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狐依コンの異世界大冒険  作者: 狐依コン
上位の神との邂逅と、ジーザスとの出会い編

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第64話「ティー街へ向けて」

依頼は絶対成功させなくてもいいのじゃ。



 ワシらはユー街を出発する事にするのじゃが、ギルドで依頼を受けていくのじゃ。

 金銭的にもきつくなってきたところじゃから、この辺りで大きな依頼を受けたいところじゃな。

「何か報酬の高いものを受けたいのう」

 じゃが報酬の低いものばかりじゃ。ふむむ、どうしたものかのう。


「あ、これなんかどうですか?」

 ルナがなにか見つけたようじゃ。一体なんじゃ?

「探し物依頼ですね。ティー街からの依頼のようで、ユー街からティー街への街道で失くしたイヤリングを探して欲しいそうです」


 ギルドには魔法ネットワークで集められた依頼が集まっておるのじゃ。そこからこの街に関する情報が見られるのじゃ。

「それかなり難しくないかな?」

 グーシャが困った顔をしておるのじゃ。確かにちょっと難易度が高いのじゃ。


「でもジーザスも加わったことだし探そうと思えば探せるよ。他のも合わせて受けて、達成出来たらそれでいいんじゃない?」

 テンカの言う通りじゃな。受けたからと言って絶対成功させねばならんわけではないのじゃ。


 ワシらは依頼を複数受けてティー街へと向かって出発したのじゃ。イヤリングの形は教えてもらったので道ながら探していくのじゃ。

 魔物を倒しながら進んでいると、同じく旅をしている人とすれ違うのじゃ。

 これまでになかったわけではないのじゃが、結構すれ違うのう。


 冒険者らしき人達が護衛をしとるのじゃ。話を聞いてみたいのじゃ。

「すいません、ちょっといいですか?」

 ルナが冒険者と行商の人に尋ねるのじゃ。

「なんだい嬢ちゃん?」

「どちらまで行かれるのですか?」


 冒険者は行商人に確認し答えるのじゃ。どうやらズィー街まで飛行船のパーツを運んでおるらしい。

 木材などはどこでも取れるし加工できるのじゃが、行商人は魔道アイテムの元となる鉱石を遠くから運んでおるようじゃ。


 魔鉱石と呼ばれるそれらは荷馬車に沢山積まれておるのじゃ。

「一隻飛行船が沈んだらしくてね。遠くからはるばるさ」

 テンカはそれを聞いて顔を真っ青にして伏せたのじゃ。


「どこから運んできたんですか?」

「タツイ王国(キングダム)さ」

 魔物を相手しながら話し込み、地図を見せてもらうのじゃ。

 ネト大陸と呼ばれる大陸がここからずっと北側に向いた先の海の先にあるのじゃ。


 その大陸は北から東へと曲がり伸びるように存在し、たくさんの王国があり、それぞれ役目を担っとるらしいのじゃ。

 タツイ王国という場所では主に鉱石の発掘をしているらしいぞい。


「この大陸とかは国がないけど、ネト大陸では国ごとに特色がある。神様も沢山いるって話だよ」

 冒険者達と行商人に礼を言ってワシらは旅を前に進めるのじゃ。

 国か……厄介事も多そうじゃな。とは言え、いずれ行く場所じゃ。


 今はとりあえず依頼をこなしながら、進んでいくのじゃが、しばらくするとジーザスが変なことを言い出したのじゃ。

「なんだろう? 嫌な匂いがする」

 なんじゃ? 匂いじゃと? ワシ臭いのか?


「森の奥に何かいる」

 ジーザスの言葉に、指さす方を向くのじゃ。魔物の気配はせんのじゃが、確かに嫌な気配がするのじゃ。

「どうしましょうか?」

 ルナが尋ねてくるのじゃ。道から外れることになるのじゃが方角さえ分かれば大丈夫じゃろう。


 ワシはジーザスに案内させて皆と森の中を進むのじゃ。すると、ひらけたところに出たのじゃ。

 女性が一人佇んでおったのじゃ。

 黒い羽根の衣装の鳥の仮面。ポッポー様とは違うのじゃが恐らく……。


「あら、お客様かしら? 珍しいわね」

 その耳には見覚えのあるイヤリングじゃ。一体どういうことかのう?

「私は鳥依ガァ。あなたは狐の神かしら?」

「ワシは狐依コンじゃ! お主はこんなところで何をしとるのじゃ?」


 ワシの話を聞いてクスクス笑う、ガァ様じゃ。何なのじゃ? そんなに面白いかのう?

「私はカラスの神。ここで住んでいるの」

 ふとワシはおかしいことに気づいたのじゃ。黒い鳥の分体しかおらぬ。カラスと言っておるのじゃが、白主はおらんのかのう?


「あなたこそこんなところへ何の用かしら? ここへ来るのは街の薬草集めする人間くらいよ?」

「その人達を守っておるのかのう?」

 相変わらずクスクス微笑する、ガァ様じゃ。じゃがもうワシも気づいておるのじゃよ。


「耳のイヤリングは奪ったものかのう?」

「あら、この持ち主と知り合いなのかしら? 奇遇ねぇ。まぁバレてしまったのなら仕方ないわ。神殺しといきましょうか」


 やはり、ガァは邪神じゃったのじゃ!

「何故悪いことをするのじゃ! お主も神じゃろ!」

 グーシャはシーフを展開し、スライムで壁を作るのじゃ。ワシはルナを下がらせて、テンカが応戦する鳥の戦いに神力を使うのじゃ。


「話す余裕なんてあるのかしらねぇ?」

「よいから聞かせておくれ!」


 ガァは急に手を広げ、やれやれと言った形で話し始めるのじゃ。

「盗賊に禰宜の子を殺されたの。それから人を呪っていたら、ある神に追われて逃げた結果がここよ」

 どうやら、ガァはアール町出身の神で旅の途中で邪神となってしまったようじゃった。

邪神登場じゃ!


ここまで読んでくださりありがとうなのじゃ!続きを読んでくださるとありがたいのじゃ!

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― 新着の感想 ―
[良い点] 神様も落ちてしまえば邪神になってしまうなんて。旅は過酷だから、いつどこで邪神になるきっかけがあってもおかしくないですね。常に良い神様であるためには、強い心と志を持ち続けないと厳しいという事…
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