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貧乏脱出を掲げて冒険者になったら、女神みたいな魔法使いと出会った ~知恵と工夫で難題クエストを一緒に攻略だ!~  作者: 小日向 ななつ


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0:僕の想いが秘められたプロローグ

久しぶりの連載です。


面白いと思っていただきましたら、ブックマークやいいね、★★★★★評価をいただけると励みになります。

よろしくお願いいたします。

 貧乏は嫌だ。

 貧乏は敵だ。


 お金がなければ人は暮らしていけない。

 食べ物は買えないし、清潔さを保てないし、移動だって大変だ。


 病気にかかれば死ぬしかない。

 ただ命が尽きるのを待つしかない。

 理由は簡単。お金がなければ医者は病人を見捨てるからだ。


 ああ、悲しいかな。

 僕はそんなひどい有様の村で生まれた。


 お金がなくて、奪い合う気力も失うほどお腹を空かせている人ばっかりだった。

 僕は幸いにも、村の中でもお金がある家の子どもだった。

 だから家族が生きるために売られるなんてことはされなかった。


 それに家族は優しかった。

 何かあったら心配してくれたし、風邪を引いたら看病もしてくれた。

 医者を呼ぶのはちょっと躊躇ってたけど、それでも僕のためになけなしのお金で薬を買ってくれた。


 幸せ者だったと思う。

 でも、だからこそこうも感じる。


 もし、他の家で生まれていたらどうなっていたんだろうって。


 全く違う人生を歩んでいたのは確かだろう。

 そこらへんで野たれ死んでいるかもしれないし、奴隷として暮らしていたかもしれない。

 たぶん、自由なんてものはなかったと思う。


 家族には感謝している。

 だからこそ、僕は恩返しをしたい。


 そのためにも、僕は冒険者になる。

 冒険者になってお金持ちになるんだ。


 たいした学がない僕が大金を得るには、これしかない。

 だから僕は、命をかけて家族を幸せにする。


 家族のみんなを幸せにするために。

 貧乏脱出するためにも。


 僕はいつか、この家を出て一流冒険者になるんだ!


 そんな想いを抱き、上京した僕は人生を変える運命の出会いを果たす。

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