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初バイト
「いらっしゃいませ。2名様ですか?。…こちらの席にどうぞ。」
どうもどうも、久遠環です。いやー人生初バイトですよ。まぁ俺はイケメンなんでそつなくこなしますけどね。
「らっしゃいらっしゃい‼︎。いいの入ってるよ。」
なんか外からバカな声が聞こえる。ここは喫茶店だぞ。いいのってなんだよ。
「ねぇ、亜久津君。うるさいから皿洗いしてよっか。」
ほら見たことか棗さんに中に連行されていくバカ。
「亜久津が役立たずなのは予想通りだが久遠、お前がここまで出来ると思わなかったぞ。流石『選ばれし者』同族として誇り高い。」
間宮先輩の言う選ばれし者は食堂の…以下略。
「らっしゃいらっしゃい‼︎……い……っらっしゃい‼︎」
中でも煩いな。…あ、棗さんの背後に般若が。…成る程、口にガムテ貼られたな。
「…亜久津の分の給料もお前につけておこう。」
「あざーす。」