7.ルール
才華は一旦、寝るのを止めた。煩くてとても眠れる状況では無かった。隣の席のお姉さんが舌打ちをした。彼女も寝ていたからだ。
「先ずは二人一組でチームを作って貰いまーす」
「チームを作れなかった場合は失格となりまーす」
「残念でーす」「帰れこの野郎でーす」
「参加者は首にGPS爆弾を装着して貰いまーす」
「何らかのペナルティが発生するとGPS爆弾が爆発しまーす」
「怖いでーす」「命は大切でーす」
「最後まで生き残ったチームが優勝となりまーす」
「優勝賞金は一人五億円、二人で十億円になりまーす」
「これで貴方もお金持ちでーす」
「帰還ポイントは文字通り帰る事が出来まーす」
「大事でーす」
「一人殺すごとに一千万円が報酬として貰えまーす」
「お得でーす」
「セーフポイントでは食料、備品、弾丸の補充が出来まーす」
「利用は一日三十分まで、超えた場合はペナルティになりまーす」
「地図を渡しますが地図に書いてある境界線を超えては駄目でーす」
「ペナルティでーす」
「男女平等にする為、女性の武器はランクが上がりまーす」
「女性でも安心でーす」
「開始から二日後にジョーカーが投入されまーす」
「ジョーカーを殺した場合は五千万円が報酬として貰えまーす」
「説明は以上でーす」「質問を受け付けまーす」
三十代くらいの背広を着た男が質問をした。
「セーフポイント、帰還ポイントで戦ったらどうなるんですか?」
「勿論、ペナルティでーす」「気を付けないと爆弾が爆発でーす」
帽子を被った青年が質問をした。
「ジョーカーって何ですか?」
「ジョーカーは運営が雇った殺し屋でーす」「とても強いでーす」
体格の良い中年男性が質問をした。
「五、六人殺して帰るってありですか?」
「勿論、大丈夫でーす」「きちんとお金をお支払いしまーす」
長髪の男が質問をした。
「相手の武器を奪って使うのは良いんですか?」
「良い、質問でーす」「武器は運営から渡された武器に限りまーす」
「他者の武器を使うとペナルティでーす」
「正し、自分の肉体を使う事はペナルティではありませーん」
「首を絞めて殺すのも、殴り殺すのも大丈夫でーす」
「武器を紛失、故障した際はセーフポイントで新しい物を貰えまーす」
「他に質問は?」「無いならこれでお開きになりまーす」「ルールを書いた書類も後で渡しまーす」「それでは失礼しまーす」
才華はしばらくの間、放心状態だった。(二人一組?、誰かと組む?、想定外の話だ。組む相手次第で戦局が変わる)才華の本能が警告している。もうゲームは始まっているんだ。一体、誰とチームを組めば良い。
そこら辺の有象無象では駄目だ。しかし、私とチームを組んでくれるだろうか。
才華は座席を立ちながら周りを眺めた。誰か居ないか?
才華の目に涙が浮かんだ。(駄目だ。ここには居ない。結局、私も有象無象の一人だ。どうしよう)才華は座席に座ると目を擦った。
>>登場人物
鈴木才華17歳
毒島?歳
>>設定資料
DoomsDayルール①。参加者は参加者同士でチームを組む。二人一組。(チームを組めない場合は失格となり、帰還して貰う)
DoomsDayルール②。参加者は首にGPS爆弾を装着する。(何かしらのペナルティが発生すると爆発する)
DoomsDayルール③。最後まで生き残ったチームが優勝する。優勝すれば賞金十億円(一人、五億円)を運営から授与される。
DoomsDayルール④。帰還ポイントに辿り着ければ無事に帰還できる。
DoomsDayルール⑤。一人殺すごとに一千万円が報酬として貰える。(優勝は無理でも賞金を獲得して帰還する事が出来る)
DoomsDayルール⑥。セーフポイントでは食料や備品、弾薬などが補給出来る。(利用は一日、三十分まで。時間を経過した場合はペナルティになる)
DoomsDayルール⑦。地図を渡されるが地図に書いてある境界線を超えてはならない。超えた場合はペナルティになる。
DoomsDayルール⑧。女性の参加者は特別な武器を貰える。
DoomsDayルール⑨。開始から二日後にジョーカーが投入される。ジョーカーを殺した場合は五千万円の報酬が貰える。
DoomsDay補足①。武器は運営から渡された武器に限る。他者の武器は使えない。(使用した場合はペナルティになる)
DoomsDay補足②。武器を紛失、又は故障した場合はセーフポイントで新しい物を貰える。




