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初恋は実らない  作者: 柏原ゆら
*First Love*
4/18

#04

「岳~。誰と喋ってたの?」


メアド交換し終わった途端、希帆が俺のもとへ来た。


「…シラカワ?」

「へ?シラカワ?…白石の間違いじゃん?それ~」


希帆はクスクス笑う。

俺は改めてスマホの画面を見て、シラカワではなく白石だと確認する。


「何喋ってたの?」

「…メアド交換してって言われた」


そう言うと、希帆は「えっ!!」と声をあげた。


「未来ちゃんとメアド交換したの!?まさか、岳、未来ちゃんのこと…」

「いや、むこうからだから。俺は、頼まれたから交換しただけで」


「じゃ、むこうがその気なのかもね~」と、ニコニコしながら言う希帆。


「…俺、今日初めて喋ったんだけど」

「喋りかけなかっただけで、ずっと見てたんだよ!!岳、無表情でちょいこわだからさっ」


“ちょいこわ“という言葉に、俺の体は反応した。だから、希帆の頬を両手でムニッと引っ張ってやった。


「ちょっ…痛い痛い!!」

「“ちょいこわ“って言った罰だ」

「訂正します!!訂正するからっ」


希帆の反応が面白くて、「変な顔」と言い笑いながら手を離してやった。

希帆は、手で頬を擦りながら「もうっ」とちょっと拗ねた顔をした。

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