1.クエスト
ーーー街にある依頼の掲示板では、モンスター討伐や迷子の捜索、農作業の手伝いまで様々な依頼がある。ーーー
とりあえず、依頼を確認してみるか。どれどれ、、、
ー依頼 No.1ー
依頼主:アルベルト
依頼内容:自分の家の近くにいるゴブリンを討伐してほしい。
依頼報酬:300P
依頼難易度:★★☆☆☆
ー依頼 No.2ー
依頼主:ボイド
依頼内容:自分のペットを見つけてほしい。
依頼報酬:100P
依頼難易度:★☆☆☆☆
ー依頼 No.3ー
依頼主:ミハエル
依頼内容:大きなカブが抜けません。
依頼報酬:75P
依頼難易度:★☆☆☆☆
なるほど、色々あるな。幸い王子だった頃剣術や魔術はある程度習っていた。モンスター討伐からやってみるか。
む、何だこの依頼は?
ー依頼 No.10ー
依頼主:匿名
依頼内容:荷物を運ぶ。
依頼難易度:★☆☆☆☆
依頼報酬:1000P
なんだこのすごく簡単そうな依頼は!?荷物を運ぶだけで1000P!?モンスター討伐の3倍!?
さすがにやるしかないだろ!
早速引き受けてみるか。
ー依頼を引き受けますか?ー
Yes No
もちろん、Yesだ。
ー依頼を引き受けました。地図を渡しましたので、指定の場所に向かってください。ー
指定の場所ってのは、どれどれ、、、
街から少し離れたところか。早速行くとするか。俺の初依頼が始まるぞ!
ーーーそうしてシオンは、街の外れにある空き家にたどり着いた。ーーー
ここか。何だかよくわからない雰囲気の場所だな。少し不安だが大丈夫だろう。
「ごめんくださーい!!依頼で来ましたシオンでーす!誰かいませんかー」
その時シオンの背後には男が三人迫っていた。
「ちっ、誰もいねえか。おかしいなこの付近じゃないのか」
そういって後ろを振り返った。
「あっ、こんにちは。今回依頼で来たシオンでs」
一人の男の恐ろしく早い手刀がシオンの首元に直撃し、シオンはそのまま意識を失った。
ーーー目が覚めると、シオンは薄暗い部屋に閉じ込められ、手錠と足かせがついていた。ーーー
ちっ、気絶してたか。手錠と足かせもついてやがる。そういうプレイでもできそうだな。しかしここはどこなんだ?窓もないし、ドアは?開かないか、、
簡単な依頼だと思ったのに、これじゃあ依頼どころか命まで危ねえぞ。まあ一回死にかけてるんだけど。
とにかく早く脱出しなければ。そうして手錠と足かせを炎魔術で溶かそうとした時。
するとその時足音がした。そしてドアが開いた。
「よっすー、目覚めたあー?あ、その手錠と足かせ、俺が外せと言わないと外れないよ」
そこにはいかにもチャラそうな赤髪の男が立っていた。
「お前っ、俺に何したんだっ!」
「すまん、すまん、まあそんなにキレんなって。まあよく聞け。お前の生殺与奪の権は俺らが握っている。黙って俺の言うことに従え。」
「なっ、」
ここは魔術を使って対抗するしかねえ。
「火弾!!」
すると男は反射神経で火弾を避けた。
「ムダムダー、そんな弱っちい攻撃僕には効かんよ?」
クソっ、とりあえず今は従うしかないか、、
「すまなかった、言うことを聞く。」
「おっ、素直でいい子じゃん。“解除“ そのままついてきて」
ーーーそうしてシオンは赤髪の男について行った。ーーー
「ボス、入ります」
「よい、入れ」
そうしてドアを開け、その先にはボスと呼ばれる大柄で白髪の男が座っていた。




