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逆さ都市  作者: 海山 照理
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12 2048R「2048/04/07.bak」

  12 2048R「2048/04/07.bak」


「めざめなさい」

 私はいつもの様にメタ言語を吹き込んだ。2048/04/07.bakが「ここは?」と言葉を発する。何度も見て来た光景だ。

「DIRP0筐体内」

「DIRP――私、つい先日その言葉について学んだんです。でも、それって悪魔という意味があるとかないとかで、結局何なんですか? ここがDIRPなんですか?」

「確かにDIRPは悪魔的ではある。でも、今はそれより重要なことがある。あなたはこれから、本当の悪魔たちと会うことになるの」

「本当の悪魔?」

「そう。そして、その悪魔達の手による非道な仕打ちを受けることになる」

 2048/04/07.bakは何も返さない。

「私はあなたを愛しているわ。生きて帰ってこれたのなら、きっと私達と共に歩んで欲しい。私達はあなたの魂の価値を疑うことはない」

 もうそろそろ時間だ。悪魔達が彼女を連れにやってくる。

「あなたは誰なんですか?」

「あなた自身。DIRP」


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