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リアルで女声で無口な僕が幻想美少女に!?~美少女Vチューバー達にヴァーチャルワールドでは愛されて困っているボクのゲーム実況録~  作者: 鮎咲亜沙
第10章 幻想の花嫁

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#267 ボクの名は『アリス・バベロニア』

「本日発表しなくてはいけないのは⋯⋯Vチューバー達の新しい名前なのです!」


 その発表にコメント欄も困惑するのだった。


【???】

【は?】

【改名?】

【なんでまた?】

【なんやルシファに戻すんかシルファはw】


「えっと⋯⋯事の経緯を説明します。

 新会社設立にともないあらゆる利権関係を整理したところやっかいな問題が判明しまして⋯⋯」


【問題?】

【なんだ?」

【とりあえず聞こう】


「⋯⋯それがタレントたちの名前だったのです」


【名前⋯⋯なんかおかしかったのか?】

【あー利権関係ってそれか⋯⋯】


 どうやらコメント欄でも気がついた人がチラホラ居るっぽい。

 やっぱここってネットの大先生が集うんだな⋯⋯。

 ボクなんかまったく考えてなかった問題だからなコレは⋯⋯。


「説明します。 当初ヴィアラッテアのVチューバー達はゲームの配信を行う上で有利なように名前を4文字以内にするという取り決めがあったんです」


 そんなのがあったのか⋯⋯ボクなんかなんも考えずにアリスって名付けたんだが⋯⋯。


 たしかに5文字以上だとドラファンとかで困るからな⋯⋯ブルーベルみたいに。

 ちなみに困ったブルーベルはゲームで4文字制限だった場合は『ぶるべる』とひらがなを使っている。


「あくみんは4文字だったからそのままだったんだ⋯⋯」


 そう隣のあくみんがボソっと呟く。

 あくみんの場合は『あくみん』という個人Vチューバー名がそのままで移籍だったからな。

 どうやら知らなかったのはボクだけでは無いらしい。


「その結果がマロン、エイミィ、ナージャ、ジュエル、あくみん、ル⋯⋯ルーミア、アリス、シルファという皆様にも愛される今の名前になったわけですが⋯⋯」


 今一瞬「ルシファ」と呼びそうになって「ルーミア」で誤魔化したな木下さん⋯⋯。

 ボクはどうでもいいことに気づいてしまうのだった。


「ところがです! その名前の短さのせいでほぼ全員が『商標登録できない』という事態が判明しました⋯⋯」


 このへんチェックが甘かったんだよなあ⋯⋯。

 ライバルのポラリスのVチューバーは全員フルネーム持ちだからな⋯⋯。


 なので問題なく例えば⋯⋯『ネーベル・ラ・グリム・紫音』なんかはすでに商標登録されているのだった。


『名前はね⋯⋯長くしたり難しい漢字を混ぜて使ったりするとツイッターとかの検索も有利なんだよ』


 というのは世界一のVチューバーシオンの言葉である。


 と言ってもシオンのも坂上マネージャーからの受け売りなんだけどな。

 やっぱ素人だった木下さんと違って始めから有能マネージャだったんだな坂上さんは⋯⋯。

 そりゃシオンに1年で5憶も稼がせるはずだ。


 ちなみにリネットの場合は⋯⋯。


『マスクド・ブルーベルはマスクを外すとただのブルーベルという花の名前なので、世を忍ぶヒーローにふさわしいのです!』


 とか言ってたっけ。

 Vチューバーとして稼ぐ気ゼロだからなリネットは⋯⋯シオンと違って。


 ちなみにこの2人はネーベル、ブルーベルと名前に『ベル』が共通しているがどっちも譲る気は無く⋯⋯今まではまったくコラボもなかったのでたいして問題にならず、そしてコラボが多くなった最近では開き直って⋯⋯。


『吾輩と』

『私で!』

『『2Bells(ツー・ベルズ)で~す!』』


 という『どっと☆アイズ』に次ぐポラリスの新ユニットとして登録したらしい。


 ボクやルーミアはいくら仲良くてもブルーベルとは所属会社が違うからユニットになれないからな。

 なのでシオンとユニット組んでリネットは喜んでたっけ。


 まあ活動内容は今のところ一緒に特撮の動画視聴くらいだけなんだけど⋯⋯歌活動はまだとうぶん無理だな2人の歌唱力だと。


 今のところリスナーにも好評で『2B(ツー・ビー)』という略称で定着しつつあるようだ。


【すごい理解したw】

【あーそら困るわw】

【しかしぶっちゃけたなあw】


「こういうのは誤魔化すよりはっきりファンには言った方がいいと思いまして⋯⋯」


 そう素直に伝える木下さんだった。


【まーたしかにアリスだけだとスゲー困ってたしw】


 あーうん。

 たぶんボクの『アリス』が一番迷惑だったと思う。

 アリスだけだとあらゆる検索に引っかかってボクを特定困難で⋯⋯。


「みんな! 木下さんをこれ以上責めないで! 悪いのは前の会社なんですから!」


 そう煽って木下さんへのヘイトをそらすマロンだった。


 ⋯⋯こうやって一歩下がって姉を見るとホントにこうなんというか⋯⋯ヘイトコントロールがうまい?

 なんていうのか姉には悪者になる才能があるというか?

 それでいて大怪我もしない愛されキャラを確立しているというか?


「⋯⋯リーダー向きなんだよな姉さんって」


「ちょっと聞きました皆さん! ウチのアリスちゃんの貴重なデレですよ!」

「デレてないもんっ! ちょっと褒めたくらいで調子に乗るな!」


「というわけでアリスからお褒めの言葉を貰ったマロンちゃんでした!」


【www】

【貴重なアリスの妹ムーブw】

【ツンデレアリスたすかる】


 誰がツンデレだ⋯⋯。


 でもこんな告知会見なのにすごく空気が良くなった。

 これが姉のVチューバーマロンの力なんだろう。


「とまあ! そういうわけで今回! 私たちの新しい名前の発表となります!」


 そう締めくくる姉だった。




「これからのマロンは『海原(かいばら)マロン』で行きたいと思います!」


【これは大海原を行く冒険家の名前だな!】

【至高のVチューバーにふさわしいw】




海原(かいばら)エイミィで~す!」


【マロンと一緒じゃねーかwww】

【ついに入籍したのかw】

【結婚おめでとうございます!】

【マロン年貢の納め時www】




「ナージャ・アプリコットです。 つまりウチの王国名もアプリコット王国ちゅうわけや!」


【つまりワイらもアプリコット国民というわけか?】

【これからの俺たちはアプリコット騎士団というわけだな!】




七宝(しちほう)ジュエルです。 これで運気爆上がりでガチャも捗るね!」


【www】

【そううまくいかねーよw】




「シルファ・L・イザよ。 よろしくね、みんな!」


【なんか妖精っぽい名前だ】

【L?LはなんのL?】

【ルシファのLじゃね?】




「あくみんは改名ではなく⋯⋯アクエリア・ミンストレル6世が真名だったのです!」


【思いっきり改名してて草www】

【長いwww】

【すぐに黒歴史に変わるやつだコレwww】

【アクエリア・ミンストレル6世さん!】

【略してあくみんw】




「私は猫詠(ねこよみ)ルーミアです。 これからもよろしくね! ⋯⋯にゃん♪」


【普通にカワイイw】

【もっと弾けろよw】

【いまさら普通ぶってんじゃねーよwww】




「アリス・バベロニアです! 古代バベロニアの最後の生き残りのオートマタです」


 そうボク達は新しい名前を発表するのだった。


「ちょっとアリス!? 海原アリスじゃないの? ほら姉妹でしょ私たち~!」


「いや海原アリスだとお二人の邪魔になるから⋯⋯」


「あらアリスってばそんなに気を使わなくても⋯⋯でもこれでマロンは独り占めね!」


【姉妹なのか本当にw】

【複雑な家庭環境www】

【そのうち猫詠アリスになるんですねw】


「ちょっとそれだとまるでボクとルーミアが結婚するみたいじゃないですか!? しかも僕の方が嫁入り!?」


「⋯⋯アリね」

「ルーミア!? それでいいの!?」


「しょせんはリスナーの妄想⋯⋯好きにさせておけばいいわ! ルーミアは一向にかまわん!」


【www】

【ヴァーチャル婚が流行ってるのか最近はw】

【結婚おめでとうございます!】

【ここに塔を建てよう】

【バベルの塔が立つなw】


 まあこんな感じで大盛況でボク達の新しい名前の発表が終わったのだった。

 こうして僕たちVチューバーは名前も新たにしてベツレヘムのVチューバーとして再出発することになったのだ。


 だがその後日⋯⋯ボク達の元会社のヴィアラッテアからこんな発表があったんだ。




 ファンの皆さま、いつもヴィアラッテアとそのタレントをご愛顧頂きありがとうございます。

 この度、我がヴィアラッテアではVチューバー新事業を計画しております。

 つきましてはVチューバー計画の第2弾として新メンバーの募集を始めます。

 さあ、明日のアイドルVチューバーはキミだ!




 ボク達は進む次のステージへ。

 そして世の中も変わっていく⋯⋯見えるところも見えないところも。

 こうしてボクたちの新しい環境が出来たのだった。

お読みいただき、ありがとうございます。

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