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我、無能皇子なり 我、ダンジョンマスターなり 我、転生者なり  作者: 英雄王
我、ダンジョンマスターになる、だと…!?

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14/14

我、帝都探索するなり 後半

あけましておめでとう読者諸君!

よいお年になるといいのだがな!

皆に幸いあれ!

次についた場所は『アルカナ神殿』だった。

「神殿、か。」

正直、いい思い出はない。

魔法も剣も、才能がないと言われ、蔑まれる現状の始まりの場所。

「あ、そういえばそうだったわよね、ごめんごめん。けど見せたいものがあるから、ついてきて。」

そう言って神殿の中に入っていくセルフィーナ。

仕方なくついていくことにするが、足取りは重い。

すれ違う信者たちは一礼をして足早に移動していく。


『まさか陛下の子が…いや間違いなのでは?』

『まさか。私が視てきてこれまで間違いはありませんでした。…申し訳ございません

…陛下、この子には…』

『クスクス…魔力が無いなんて…本当に陛下の?取り換えとか?フフフ…』

『クスクス…才能がない、なんてこの世界で生きていけるのかしら?クスクス…』


あの時の、我を視て落胆し、嗤うもの達の幻聴が聞こえる。

まだ幼く異世界に転生して、身分も最高な場所に生まれてこれからが楽しみでならなかったあの頃。

この世界で、生活にも必要な魔力を使えない、無力で最弱な我の現実。

ふざけるな。

嗤うな。

見下すな。

我は…「なに立ち止まってるの?こっちよ!」


見るとセルフィーナが手を振りながら我を見ている。

普通に、対等に。

いつの間にか立ち止まっていたのか。

一つ、深呼吸して彼女についていく。

魔力は無いが今は頼もしい仲間たちが集まり始めている。

信じてくれる者たちがいる。

まだ、この世界に絶望するのは早いのだというように。


彼女の背中を辿りついた場所はとある神父の部屋。

大司教の部屋だった。

「セルフィーナよ。失礼するわ。」

そう言って入っていくセルフィーナに続いてはいる。

「やあやあ、久しぶり、と言っても覚えているかは私には分からないが。アルティメイル様。貴方様が小さいころ鑑定した大司教、ビション・リーストだ。」

覚えているとも。

我の絶望のきっかけでもあるのだから。

「ああ、覚えているとも。」

「つらい思いをしてきたのだろう。私が告げた結果を大衆の前で話したのだから。」

「気にしていない。」

嘘だ。

今はともかく、ダンジョンマスターになる前は何もできない自分自身をどれほど憎んだだろう。

そしてそれを大勢の前で語り他の貴族たちや兄弟達が蔑む初めのきっかけ。


「罪滅ぼしになるかは分からない、何の気休めにもならないかもしれないが市民達にはこう伝えている。」

「その話はアルティメイル様は多分知らないでしょうね。最近引きこもりを辞めたから。」

「なんだ?」

「アルティメイル様を伝説の勇者の生まれ変わりと噂を広めたのですよ。容姿は全くそっくりの特徴ですから。」

「…は?」

この無力の我が勇者の生まれ変わり?

確かに父上が語っていたが…

普通に考えてそんなことあるはずないだろう?

一応勇者ではあるのだが。

「簡単な印象操作ですが市民たちは信じています。そしてこれからの皇位争いでは民たちはアルティメイル様を支持するものが多いでしょう。これはアルティメイル様のお力になれるものだと信じております。」

確かに民たちの支持が我に向くのは我に有利になる。

「他の皇子達の市民たちの噂は最低だからね。だから後気にしなきゃいけないのは対貴族ってことね。ともかく、あんたの味方ってけっこう多いことを知ってほしいの。分かった?」

「そう、だったのか。」

案外、皇帝になる道のりは遠いわけではないのかもしれない。

「まあ功績を立てたらもっとアルティメイルの力になりたいって人たちが押し掛けてくるかもしれないんだから、これから頑張ってもらうわよ?私たちの皇子様?」

にんまり笑ってくる彼女はなかなか楽しそうにしていた。


そして部屋を出てさらに奥のほうに向かうようだ。

「ここ、孤児院も運営しているのよね。」

「へえ。まあスラムみたいになるよりはましだろうな。」

ここにもスラム街はある。

たいてい冒険者となっているので昼は人数がすくなっていて案外治安も良い。

まあ裏社会に通じているものもいる。

夜間が特にポイントがたくさん手に入りやすいんだが。

まあ雑談はここまでにしておこう。

「で?ここにきて何をするつもりなんだ?」

「子供たちに貴方を合わせたいのよ。少しだけだからお願い。」

「仕方ないな。」


着いた場所にはたくさんの子供たちが遊んでいた。

そのうちの一人が扉を開いた我達に気が付いた。

「え?あ、あの人…勇者様だ!」

「ほんと?ほんとだ!勇者様!勇者様だ!」

「勇者様!握手して!」

「先生たちのお話通りだ!かっこいい!」

「本物だ!本物勇者様!」

「勇者の生まれ変わり…本当だったんだ!」

わらわらと集まってくる子供たち。

「まて、我は…。」

「合わせてあげなさいよ。」

セルフィーナが小声で言う。

勇者って、まあ勇者ではあるけど?

仕方がないので子供たちにしばらく付き合ってやる事にする。

「そうだ。我こそが世界を救った勇者の生まれ変わり、その者である!」

「おおお!!すっげえ!」

「勇者様かっこいい!きゃー!」

「一緒に遊びましょー!」

「勇者様の冒険譚聞きたい!」

「勇者様の強さは世界一!?」

一瞬で子供たちに囲まれ、めちゃめちゃにされた。

まるで沢山のモンスターに襲われたようなものだ。

いや、それよりも単純に力加減が未熟な子供達の嵐に我は飲み込まれた。


「ふ、ざけるな…我は、子供!の、おもちゃじゃ…ない!」

バタリ

約2時間、我は子供たちにもみくちゃにされた。

壁に寄りかかって床に倒れこむ。

「無事?」

「どこが、無事に、見えるとでも?」

「とっても人気だったから仕方ないわね。でもこんなに慕われているっていうのはしっかり受け止めてね。貴方は自己肯定感低いから!」

「分かったわかった。はあ。」

こんなありさまで幻滅しないのが不思議だ。

子供たちは我が相手が子供だから手加減していると思っているらしい。

「アルティメイル様、子供たちの相手、ありがとうございます。とっても元気な子たちでしょう?」

神殿のシスターが紅茶を持ってきてくれていた。

「力加減をもっと覚えさせておけ。はあ、よく我の体がもったものだ。」

「体力が増えたんでしょう?さ、移動しましょ。さすがにここで床にずっと座っているのは軟弱皇子には酷でしょう?」

「ああ、早くしてくれ。」

ふらつく体をセルフィーナが支え、別室に移った。

別室には簡素な菓子類がテーブルの上においてあり、机といすが並んでいた。

「外見は雅だが内はこんなものか。」

「大人は虚勢を張るのが得意だもんね。正直私はそういう人になりたくはないけど。」

「我は知らぬうちに虚勢を張ることになっていたのだが。」

「そうだったわね。ごめんなさい。」

「セルフィーナやビション達のせいではない。我は王族。結局は虚勢だらけの者たちだからな。増えていても問題はない。」

「そう…。」

そこからは会話が続かず、我の体力が回復したので次の場所に案内されることになった。


「次はここ。」

静かに案内された場所は自分も最近知った大精霊の農場だった。

「前近くを通った時、ここの牧場主さんと会って仲良くなってよくお手伝いに来ていたの。今は忙しくてあまり手伝いに凝れていなかったけど…。静かで平和で良いところでしょ?」

「ああ。…少しばかり時を忘れられそうだ。」

地平線の先に吸い込まれていきそうなきれいな夕焼け。

奥で働いている二人の姿が見える。

こちらに気づいているようだが邪魔はしないように気づかないふりをしているようだ。

「ファルサさんとその息子のアルガノさんよ。お仕事中だから声はかけないでおくわ。あと、この場所のことを他人に言ったらだめよ。特別な人にはいいらしいんだけど。」

「了解。」

暗くなる前に戻る事にした。


城に戻るころには暗くなってきていて、道は多くの人々が行きかっていた。

昼の顔と夜の顔。

これだけの人々がこの都に生きている。

DPがあれだけ貯まる理由。

夜の衛星画像はとてもきれいだろうと、見ることはできない光景を脳裏に思い浮かべる。

今、この帝都を改造できるほどに掌握していることなどおそらく誰も知らない。

ここにはレベルの低い冒険者から歴戦の冒険者、騎士たちが集い、生きている。

その営みを今更少しだけ知った。

明日がこのような平穏がある日々が続くのならいい。

それを崩そう者がいるのなら、陰ながら支えることができるかもしれない。

こんな無能皇子でも。

少しでも、そんなことができるのだと思うと、あの兄弟たちに負けたくないと思う。

噂でも相当やらかしている声が聞こえているから。

明日の常闇の舞踏会を無事に終わることができたなら、兄弟たちがやらかしたことを調査するのもいいかもしれない。

そして市民の支持を得て、貴族の支持も得たいが、貴族は…当てがない。

零から、いやマイナスから始めなければいけないだろう。

だが隣に帝都最高峰の戦力を持つ彼女が味方に付いてくれたのは最高の力だ。


「今日はどうだった?さすがに疲れたでしょうけど、楽しかったでしょう?」

「ああ、まったくだ。貴様のせいで明日は筋肉痛かもな。…ふ、感謝する。我が知らない、希望を見出すことができた日だった。」

「私もアルティメイルの意外な面を知ることができたから、いいわよ。じゃあ、帝位争い、あなたが皇帝になることを我々は祈り、力になります。我らの誇りにかけて。」

「期待している。まだまだこれからだ。では。」

「本日はありがとうございました。」


プライベートは終わり。

夕食をとり、明日の常闇の舞踏会に向けての準備を仕上げていこう。


シークレットダンジョン勢力

スライム(極小)

火5匹、水2匹、風5匹、土9匹、光4匹、闇8匹、混沌2匹、時4匹、無8匹

スライム(小)

火38、水40匹、風35匹、土39匹、光41匹、闇34匹、混沌32匹、時36匹、無41匹

スライム(普通)

火1匹、水1匹、風1匹、土1匹、光1匹、闇1匹、混沌1匹、時1匹、無2匹

妖精(欠片)

火5匹、水8匹、風2匹、土9匹、光4匹、闇4匹、混沌4匹、時5匹、無3匹

妖精(小)

火50匹、水45匹、風49匹、土52匹、光49匹、闇51匹、混沌49匹、時51匹、無53匹

妖精(普通)

火1匹、水1匹、風1匹、土1匹、光1匹、闇1匹、混沌1匹、時1匹、無1匹

ケサランパサラン (中)

綿妖精(小)

火5匹、水3匹、風7匹、土8匹、光3匹、闇4匹、混沌5匹、時3匹、無6匹

風綿スライム(小)

魔ラット 2体

プレイリーウルフ2体

ポイズンスライム 1体

ヘドロスライム 1体

スケルトン 11体

機械兵 1体

ストーンゴーレム 1体

ガスゴースト 10つぃ

ポイズンローズ 1体

ストーンパペット 1体

ゴールドヘルコンドル 1体


表層 シグルンビュルム城&帝都全域

味方モンスター、罠等仕掛け無し


第一階層 荒野エリア

地雷(各種)、電気柵、落とし穴(各種)、火炎放射機 無数

配置モンスター ケサランパサラン(中)、妖精(欠片、小)全属性


第二階層 簡易迷路エリア

射出装置(各種)、無数

配置モンスター スライム(極小、小)全属性


第三階層 独沼地エリア

独沼(各種)薔薇園、廃墟 多数

配置モンスター ポイズンローズ ガーゴイル ヘドロスライム ポイズンスライム ガスゴースト 風妖精(小) 機械兵


第四階層 高低差方向感覚混乱エリア

山→谷→山→渓谷→山→海→山→海溝→山→地下→浮島→地下(マントル層イメージ)…etc…蟻の巣洞窟 (ゴール)

(約北アメリカ大陸程の大きさ)

方向混乱フィールド


コアルーム

ダンジョンサポーター エリーナ

コア

マスター居住区



サブダンジョン 導きのダンジョン勢力

表層 称号教会

味方モンスター、罠等無し

コアルーム

サブダンジョンモンスター 光ラメスライム(小)


サブダンジョン ヘファイストスのダンジョン勢力

表層 レスラの武器屋

味方モンスター、罠等無し

コアルーム

サブダンジョンモンスター スィデラススライム(小)


サブダンジョン 大精霊の農業ダンジョン

表層 大農園

味方モンスター

ニュウモウ 2750体

ケイラン 1540体

ミートゥン 3540体

ランムメン 2073体

イータビット 970体

アースホース 129体

ナイツホロウ 350体

コアルーム

サブダンジョンマスター ゴールドニュウモウ


臣下

レスラ 武器屋の店主 スキル 鑑定士持ち

マグルド・フォール 称号教会神父 スキル 鑑定士、称号覚醒持ち

ファルサ・ミドナ 大精霊の農場主

アルガノ・ミドナ 大精霊の農場従業員

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