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我、無能皇子なり 我、ダンジョンマスターなり 我、転生者なり  作者: 英雄王
我、ダンジョンマスターになる、だと…!?

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13/14

我、帝都探索するなり 前半

モンスターの数を第一層などのために増員するため召喚する量を増加し、エリーナに数の管理と配置を頼んだ。

正直今日はのんびりしたいのでやる事はこれくらいにしておこう。

うん。

暇になったからと言って何もやる事がない。

「なァにしてるのォ?せっかくあなたの物になった帝都シグルンブュルムでも見て回ればいいじゃなィ?」

「…まあ、それが良いかもな。色々忙しすぎて休むことが逆に苦手になるとは思いもしなかったが。とは言え、ガイドが欲しい。我が知っている有名な場所はもう行ってしまったし…。」

セルフィーナは大抵暇ではないはず…だよな?

昨日は休日なのか?

まあいいか。

昨日の夕食は出席できなかったが今日は普通に行くことにする。

父上が心配しているだろうからな。

「あらァ?メールに邪神様から連絡来ているわよォ。」

「食事後に見るが先に見ておいてくれ。」

「わかったわよォ。」


食堂には父上のみがいた。

「アルティメイル、到着しました。父上。」

「うむ、昨日は楽しめたか?アルはなかなか外には出ないからな。いい刺激になったか?」

「はい。改めて帝都の様子をこの目で観察し、父上の偉大さを実感することができました。」

「市勢を実際に見ることはいいことだ。嘆かわしい事に他の息子達は貴族や教会などにしか目を向けぬのだ。」

「どう見ても民の数のほうが多いのだが権威で票を集めようとしているのですか。…正直に思うことを話させてもらってもよろしいでしょうか?」

「かまわぬ。ここは公の場所ではない。」

「ありがとうございます。正直に言いまして、大馬鹿、としか言えませんね。帝国の民は皆自由を愛し、自分の信念を貫き通す者たちです。そのような彼らが全て金と権で動くとは思えません。それに、現状貴族の方々には我は嫌われておりますが民の様子を見ているとそうひどくはない様子。我は我で民の心をつかんでいくよう努力していく所存です。」

そう伝えると父上は柔らかな笑みを浮かべ、頷いた。

「いい志だ。」


父上との二人だけの会話はここで終わった。

兄弟たちが足を引っ張りあいながら入室してきたからだ。

父上は理由は分からないが我に期待しているようだ。

ならば精々民の上に立つ努力をしていかねばならない。

ダンジョンマスターという秘密を抱えながらな。


食事を終えて一度自室()に戻ろうとして一人になった我の目の前に立ち塞がる者がいた。

「これから少しいいかしら?いいわよね暇人さん?」

「我がいつも暇人と思うなよ。セルフィーナ。今日は仕事ではないのか?」

「二日間の連休よ。この前に大きな任務を終わらせたばかりだもの。」

確かに国境にあるドグランド渓谷にて、暴れていた竜を討伐してきたとの噂話が聞こえてきていたが本当らしい。

「そうか。で?何の話だ?」

「まずはあなたの部屋に行きましょう。もう、あの場所についてはモノ申したいんだけど!」

「同感だ。」

まあその場所がいい隠れ場所になっているのだが。


自室(ダンジョン入り口前)に戻り、彼女の話を聞くことにした。

「とりあえず一番に伝えておくのは『鷲獅子(グリフォン)騎士団』は貴方に全面省力することを騎士団の代表として、第一皇子アルティメイル・アルカナ・エルギラルド様にご報告いたします。」

彼女は跪いてそう言った。

わお。

まじか。

戦闘では最高の戦力を味方にしたといっても過言ではない。

「本気か?」

一応確認しておく。

「本当です。それに私たちって殆ど冒険者上がりの騎士団だし?貴族とかわからないし?威張って偉そうにしているだけのやつらに私たちが跪くわけないじゃない。」

「確かにそうだった。騎士団一の荒くれものの集まりだからな。」

「分かってるじゃない。それも、殆どが民間の出よ。一般市民は王族なんて見たことないもの。貴族だってそう。今では私達のような民間の出の騎士達から噂でしか情報を得られない。そんな中で一番評判がいいのは貴方よ。」

「は?」

「あなたの髪色と瞳の色が有名でね?伝説に謳われている勇者と同じ特徴だってね。他は…他の皇子の悪い噂が絶えないから噂が一番少ない貴方がましかもしれないんじゃない?ってなっているそうよ。まあ私は貴族の出だから家族が帝都にいる部下たちの話を聞いただけなんだからね!」

「…それでも、驚いたな。そもそも我の弟たちは何をしでかしたのやら…。」

「…色々よ。」


セルフィーナからいろいろな情報を聞きながら帝都を軽く案内させるように頼んだ。

今日は皇子としていくので今はクローゼットの奥底に眠っていたきらびやかな王族衣装で帝都をぶらつくことになった。

因みに、我が皇族として公の場以外で城の外を出歩くのはこれが初である。

兄弟たちの話はとんでもないものばかりだった。

貴族に意識を向いたものばかりだったからでもあるのだろうがひどいものだ。

私利私欲で私財を肥やすことばかりを考えるようなことを貴族と結託して荒稼ぎして市民が困窮したり、モンスターを数体(初心者冒険者パーティーが何とか倒せるようなモンスター)倒すだけなのに腕利きの冒険者や騎士を沢山連れていきダメージを与えさせて最後のとどめを刺し、自身を誉めさせるサクラ要因にしていたり、高級店でいきなり表れて買い占めて行ったり。

偉大なる先祖を汚すような行為ばかりだった。

自分がヒッキーしていた時間でよくもまあこんなひどいことを…

「とりあえずあなたがそんな思考じゃ無いことに心から安心したわ。じゃ、行きましょ!最初はやっぱりそうね。冒険者ギルドよね!けどその前に寄り道よ!」

生き生きしているセルフィーナは善は急げ!と言わんばかりに我の腕を引っ張って城を跡にした。


変装もせずに外に出て帝都を歩くとそこかしこから視線が集まってくる。

少々気後れしながらも貴族から馬鹿にされようとも皇族なのだからしっかりしていなければならない。

皇族のイメージもかかってしまうからな。

まあもしかしたら兄弟のせいで最低なのかもしれないが。

そして彼女に連れてこられたのはアルカナ噴水だった。

前来たときは魔女とやらで騒がしかったのだが今はいないようだ。

「帝都と言えばここよね!女神様が降臨したといわれるこの場所。伝説の勇者がパーティーを組んで魔王を倒す決意宣言をしたといわれてもいるわ。」

「ふむ。」

「あと聞いたことはないでしょうけど毎日とある魔女が来ているのよね。ま、魔女って言われているけど噂だし実際は違うでしょうけど。今日は時間帯が違うからいないようね。」

あの時の魔女のことだな。

「ここは人が多いから遠くから見るのがちょうどいいと思うわ。じゃ、本命の冒険者ギルドはすぐそこよ!」

いきなり腕を掴まれ冒険者ギルドの方向に向かって走り出した。

腕がいきなり引っ張られて痛くなったが振り回されているうちにあっという間に到着。

「ここが冒険者ギルドよ。にぎやかでしょう?」

冒険者ギルドはもう知っている場所の代表格だがいつもよりも多くの人でにぎわっていた。

を受けるためだろう人達が集まっているようだ。

「ここで町や貴族たちの依頼を冒険者たちに依頼して解決してもらっているわ。別名『町の何でも屋さん』。定番のモンスター退治から町のお掃除や屋敷の警備等沢山依頼されるわ。まあ警備や護衛なんてものはランクが高くなって信頼がおけると判断されるようになってからなんだけど。もちろん私なんて最高なんだから何でも受けられるからね!」

何の自慢なんだか。

「ここは依頼だけでもなく食堂、夜は酒場としてやっていて情報収集にも最適なの。じゃ、次行くわよ。」

「腕は引っ張るな!」

腕を掴んできたので振り払い腕をさする。

「あ、そうだったわね、ごめんなさい。」

我の魔力が使えないということは肉体の防御もできないという事。

他人に軽く引っ張られるだけでも痛いのだ。

それを察したのかセルフィーナは謝ってきたので許しておく。

「謝るより先に次へ案内するがよい。」

「ええ。かしこまりました殿下?」

「はあ。」


次に連れられたのは商業ギルド。

帝都の物流を支配している場所ともいえる。

「ここは商業ギルドよ。帝都に有る者は全てここに集まってから必要な場所に移動する。」

「物流の要。ここだけに集中するのは危ういところもあるだろうが、まあそうはさせんと。」

「ええ。あの天才魔法師フェニラクス特製結界が防いでいるからね!」

簡単な仕組みは地球でよく店に有った防犯ゲートのようなものでアラームだけでなく持ち出した犯人を麻痺させ動けなくさせるものだ。

「さすがに知っているわよね。身体能力は悪いけど頭脳明晰だからね。」

「ああ。城に使われている技術を微塵も知らないのは王族として恥ずかしい。」

「ふふ、皮肉かしらね?」

「さてな。我は当たり前のことを申したまで。」

商業ギルド。

確かに初めて来訪した場所だがここは帝都一かもしれないほどの技術の宝庫だ。

例えば先ほどの出入り口の防犯結界。

ギルド内はとてつもなく広く、物資も非常に大量に存在するため荷物占領のワープ装置。

何処に何の物資があるか把握できるアーティファクトを利用した在庫管理等。

他はよく分からないものが多いからやめておこう。


「あらまあ、セルフィちゃんじゃないの?久しぶりじゃないかい?騎士団に入ってからは余り来ていないみたいだね?」

「ピュフー、久しぶりだな!忙しいはずだろう?いや、それよりだ。この方はアルティメイル殿下だ。帝都を案内している途中だ。」

「これはこれはまさかあのアルティメイル殿下とは。私はピュフリーゼ。ピュフリーゼ・パラック・モルタナ。父上の名前のほうが耳に届いているかもですがね。」

「ああ、ゼガック殿の娘か。ああ、確かに商業ギルドのギルド長か。女の身でよくやるものだ。」

「ありがたきお言葉です。父上は貴方のことを軽視しているようで大変申し訳ない。」

「かまわない。いつものことだ。もう関心がない。」

「…そうですか。悲しい事です。そうですね、こちらをお持ちください。これを持っていれば私は力になれると思うわ。商業ギルドは貴方様のお力になるでしょう。」

「!まさかまさか。だがこれは受取っておこう。」

商業ギルドの最高クラスのカード、オリハルコンカード。

本物のオリハルコンを少量使用したカードでギルドで最高ランクのサービスを受けることができる。

ある意味伝説のカードだ。

「それでは私はここで。まだまだお仕事がございますので。今後とも御贔屓にお願いいたしますね。」

そう言ってピュフリーゼは足早に去っていった。

「驚いたわ。まあさすが私たちの主様ってこと?ふふ。」

「我に期待されてもだな。」

「私たちが貴方を帝王にさせるから安心して。あんな奴らが即位なんてしたらこの国はおしまいよ!」

自信満々にいう彼女。

「そ、そうか。」

憤慨しながら足踏みをして言う彼女に若干引きながら後ろに続いていく。


「そろそろお腹がすいてきたわね、だからご飯にしましょ!帝都の最高のレストランに案内するわ!」

とても楽しそうに語る彼女。

最高のレストランと言えば『陸・海・空』か?

そう考えながら進むと見えたのは地竜と海竜と飛竜をモチーフにしたロゴのお店が見えた。

「あなたも知っているでしょうけど『陸・海・空』よ。実は予約してあったのよね~!」

中に入るとタキシードを着た男性たちが恭しくお辞儀をしながらあいさつした。

「「「「「「いらっしゃいませ。お客様方。」」」」」」

「おお!」

ここまでそろったお辞儀に言葉、この世界では初めてだ!

「セルフィーナ・トゥナー・バレクト様とアルティメイル・アルカナ・エルギラルド様。席にご案内いたします。どうぞこちらに。」

並んだ紳士たちの中の一番イケメンな銀髪の美青年が前に出てお辞儀をし、道を指示した。

どこかで見たことがあるような…?

「私はここの料理長、バラード・シェフ・ロナーヴァと申し上げます。」

バラード!?

「まさかスフィンクスの!?」

「おや?我々のことをお知りになられていたとは…驚きましたな。」

「スフィンクスって本当なのか?まさかここで会えるとはな。」

「ありがとうございます。こちらがお席になります。」


席に着き、ナプキンを付けるとちょうど前菜とスープが運ばれてきた。

生ハムが薔薇のように綺麗にピンチョス。

そして鮮やかなビーツのスープ。

「今朝仕留めた新鮮なオークキングからとれたバラピンチョスです。そしてゴールドニュウモウから入手したミルクから作ったチーズを使いました。」

「あの伝説の…!?どうやって入手を…?さすがですね。全ての食材を自ら入手しているのですか?」

「そうですよ。全て私たちが集めてそれをお客様にご提供しています。」

ビーツのスープを飲んでいると、ふと気づいた。

「これは…エリクサーの花?」

「ええ、この花を添えることでお客様の健康維持の一環にもなりますし、やはり一番は香りかと。」

「ええ、心が落ち着くいい香りです。」


次に運ばれてきたのは魚料理。

金色の鱗が飾られていて艶のある身のムニエル。

「ゴールドサーモンのムニエルです。」

「え?あの伝説と言われる?」

「ええ。私たちの技術によって飼育ができるようになっていて新鮮なゴールドサーモンをお出しできております。」

「そんなことが可能なんて…。」

添えられたブレイレモンの爽やかな香りがふんわりと香り食欲をそそる。

「ブレイのレモンか。」

「流石でございます。野菜の特産地、ブレイから取り寄せたこのゴールドサーモンに一番合う品種改良をしたのです。」

「ひんしかいり?」

「なるほど、そこまでしているとは…。」

「おお!殿下は物知りですな。かなりの時間を費やしましたが、ええ。私のこだわりとも言えます。」

かなり上機嫌で語るバラード。

ただの添え物として見られることが多いからな。


次は肉料理。

生姜焼き、か?

「オークキングの生姜焼きでございます。」

「オ、オークキング!?」

今度もかなりのレア素材をこうも出してくるとは。

案外普通の料理法が多いのに素材で圧倒してくるとは。

ふんわりと花のように添えられた野菜達の中に艶のあるオークキングの肉と玉葱。

食べてみると柔らかく旨味が口の中にあふれてくる。

「コレが、オークキング!?旨すぎて手が止まらない!」

気が付いたら全て食べてしまっていて残念だった。


次はデザート。

マンゴーのテリーヌだ。

「フルート産のマンゴーを使用したテリーヌです。」

今度はフルートからとは…

「南部の果実は最高!」

「帝国南部のフルートは世界随一とも呼び声が高いからな。」

何時か行ってみたいものだな。

マンゴーの甘みが強調されたデザートを楽しんだ。


支払いをし、礼を言って陸・海・空を出た。

「色々驚きがあったが最高だったな。ありがとう。」

「!礼を言われるまでもないです!」

そう言いながらとても嬉しそうな表情でそっぽを向いている。

「次!次行くわよ!」

そう言って先に行く彼女の背中を苦笑いしながらついていった。

シークレットダンジョン勢力

スライム(極小)

火5匹、水2匹、風5匹、土9匹、光4匹、闇8匹、混沌2匹、時4匹、無8匹

スライム(小)

火38、水40匹、風35匹、土39匹、光41匹、闇34匹、混沌32匹、時36匹、無41匹

スライム(普通)

火1匹、水1匹、風1匹、土1匹、光1匹、闇1匹、混沌1匹、時1匹、無2匹

妖精(欠片)

火5匹、水8匹、風2匹、土9匹、光4匹、闇4匹、混沌4匹、時5匹、無3匹

妖精(小)

火50匹、水45匹、風49匹、土52匹、光49匹、闇51匹、混沌49匹、時51匹、無53匹

妖精(普通)

火1匹、水1匹、風1匹、土1匹、光1匹、闇1匹、混沌1匹、時1匹、無1匹

ケサランパサラン (中)

綿妖精(小)

火5匹、水3匹、風7匹、土8匹、光3匹、闇4匹、混沌5匹、時3匹、無6匹

風綿スライム(小)

魔ラット 2体

プレイリーウルフ2体

ポイズンスライム 1体

ヘドロスライム 1体

スケルトン 11体

機械兵 1体

ストーンゴーレム 1体

ガスゴースト 10つぃ

ポイズンローズ 1体

ストーンパペット 1体

ゴールドヘルコンドル 1体


表層 シグルンビュルム城&帝都全域

味方モンスター、罠等仕掛け無し


第一階層 荒野エリア

地雷(各種)、電気柵、落とし穴(各種)、火炎放射機 無数

配置モンスター ケサランパサラン(中)、妖精(欠片、小)全属性


第二階層 簡易迷路エリア

射出装置(各種)、無数

配置モンスター スライム(極小、小)全属性


第三階層 独沼地エリア

独沼(各種)薔薇園、廃墟 多数

配置モンスター ポイズンローズ ガーゴイル ヘドロスライム ポイズンスライム ガスゴースト 風妖精(小) 機械兵


第四階層 高低差方向感覚混乱エリア

山→谷→山→渓谷→山→海→山→海溝→山→地下→浮島→地下(マントル層イメージ)…etc…蟻の巣洞窟 (ゴール)

(約北アメリカ大陸程の大きさ)

方向混乱フィールド


コアルーム

ダンジョンサポーター エリーナ

コア

マスター居住区



サブダンジョン 導きのダンジョン勢力

表層 称号教会

味方モンスター、罠等無し

コアルーム

サブダンジョンモンスター 光ラメスライム(小)


サブダンジョン ヘファイストスのダンジョン勢力

表層 レスラの武器屋

味方モンスター、罠等無し

コアルーム

サブダンジョンモンスター スィデラススライム(小)


サブダンジョン 大精霊の農業ダンジョン

表層 大農園

味方モンスター

ニュウモウ 2750体

ケイラン 1540体

ミートゥン 3540体

ランムメン 2073体

イータビット 970体

アースホース 129体

ナイツホロウ 350体

コアルーム

サブダンジョンマスター ゴールドニュウモウ


臣下

レスラ 武器屋の店主 スキル 鑑定士持ち

マグルド・フォール 称号教会神父 スキル 鑑定士、称号覚醒持ち

ファルサ・ミドナ 大精霊の農場主

アルガノ・ミドナ 大精霊の農場従業員

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