に抱きついてきた。
「そんなこない!助けてくれてありがとう!大好き!」
頬にキスをされる。
「それほどのことではないよ、」
その瞬間、目の前が真っ白になった。
「眩しっ、なんだ?ブラックバードの攻撃か?」
俺の名前を呼ばれている。
うっすらと聞こえる。
「たくみ、たくみ、山田たくみ、」
ハッと目を開ける。
「たくみー、お前今寝てたろ、しっかりしてくれよー、そしたら問2番、答えを言ってくれ」
俺は隣の女子に小声で聞く。
「あの〜、ここの答えって...」
「...」
無視された。酷い!さっきは助けてやったって言うのに!
「おーい、分からないのか?そしたら隣の佐々木、言ってくれ。」
隣の女子が席を立ち言う。
「答えは√3です」
「そうだ、√3だな、たくみ、しっかり聞いとけよー」
隣の女子こと佐々木はこちらを見下ろし嘲笑うように鼻で笑ってきた。
なんだこいつ、もう助けてやらねぇ、
俺は今日も周りのヤツには分かられなかったが、それでもいい、俺はソロプレイヤーだからな。
「ねぇ、ねぇ、」
隣の席の佐々木が俺に話しかけてきた。
彼女は黒くさらさらな長い髪、整った顔、清楚系というやつだ。
「どうした?」
「一緒に帰らない?」
「悪いな、さすがの佐々木の頼みでも無理だ」
「なんでよ!」
佐々木は俺の幼なじみだ。小学校からの付き合いだが、俺が召喚者であることはバレていない。
カバンを肩にかけ、教室を出る。
だが佐々木は俺の後ろを着いてくる。
「なんで俺に着いてくるんだ」
「いいでしょ、久々にさ。」
「お前のことだ、何か目的があるんだろ?」
「あるよ」
本当にあったことに驚きつつ歩きながら聞く。
「何が聞きたい?もしや、俺が召喚者であることを!」
「ちょっとよく分からないけど、なんで山田の制服って他のみんなとは違うの?」
「あぁ、これは俺の魔力が普通の制服では耐えきれないから、独自に改造している。」
佐々木は首を傾げながら言う。
「でもそれって校則違反じゃ?」
「...」
「あと、なんでそんな喋り方なの?中学の時は違ったでしょ?」
「い、いや?チュウガクノトキモオナジダッタケド?」
「そうだった?」
「もちろん」
俺はなぜか額に冷や汗が垂れる。
「別に言わなくてもいいけどさ、なんかあつたんでしょ?私もさすがに分かるよ」
少しの間立ち止まり、沈黙が続く。
「...中学3年の冬にな、俺が受験勉強に勤しんでいた時の話なんだが、その日も寒く、乾燥した日だった。塾の帰り、いつもより夜が遅くなりコンビ二で軽食をとり、家に帰った。だが、家に近づくと少し遠くに忌々しき炎が見えた、本当に嫌な予感がした。が、その予感は的中した、我が家は燃えていたのだ。俺は唖然としてしまった。周りの話によるとまだ俺の家族が中にいるらしい、俺は家に入ろうとした。だが、消防の人に止められた。俺は叫んだ、俺の家族なんだ!俺の家だ!それでも消防の人は俺を中に入れてくれなかった。あまりの衝撃に意識が遠のき、気づくと気絶してしまった。話を聞くと、俺の母ちゃんと妹が身動きできなかったのを父ちゃんが助けいって3人とも亡くなったらしい。じぃちゃんとばぁちゃんの家に引き取られたんだけどそのせいで少し引きこもり気味になって、その時に見たアニメに憧れて、」
あまりに衝撃的な話に、佐々木は唖然とする。
「そ、それで家族はどうなったの?」
「...」
沈黙が続く、佐々木は何かを察し、何も言わない。
「ごめんね。悪いこと聞いてしまって。」
「いや、別にいいよ、佐々木だし、それに今はおばぁちゃん家に住んでるから」
少し微笑むと佐々木は少し照れたような安心したような仕草をしたが、そこで別れてしまった。
「明日は、試しに普通に行ってみてもいいかもな、」
そんなことを考えていると家に着いた。
「ただいま、」
だが返事はない、リビングに向かうがそこにも誰もいない、嫌な予感がする。まただ、あの日とおなじ...
家の固定電話が鳴る。
ガチャと受話器をとり耳に当てる。緊張し、唾を飲む。
知らない男性の声がする。
「山田さんのお宅であっていますか?」
「はい、合っています。」
「山田 咲さんと山田 たけるさんの息子さんでよろしいですか?」
まぁ、そんな感じです。
「大変申し上げにくいんですが、咲さんとたけるさんが事故に会い、今病院で入院している状態です。」
「は?」
急いで病院に向かった。
病院につき急いで受付に事情を話した、すると手術室の前に連れていかされた。
「じぃちゃんとばぁちゃんに何があったんですか?」
「担当の方が来ますのでそこに座ってお待ちください。」
指示されたようにソファーに座る。
呼吸が荒くなるのが自分でもわかる。
すると担当の人らしき人が来た。
「山田さんのお孫さんですか?」
「はい、じぃちゃんとばぁちゃんに何があったんですか?」
担当者の胸ぐらを掴む勢いで聞く。
「まぁまぁ、落ち着いて。」
俺の両肩に手を当て俺を落ち着かせる。
「あなたのおじいさんとおばあさんは二人とも車に乗りどこかへ向かっていたんですが、山道を走行中に土砂崩れにあい...」
「...」
「それでは、」
衝撃的な話に唖然となるが祈る、とにかく無事に手術の成功を祈る。
何分、何時間、どれくらい経っただろうか、手術中のランプが消え、中から医者が出てきた。
「じぃちゃんとばぁちゃんは!?」
「手は尽くしましたが...」
「...そうですか、」
医者は去り、一人になる。
もうどうでもいい、俺を愛してくれて、俺が愛している人は全員死ぬ、火災の原因は俺の部屋にあった充電器の発火、布団の中で温度が高まり発火した。
じぃちゃんとばぁちゃんはあの山道を通るということは恐らく、俺の家族の墓参りに行ったのではないかと思う。
「俺のせいで、」
病院を出て、歩く、途方にくれ、行くあてもなく、一人で、ずっと、ずっと、遠くまで、何も考えず、いや、何も考えられず。
歩いていると崖にたどり着いた。夕日に照らされる町が見える。
「もう、誰も、俺にはいない...もういい、何もかも終わらせる」
下を覗き込み、体の力を抜く。そしてそのまま落ちる。
ゆっくり目を瞑る。
走馬灯が見える。今までの思い出、母ちゃん、父ちゃん、妹、ばぁちゃん、じぃちゃん、そして佐々木。
「あぁ、そういえば一人だけ俺に良くしてくれるやつもいたな。」
だがそれももう終わりだ。何もかも。
グシャっという生々しい音がして山田は死んだ。
だが山田には意識があった。
「なんだ?まだ死ねてないのか?クソが、なんで俺だけ生きる。他のみんなは死ぬのに」
目を開ける。だがそこにはさっき飛び降りた崖は見えなかった。
見えたのは中世のような街、大きな城壁、城、商店街、馬車、龍、険しい山々。
そこは一言で言うなら、そう、まさに"異世界"だ
どうでしたでしょうか?面白いと思った人は次回も読んでみてください




