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あるパート職員のお話

お久しぶりです。

次は私ですか………。


私は去年の暮れから、とある老人ホームに勤めてるんですよ。

3月頃から中国で発生した良くないウィルスのせいで、勤め先でも入所者さんもご家族と面会謝絶になり、入所者さんもかなり寂しい思いをしたり認知症が進んでしまったりと、最近色々問題が出てきたんですよね………。


それで今年はホームでもお花見も花火大会見学も無くなって、沈んだような人も多くなったんです。

『ゴートゥ トラベル』なんてキャンペーンあっても、私達医療従事者はもちろん、入所者さんも参加できないんですよね。県外に旅行なんぞ行ったら、次の日から2週間自宅待機ですし、ただでさえ人での少ない職場に迷惑がかかりますから。

因みに、同居家族が行っても同じく自宅待機です。

すみません、コレはグチですね。


そこでホームの状況確認と改善点を探るため、理事長の奥様が視察に来られたんです。

奥様がホールで主任と普段の生活についてお話されている時だったんです。


ちょっと痴呆が進んでしまったお婆ちゃんが奥様に近づいて、いきなり奥様のお腹を撫で回し、


「何ヶ月なの~?」





誰も何も言えませんでした…………………。

一同「なんか趣旨が変わってないか?」

パート職員「イヤイヤイヤ、奥様笑い飛ばすまで空気凍りついてたんだよ!古参職員ならともかく、あまり普段接しない人なら下手なこと言えないし!

実際6ヶ月と言っても違和感なかったし!」

一同「(ソレ言ったらアカンやつやぁー!)」

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― 新着の感想 ―
[良い点] 「あるパート職員のお話」 これは背筋が凍る!!。゜(゜´Д`゜)゜。コワーイ! 笑っちゃうけど(笑)
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