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第2話 呼び出し

更新はローペースです。

ご了承ください。

それでは本編をどうぞ。

「…」

無言で帰宅したツバキはすぐに自室に入った。

「どんな気分だ、ツバキ」

ウルフにそう聞かれると、

「最高だよ…味わったことのない感覚だ…」

「とにかく今日は寝ろ。明日には再テストあるんだろ」

ツバキは心の中を読まれたようで驚いた。

「な…なんでテストのこと知ってんだよ!」

「俺はお前と同調したんだぞ?それくらいわかって当たり前だ」

ツバキは同調の意味がわからなかった。

「同調ってどういう意味だ?」

ウルフはやれやれという顔をして説明を始めた。

「同調というのは召喚獣を操るときの方法の一つだ。

 種類として、操作・装着・同調の3種類がある。

 操作は、後ろから召喚獣を操作して戦う方法。

 装着は、自分の体に召喚獣を変形させて合体し、戦う方法。

 そして、同調は召喚獣を召喚師の体に憑依させ、

 召喚獣と召喚師の2つの心を1つにして戦う方法。

 どうせ、学校で勉強してないからわからんのだろうがな」

そう言われたツバキは顔を赤くし、そのままベッドに入って寝てしまった。



「オラ起きやがれこのクソヤロー!!!」

次の日の朝、ウルフの罵声で目が覚めた。

「うるさい!もうちょっと静かに起こしてくれよ!」

ツバキはすぐに眠気が失せた。

「とにかく!早く着替えて学校行きやがれ!」

全く…もうちょっと寝かせてくれてもいいのにと思いながら

いつもの制服を着たのだが、

「おい、そんな服で学校行ってんのか?」

「うん、そうだけど…」

そう言った途端、ウルフはまた叫びだした。

「バッカヤロォォォォォ!!!!こんな地味な服でよく過ごせるなぁ!!!!」

「うるさいウルフ!じゃぁ何を着ればいいんだよ!」

「赤だ!真赤赤(まっかっか)のコート!!それに尽きるぜ!」

俺はブツブツ言いながら押入れを探した。

すると、赤と黒のコートがなぜか、あった。

「あるじゃねーか、それでいいんだよ。」



ザワ…ザワ…


ツバキはそんなに目立つ存在では無かったが、さすがに注目を浴びた。

制服を着る学校で、真赤赤のコートを着て、肩に狼を乗せながら歩いているのだから。

「なんかお前目立ってるなぁ」

ウルフが喋ると、周りも「喋ってる…」と小声で会話していた。ウルフが睨んだ。

「珍しいのか?同調型の召喚獣」

「さぁね。俺は昨日まで召喚獣にこれっぽっちとも興味なかったし」

と、親指と人差し指でゴマでもつまむような手をして言った。

「頭も悪かったしな」

ツバキはむっときたが、堪えた。なぜなら…

「こぅらぁぁぁぁ!ツバキ!!何をしっとったんだお前は!!」

藤崎だ。もう勘弁してくれ。

「しかもその格好はなんだぁ!?まるでセンスのない!」

その言葉に後ろに隠れていたウルフの怒りゲージが一気に100%まで上がった。

「なんだと…?俺のセンスを疑うとはいい度胸じゃねえか!!」

藤崎は少し驚いた。

「なんだこいつは…誰の召喚獣だ?…しかも、同調型とは物好きな…」

「俺の…ですけど…」

小声でツバキがそう言うと

「お前のだと?ありえん!ハハハハ!笑わせてくれるわ!」

「じゃぁ試してみますか?」「じゃぁ試してみるか?」

ツバキとウルフは同時にそう言った。

「フン!面白い!かかって来い!」



体育館。

「私から行かせてもらおうか。」

まわりは生徒たちで溢れていた。

「先生とツバキじゃ話にならないだろ〜」

そんな会話の嵐の中、2人だけが違う会話をしていた。

井川鏡と鈴雛レイ(すずひなれい)である。

「これまでの力差では、ツバキは負けるに違いない」

「でも、私はあの子に賭ける。ジュース1本でどう?」

冷静な正確の鏡に対して、レイは陽気だった。

「先生の力は本物だ、まずツバキじゃ勝てないだろう」

「でも、勝ったんでしょ?」

「あれは試験だった。あと、先生は俺の召喚獣を知らなかった。」

「先生の召喚獣は知り尽くしていた…と?」


「大地の源より出でし、土の巨人・アースゴーレム。その腕力で、全てを叩き潰せ!」


「アースゴーレム。

 人間とは比べられないほどの大きさを持ち、肩に乗って操作する。

 攻撃速度は遅いが、本気を食らえば、体の原型すらも残らない。」

「あら、さすが優等生。」

「なめないでくれるか。」

そんな会話のなか、視線はツバキの召喚獣に移った。


「どうした!早く出せ!」

「じゃぁ、まずナイフで自分の掌を斬れ。」

ウルフはツバキに説明した。

「え!?いやだよ!怪我するだろ!」

「うっせえ!そうしねぇと呼べないんだよ!」

ツバキはしぶしぶ、掌を斬った。血がにじむ。

「そして、こう言うんだ。」


「ブラッディゲート、サモン、ジ、ウルフ!」「ブラッディゲート、サモン、ジ、ウルフ!」

ツバキは右手を出し、そう叫んだ途端、消えてしまった。

「ど…どこへ消えた…」

鏡は見失ったが、

「あそこ、先生の後ろ」

レイには見えていた。ゴーレムの後ろでうずくまっていた。

「こんなものか。」

そうツバキが言った時、ゴーレムが音を立てて崩れだした。

「まさか…」

「あんな一瞬で、あのゴーレムを?」


「ふん!泥人形なんぞ、俺の敵でもないわ!」

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