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<全31ep> 神戸、八社のあいだで  作者: 第三ひよこ丸


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最終話 神戸、八社のあいだで

 石段の下で足を止めたとき、ベビーカーの中で眠る小さな重みが、わずかに身じろぎした。

 その微かな変化だけで、いま自分がどこに立っているのかを、考えるよりも先に身体が理解してしまう。


 三年前と同じ場所であることは、疑いようがなかった。石の角度や手すりの高さ、上へ抜ける光の入り方までが鮮明な記憶と重なる。それなのに、ここに立つ理由だけが、静かに、そして決定的に変わっている。

 

 その変化は断絶ではなく、過去をすべて含んだまま重なっていく層のようなものだった。以前の時間を消し去るのではなく、その確かな土台の上に、新しい意味が置かれている。


 ベビーカーの中で眠る赤ん坊は、外の空気に触れていることを確かめるように、小さく規則的な呼吸を続けている。その安定したリズムが、これから辿る距離を拒むことなく受け入れているように見えた。

 

 隣に立つ美里は、石段の上を見上げたまま、しばらく言葉を出さない。その沈黙は空白ではなく、積み重ねてきた時間をそのまま抱えた状態で、どの言葉を外に出すべきかを選んでいるように見えた。


「……ここからだったね、昇。一宮神社から順番に回っていこうって決めて。最初は最後まで行けるかどうかなんて考えていなかったのに、気づいたら八社全部つないでいて。その流れが当たり前みたいになっていたの、今思い返すと少し不思議に感じる」


 やわらかく言葉を置いたあと、美里は小さく息を吐き、視線をこちらに向ける。


「景色は変わっていないのに、ここに来る意味は全然違うよね。前はただ歩いていただけだったのに、今は理由があって、それを言葉にしなくても通じ合える。それがなんだか不思議で……。でも、すごく安心するの」


 その声には、抑えきれない温度が混じっていた。


 石段を上がり、一宮神社の境内へ入る。

 賽銭箱の前に立ち、手を合わせる。三年前と同じ動作のはずなのに、ベビーカーを引く手の感覚や、見守るべき命の存在が加わっていることで、その意味は明確に変わっていた。


 目を閉じた瞬間、三年前の自分が同じ場所に立っている光景が浮かぶ。隣にいた美里の表情まで、輪郭を伴って思い出された。

 

 あのときは、これから先のことを考えているつもりで、実際には何も決めていなかったし、決められるとも思っていなかった。

 

 それでも歩き出したのは、崇高な理由があったからではない。ただ、立ち止まる理由を持っていなかったからだ。


 いまは違う。理由は定まっているし、その理由が目の前のベビーカーの中にある。

 顔を上げると、美里が赤ん坊の顔を覗き込んでいた。


「……ねえ昇、見て。少しだけ目を開けてる。まだぼんやりしてるけど、一生懸命、外を見ようとしてるよ。この場所、覚えてくれるかな。ここが最初の場所なんだよって、いつかちゃんと伝わるといいな」


 その言葉は軽いものではなく、この巡りの意味をそのまま次へと渡そうとしている響きを持っていた。


 

 二宮神社へ向かう道に出る。

 住宅と店が混ざり合う通りを歩きながら、以前と同じ道を辿っているはずなのに、歩幅が自然とゆっくりになる。

 

 それは疲れているからではなく、急ぐ理由がないからだ。むしろ、この時間をそのまま引き延ばしたいという感覚に近い。


 途中で赤ん坊が小さく声を出す。泣き出すほどではないが、周囲の空気の変化に気づいたような短い音だった。

 美里はすぐにベビーカーへ顔を寄せ、その声に重ねるように言葉を続ける。


「大丈夫、大丈夫。ちゃんと一緒にいるよ。ここね、すごく長い道なんだけど、ちゃんと最後までつながっているからね。ゆっくりでいいから、一緒に行こうね」


 その声は落ち着いているのに、どこか嬉しさが隠しきれていない。

 二宮に着く頃には、さっきの声が嘘のように静まりかえり、赤ん坊はまた深い眠りに戻っていた。

 

 その小さな変化が、この巡りの中にもう一つの時間を生み出している。

 手を合わせるとき、美里はさっきよりも長く目を閉じていた。何を考えているのかは分からない。ただ、それが短い祈りではないことだけは、僕にも伝わってきた。


 

 境内を出て、三宮神社へ向かう。

 人通りが増え、街の音が一気に濃くなる。

 信号の待ち時間、足を止める。その短い停止の中でも、周囲と自分たちの流れる時間がずれていることを実感する。


「ふふっ。ねぇ、昇、ちょっと変だね。同じ街なのに、なんだか音が遠く聞こえる気がする。人もたくさんいるのに、私たちだけ少し違うところを歩いているみたい」


 そう言って、美里は少しだけ笑う。


「前はさ、周りに合わせて歩いていた気がする。でも今は違うね。自分たちのペースで歩いても大丈夫だって、分かっているからかな」


 

 三宮を抜け、四宮神社へ向かう。少しずつ坂が増え、足に重さが残り始める。

 その疲労感は三年前と同じ。しかし、受け取り方が違う。以前はただの負担だったものが、いまは進んできた距離の証として残る。


 四宮神社の前で足を止めたとき、美里がふっと息を吐いた。


「……ねぇ、昇、ここまで来ると、少しだけ実感が出てくるね。ちゃんと歩いているんだなっていう感じ。あのときと同じ場所を通っているのに、全然違う時間を歩いているみたい」


 その言葉には、確かな気づきが含まれていた。


「……なんかね、少しずつ分かってきた気がする。あのときのことも、今のことも、別々じゃなくてちゃんとつながっているんだなって」


 彼女の視線がまっすぐ僕を向く。


「まだ全部じゃないけど、でも、ちゃんと同じ線の上にいるって思えるのが、ちょっと嬉しい」


 その声には、これから先へ進むための確かな温度がある。


 四宮神社で手を合わせる。その動作の中に、三年前にはなかった重みが確実に加わっている。

 

 境内を出たとき、風が少し強く吹き、赤ん坊の頬に触れた。その瞬間、小さな目が動き、わずかに顔をしかめる。

 美里はすぐに体を寄せ、風を遮るようにベビーカーの位置を変えた。


「ごめんね、びっくりしたよね。でも大丈夫、ちゃんといるから。ここからまだ続くけど、ずっと一緒にいるからね」


 その言葉は自然にこぼれたもので、迷いが一切ない。


 再び歩き出す。ここから先は、さらに坂が増え、身体への負担も大きくなる。

 それでも足は止まらない。

 

 三年前と同じように進んでいるはずなのに、いまは全く違う理由で歩いている。

 そしてその違いが、次の一歩を迷いなく支えていた。


 四宮神社を出てからの道は、目に見えて傾斜が増し、足裏に伝わる角度がゆっくりと変わっていく。その変化は穏やかなのに確実で、無視できない種類の重さを含んでいた。

 

 呼吸の間隔が少しずつ伸び、吐く息に熱が混じる。三年前と同じ場所を歩いているはず。しかし、そのときの息苦しさとは質が違い、いまは重さを受け入れる余裕が身体の内側に残っている。

 

 ベビーカーの中の重みが、わずかに動いた。眠っていたはずの赤ん坊が、坂の変化を感じ取ったのか、小さく顔をしかめてから、また静かな呼吸へ戻っていく。その変化を、美里がすぐに拾い上げる。


「……ちょっとびっくりしたね。でも大丈夫だよ、ここ少しだけ坂が続くの。ゆっくり歩くからね。昇も、さっきより少しゆっくりでいいよ。重いでしょ?」


 言い終えたあと、美里は自分でも気づいたように、わずかに笑う。その笑みは照れではなく、自然に出てきた配慮を、そのまま受け入れている落ち着きに近いものだった。


 坂の途中で、一度だけ足を止める。止める理由は疲労ではなく、呼吸を整えるためでもない。この場所で立ち止まるという選択が、身体のほうから自然に出てきたからだ。

 

 振り返ると、さっきまで通ってきた道が、緩やかな曲線を描いて下へと続いている。その先に街があり、さらにその向こうに、すでに通り過ぎてきた地点が重なっている。


「昇、ここで一回止まるの、前はなかったって言ってたよね。でも今は、この一回があってもいいって思えるの、なんだか少し不思議。止まっても流れが切れないって分かっているからかな」


 そう言ってから、美里は続ける。


「……前はさ、止まったら戻れなくなる気がしていた。でも今は違うね。止まっても、ちゃんと同じ線の上にいるって思えるから、そのまま続けていける感じがする」


 再び歩き出し、坂を上り切る。五宮神社の境内が見えた瞬間、視界の高さが変わり、空の広がりが一気に深くなる。

 

 境内に入り、手を合わせる。掌を重ねたとき、ベビーカーの中の寝息が静かに寄り添い、その存在が祈りの形そのものを変えていることに気づく。


 目を閉じたまま、しばらく動かない。祈っているのか、ただ立っているのか、その区別が曖昧になる時間が、わずかに長く続く。

 

 顔を上げると、美里も同じように目を閉じていた。その表情は穏やかで、内側で何かが動いていることが伝わってくる静けさを持っていた。


 

 境内を出て、六宮神社と八宮神社が合わさる場所へ向かう道に入る。途中、赤ん坊がもう一度だけ声を出し、今度は少しだけ長く続いた。

 

 美里はベビーカーを止め、中を覗き込みながら、声を落として語りかける。


「……うん、大丈夫、大丈夫。ここね、ちょっと静かな場所に行くところなんだよ。音が変わるから、びっくりしたのかもね。でもすぐ慣れるよ、ちゃんと一緒にいるからね」


 その言葉は途切れず、一定のリズムで続いていく。聞かせるための言葉というよりも、そのまま一緒に歩くための旋律として置かれているようだった。

 

 合祀の場所に着くと、境内の気配が一段と密になる。空間の奥行きが短くなり、その分だけ存在の輪郭が近づいてくるように感じる。


「……ここ、最初に来たとき、少し引っかかったよね。八つ巡るって言っているのに、ここで重なっているっていうのが、分かるようで分からなかった。でも今は違う。重なっていても、ちゃんと全部なんだって思える」


 一度言葉を切り、視線を落たす。それから、もう一度続けた。


「むしろ、重なっているからこそ続いている感じがするの。全部きれいに分かれていたら、途中で切れてしまう気がする。でもこうして重なっていると、そのままつながっていく感じがする」


 その説明は理屈ではなく、歩いてきた実感としてそこにあった。

 境内の空気は静かに保たれているが、外の流れが完全に遮断されているわけではなく、遠くの音が薄く混じりながら届いている。その重なり方が、ここまで歩いてきた時間とよく似ていると感じる。


「……ここで終わりって言われたら、たぶん違うって思うよね」


 美里が、境内の奥ではなく、外へ続く方向を見たまま言う。


「終わった感じは、あまりしないな」


 答えると、彼女は小さく頷いた。


「順番としては最後なのにね。でも、それだけで切れる感じじゃない」


 言葉を区切りながら、彼女は続ける。


「むしろ、ここまで来たから、このあとどうするかを考える余白ができるっていうか……、終わる場所じゃなくて、次に進む前の場所みたいに感じる」


 その言い方は、三年前にはなかった視点だった。

 あのときは、ただ順番をなぞることに意識が向いていて、その外側に出るという発想自体が希薄だったのだ。


 今は違う。ここまで積み重ねてきた時間が、そのまま外へ続くための確かな基盤になっている。


 境内を出る。外に出た瞬間、街の音が戻ってくるが、さっきまでの静けさが消えるわけではない。むしろ、重なったまま広がるように、歩き出したあとも足元に残っている。


 自然に同じ方向へ進む。どちらが決めたわけでもないが、歩く方向は揃っていた。

 しばらく進むと、建物の並びが少し変わる。高さが揃っていた通りから、ばらつきのある空間へと移り、空の見え方が広くなる。その変化が、歩いている距離を視覚的に示していた。


「……七宮、少し離れていたよね」


 美里が言う。


「うん、最後だけ少し位置が違うんだ」

「だからかな、終わりっぽく見えるのに、終わりきらない感じがするの」


 その言葉に、わずかに重なるように頷く。


 

 七宮神社へ向かう道は、それまでの連続の中にありながら、わずかに外側へ広がる性質を持っている。

 

 その距離が、区切りを強めるのではなく、逆に流れを外へ開く方向に働いているように感じられた。


 やがて、入口が見えてくる。目立つわけではない。しかし、近づくにつれて自然にそこだと分かる位置にある。


 境内に入ると空気は確かに切り替わるが、それは閉じる方向ではなく、これまでの流れをそのまま受け止めるような柔らかさを持っているように感じる。


 賽銭箱の前に立ち、手を合わせる。その動作は変わらない。だが、ここでの祈りには、終点に来たという確定的な感覚がほとんど含まれていなかった。

 

 むしろ、ここまでのすべてを一度だけそこに置き、次に持ち出す準備をするような、そんな静けさがある。


 手を下ろす。顔を上げたとき、美里も同じタイミングで動いていた。


「……やっぱり、終わりじゃないね」


 小さく言う。


「あぁ」


 短く返す。それで十分だった。


 七宮神社を出る。通りに戻ると、街の流れがすぐに重なってくる。しかし、ここまでの感覚は薄れず、むしろ外側に広がる形で残り続ける。


 そのまま歩き出す。方向は決めていない。それでも、僕たちは同じ方向へ進んでいた。

 数分ほど歩いたところで、視界が少し開ける。その先に、広がりのある空間が見えてくる。


「……あそこ」


 美里が小さく示す。そこにあるのが、湊川神社の入口だった。

 境内に入ると、これまでの場所とは違う広さが、身体の感覚に直接作用する。

 歩く速度が自然に落ち、呼吸が深くなる。


「少し、雰囲気が違うね」

「うん、でも切れていない」


 そのやり取りは短いが、ここまでの流れが途切れていないことを、そのまま示していた。

 参道を進む。ベビーカーの車輪が砂利を踏む音が揃い、中の小さな重みもそのリズムに合わせるように揺れる。


 賽銭箱の前に立つ。八社の順番には含まれていない場所。しかし、いまこの流れの中にあることに違和感はなかった。


 手を合わせる。ここでは、順番の確認ではなく、ここまでのすべてをそのまま預けることができる。それが、この場所にはある。


 目を閉じる。八つの場所を巡ってきた時間、その中で重なった感覚。それらがひとつにまとめられるのではなく、並んだまま静かに存在している。

 そして、その中にいまの時間が自然に加わっていく。


 顔を上げる。


「……順番の外にあるのに、ここまでの流れに入っている感じがするよね」


 美里が言う。


「うん」

「たぶん、ここまで来たからだと思う」


 少しだけ間を置く。


()()()()()()()辿()()()から、その外に出ても崩れないんだね」


 その言葉は、これまでの巡りの意味を、そのまま更新しているようだった。

 境内を少し歩く。広さの中で距離がわずかに開くが、完全には離れない。その中間の位置が自然に保たれる。


 赤ん坊が小さく息をつく。その呼吸が、この場所の静けさと重なり、ここまでの流れが途切れていないことを、言葉よりも明瞭に示していた。


 

 そして、そのまま、僕たちは生田神社へと向かう。

 森の入口に入った瞬間、空気の層が変わる。音が少しだけ遠くなり、光の密度が均される。外側の街の輪郭が、ここで一度だけ緩む。

 

 境内に進むにつれて、その変化は確かなものになり、ここが流れの外ではなく、流れの中心に近い場所であることが、感覚として伝わってくる。


 千八百年以上の時を刻む『縁結び』の社。ご祭神の稚日女尊が織物を織る神であることから、ここは糸と糸を織り成すように良縁を結ぶ場所なのだという。

 

 恋愛という言葉だけでは零れ落ちてしまうような、仕事や友人、そして何より、僕と美里が積み重ねてきた複雑な歳月。その一本一本の糸が、解けることなくここで一つの形を成している。

 

 かつてはただの点だった僕たちの出会いも、この場所が司る織物の一部となって、いま目の前のベビーカーに眠る新しい命という、最も尊い結び目へと繋がっていた。


 

 足を止める。美里はすぐに言葉を出さず、呼吸を整える。その沈黙は長くはない。しかし、決して軽くもなかった。ここまで積み上げてきたものを、そのまま持ち込んでいる重さがある。


 そして、ようやく彼女は口を開いた。


「昇、ここに来るとやっぱり思う。あのときの出会いも、そのあとに歩いてきた時間も、全部ここにつながっている気がするの。たまたまじゃなくて、ちゃんと続いてるっていう感じがする」


 声が少しだけ揺れる。


「……私ね、最初から全部分かっていたわけじゃない。でも、あのときの言葉は分かっていた。遠回しだったけど、ちゃんと分かっていたの。でも、その場で答えなかったのは、ちゃんと自分で歩いて確かめたかったから」


 視線がまっすぐこちらに向く。その中に迷いは残っていない。


「……今日ここまで来て、やっと全部がつながった気がする。途中で迷ったところも、引っかかったところも、そのまま全部含めて、ちゃんと一つになっているって思える」


 一度息を吸い、ゆっくり吐く。その動きに合わせて、言葉の温度が一段上がる。


「……だから、ちゃんと言うね。あのときからずっと、私は昇と一緒にいたいって思っていたよ。言葉にするのを遅らせただけで、気持ちはずっと同じだった」


 そこで一度だけ声が崩れる。


「……嬉しいの、すごく。ちゃんとここまで来れたって思えるのが、こんなに嬉しいなんて思わなかった。ずっと続いてきたものが、ちゃんと形になっているって分かるのが、本当に嬉しい」


 笑おうとして、涙が混じる。その変化を彼女は隠そうとはしなかった。ベビーカーの中の赤ん坊が、小さく息をつく。その呼吸が、この場のすべてと静かに重なる。


「……ねぇ、昇、これからも一緒に歩こう。一宮神社から八宮神社まで、何回でもいい。同じ順番でも違ってもいい。だが、そのたびにちゃんとつないでいこう。この子にも、この流れをちゃんと残していきたい」


 その言葉は未来の提案ではなく、すでに決まっている継続の確認として響いた。


 うなずく。言葉は短くても、ここまでのすべてが含まれている。


 そのまま歩き出す。来た道を戻るのではなく、同じ流れをもう一度通るように、歩幅を揃えて進んでいく。


 

 神戸、八社のあいだで。


 その距離は一度きりで終わるものではなく、重なりながら続いていく。

 その流れの中で、僕たちはこれからも、共に歩き続ける。

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