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助手席  作者: 狸
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新着メッセージ

「なにそれ。」


「やっぱり初めてのことで不安でしょ?でも優しく教えてもらえたり頼りになるからって教官を好きになっちゃうって生徒は結構いるらしいのよ。それがマジックってわけで別に対して自分のタイプじゃなくてもカッコよく見えるもんなのよ。」


「あ〜ね。」


「あんたもその1生徒になりかけてるって言ってるの。言っとくけど教官なんて告白され慣れてるし女の子の扱いはお手の物ってことだからね。よく考えた方がいいよ。」


「そうだよね。」


「どうせ忠告しても聞かないだろうから言っておくけど相手は慣れてるってことだけは覚えときな。」


彼女は強い口調でそう言うと次の用事があるからと席を立った。


別れた後で考えてみる。

そうか相手は慣れているんだ。でも卒業するまでの間くらい楽しんでもいいよね。

それに今の私には教祖と信者みたいな状態だし。

信じられるのは彼だけだほどまでにはいかないが。


1日中彼のことを頭にめぐらせるほど楽しい時間は私にはあらず、教習所にいない間は卒論のことで頭がいっぱいだった。進んでいるのかどうかもよく分からないままパソコンと睨み合いカタカタとひたすらキーボードを打ち込む。

おかしいと思えば消して打ち込んでを繰り返す。


対して進んでもいないのにやたら休憩したくなる。

一息つこうとした時

スマホが鳴った。


新着メッセージと表示されていた。

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